第12話
「よいしょっと……」
ヌトクとの戦いを終えた翔は先へ進み重い扉を開ける
そこは少し開けた部屋が拡がっていた。
「相棒も来てたのか」
声の先にはシルヴァが立っていた。
「まさか合流できるとはな……。だけどいったいこの部屋は何の場所なんだ」
「さっき俺が倒したガーディアンが言うには知将の間といって、さらに知将と呼ばれる手強い奴等がいるみたいだぜ」
シルヴァの話にさらなる激戦を予想した翔。
不安を感じながらも決心を固めシルヴァに合図を送ると共に前へ歩を進めた。
◇◇◇
「よくここまでたどり着いた。まぐれであってもその勇気だけは認めよう」
先の部屋へと進んだ翔達に知将が称賛の言葉を送る。
「私は知将ディーノ。さあ、私と戦うのはどちらかな?」
「ここは俺が行く……