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準備が大変

「このカップを加工して下さい。図面を見ると簡単だと思います」


小物鍛冶屋さん加工の依頼をしに来た。


食事用のナイフとホーク、カップ等を作っている工房だ。


「すぐに出来ますね、明日には出来ます。何個御作りになりますか?」


予備も入れて2個でいいか。


「3個お願いします、明日取りに来ます。カードで支払います」


カーヤさんのカードで支払う。3個にしたのは祭りの期間に何かあったら困るからだ。





「親方、次はこれを作って下さい。図面です、寸法を必ず守って下さい。はまる様になっている物に取り付けるので」


「これは簡単だな、何個いるんだ?」


「3個です、明日には出来ています」


「これなら、すぐに出来る。今日でもいいぞ」


「明日にします、それを取り付ける物が明日出来るので、ここで組み立てます」


「分かった、何が出来るか楽しみだな」





「亀亀、食事だよ。お祭りが終わらないと次の食事を持って来れないと思う。少しは大きくなったかな」


あれ以上大きくなっても誰にも分からないけど、大きくなるのだ。


「お、今日も南に向かう船だ。シーラさんは何処に居るのかな、大きな船だから見ればすぐに分かるな」


「いつか倒すぞ、クラーケン・・・・僕は空を飛べる様になって海での対決をしてやるからな~」


魔法で空を飛べるかな、飛べたらローランドにも行けるな。


さて帰るか、祭りまで忙しい。






「完成したぞユーリ、図面通りに出来た。寝るな、俺は徹夜したんだぞ」


「後5分寝かせて下さい。10分経ったら動きを見ます。起こさないで下さい」


「起きろ~」


耳の横でそんなに大声を出されたら寝れない。


「我が儘だな親方は、そんなに気になるんですか?」


「気になるよ、急がなくてもいいのに徹夜したんだから」


僕が頼んだ3日後には、どうしても気になると言って工房まで連れてこられた。


市場で買い物していたら『見つけたぞ~』と叫んで走って来た、走るの遅かったけど。


今どき学園祭でも徹夜なんてしないのに・・・・僕が高校生の時の事だけど。


親方がやる気を出して徹夜したので全てのパーツを組み立てる事にした。


「親方、そっちを持って下さい」


僕は台を持って来て親方の持っているパーツの下に置いた。


「ああ、もう降ろしていいのか」


「はい、そこに合う様に下ろして下さい」


上は親方に任せて足物の板の動き具合を確認する。


ギアのかみ具合を動かして確認して「滑らかであまり力が要らないな」


全てのパーツを組む事が出来て「おい、この動きは何なんだ。これで終わりか」


「今のところ終わりです、ご苦労様です。当日までここに置いといて下さい。あと2台よろしくお願いします」


「え、1台だよな頼まれたのは」


「いや、親方の腕がいいから、あと2台は作れますよ。頑張りましょう、お祭りの為です」


「もう疲れた、ダメだもう眠い」


親方の肩を叩いて「大丈夫です、寝た後に作れば間に合います。おやすみなさい」と言ってあげた。






「カーヤさん屋台は出来ました、料理を作りまくるので販売をよろしくお願いします」


カーヤさんは陳列の整理を止めて僕の両肩に手を掛けえ僕を揺らして遊んでいるのかな。


「出来たの、ユーリが食材を沢山買うから、我が家の貯蓄が尽きそうなのよ。売りまくるしかないのね」


そうなのだ、カーヤさんのカードから食材を一遍に買った。一遍・・・・いい言葉だ。


一遍を色々な食材で試した・・・・買ったので我が家の2階と3階は食材で一杯だ。


一遍をしたために3階が食材で一杯になったので、2階の床を急いで張る事になった。


家に食材の在庫を沢山詰め込んだ?・・・置いたので、1階の壁のない所、入口の以外に仮の壁を作った。


仮のドアも付けて、食材の衛生管理をする。主に風と埃などから食材を守る。


壁とドアを作ったので、お祭りで売る予定の料理を作る事が出来る様になった。


「いつ試食をさせてくれるのよ」


「ダメです、危険なのです、当日まで秘密なのです」


「何で秘密なのよ、お願いよ先に食べさせて、心配になるじゃない」


「大丈夫です、味は美味しいはずです。それに他にする事があるので忙しいのです」


「ねえ、何でさっきからですです言っているの」


「です、忙しいのです」


食材を一遍に買って、もう買う物がなくなったのでカードを返して街の外に向かう。






「遂に完成した、炭だ~。これで出来るぞ、ついでだから炭を一杯作るかな」


見張りの仕事の時に練習した釜を森の中に作った。


炭を作るのに時間が掛ったが、この炭がないとお祭りの食べ物が作れない。


炭は木で作ったの物と団子状の炭を沢山作った。


「出来たけど、荷車がないと運べない程作ってしまった。お祭りの間は無くなっても作りに来れないからこれでいいんだだ」


いつも借りている荷車をおじさんに借りに行ったら『お祭りの用意は出来ているのか、何か手伝うか?』と聞かれたので『当日まで、僕だけで大丈夫です』と答えた。


お祭りまで2日だ、ほぼ準備は終わった。


「これからも炭が作れるのがありがたいな。タダだし街から近いからいつでも来れるぞ」






「ユーリ、久しぶりね」


「シーラさん、お帰りになったんですね。どうでした、買えましたか?」


シーラさんが最高の笑顔をしているぞ、面白い物でもあったのかな。


「ふふ、買えたわよ。ユーリの紹介と言ったら『何個でも用意します』と言われたわよ。紹介がなければもっと待たされたわね」


そうなのか、聞いてみるかな。


「何個買ったんですか?」


「冷えるんですを1000個、冷えるです改を100個よ」


この人何者ですか、そこは聞かない。今までの経験で聞いてはいけないと感じる。


「沢山買いましたね、ニーナさんにもお配りになったんですか?」


「今日の昼頃に届けたわ、ユーリにあげるわよ」


「いえいえ、そんな高価な物貰えませんよ」


「ダメよ、どれだけお世話になっているか、それに今夜の夕食のお礼も兼ねているから貰ってね」


なるほど、配り上手なんだな。今夜の夕食?


「今夜の夕食とは何の事ですか?」


また笑顔だ、舌を出して手でなぞているぞ。獲物を狙っているライオンみたいだ。


「聞いたのよ、ユーリが凄く美味しい料理を作れるとそれなら食べたくなるでしょう。冷えるんです改を置いたらニーナの屋敷に行くわよ」


誰ですか、僕の事を話したのは、冷えるんです改が貰えるのか・・・・どうするかな、新しい家に置いたら便利だけど女性から物を貰うと高くつくとバレンタインデーは教えてくれました。


義理で配って10倍以上の物をねだる女子。


既に断れない事は分かっている。


「分かりました、大きい借りをいつか返します。貸して貰うお礼に、2人に美味しい料理を作ります」


「そうそう、さあ行きましょう。さあ行くわよ」


最後の行くわよは、メイドさんに行っているんだな。大きい馬車がこちらに来る。


市場でふらついていて、偶然僕を見付けたのかな、魔法・・・・サーチでも使えるのか。


「ギルドのレティさんに聞いてきたのよ、サーチ?の魔法は使えないわよ」


何故僕の口は心の声を話してしまうのだ。


「新しい家を建ててるそうね、どんな建物か楽しみだわ」






「凄~い、よくこの大きさの家を1人で建てたわね、今までに見た事ない建物ね」


「木材だけで作るための工夫をしたので、他の建物とだいぶ違いますね」


シーラさんと話していると、冷えるんです改を運ぼうと、男性の皆さんが、頑張っているので手伝う。


「僕が持ちます、一旦置いて下さい」


僕の言われた通りに、その場に置いてくれたので両手を広げてがしっと掴んで持ち上げる、成長すると大きい荷物に手が回ってたいての物は運べるな。


「通ります~」


「ユーリ、力持ちなのね」


「冒険者を目指して鍛えてますから」


冷えるんです改を1個に冷えるんですを2個貰った。


仮の壁が出来ていて良かった。


「中を見ていいかしら?」


「どうぞ、まだ途中なので見るなら3階の方がいいです、家具はありませんが部屋が出来ています」


シーラさんに続いて3階に来たら「あら、中は何処も見れないわよ」と言われてしまう。


忘れていた、食材が詰め込んであるんだった。


「すいません、お祭りの食材を置いていたのを忘れていました」


「あら、ユーリはお祭りで何かするの?」


シーラさんが何か考えているぞ。


「見に行ってみようかしら、何か面白い事をするんでしょ?」


僕が答えるより先にシーラさんが見に来ることが決定したな。


「面白くなればいいなとは思います」


3階を見て回ったが他も同じだったので、ニーナさんの屋敷に向かった。








ニーナさんの屋敷の厨房でオーク肉の薄切りをしている。


既に冷えるんです改にオーク肉が入っているのを見つけて、簡単で美味しいしゃぶしゃぶにする事にした。


屋敷には色々な種類の野菜も有るので、しゃぶしゃぶ用に切っていく。


貴族様はやる事が早い、ビールも冷えている。


最高の食事になるのがこの時決まった。


そうだ、お礼なんだからビーフシチューを明日の為に作ろう、しゃぶしゃぶは料理とは言えないよな。


まだ夕食の時間には早い、最高のビーフシチューを作ろう。


ワインが有ったので、ワインベースの大人の味に決定だな。





「はい、しゃぶしゃぶ。一緒にお願いします」


「「「しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ」」」


食べる為の儀式が終わったので、2人に食べて貰おう。


「お皿のタレに少しつけて食べて下さい。その後はお肉でも野菜でも好きなのを食べて下さい、肉は今の様にしゃぶしゃぶして下さい」


「美味しい、さっぱりしていてタレがそれを引き立てているわね」


「始めて食べるわね。なるほど、これが温まるんですをテーブルで使う時の料理法なのね」


2人は喜んでくれている、美味しいんだろうな。


「しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ」


ニーナさんがしゃぶしゃぶしている。


「あの、しゃぶしゃぶはお湯をとおす事を教える為なのでもう言わなくていいです」


「あら、面白いから言いたくなるわよ」


楽しいならどんな食べ方でもいい。


「ビールも冷えていてしゃぶしゃぶに合うわね」


「そうね、温かい食べ物、冷たい飲み物の組み合わせがより美味しくしてくれる」


2人はとても美味しいと話もはずんで食事をした。


食事が終わると、食事のお礼と冷えるんですのお礼を言って屋敷を後にして家に帰った。


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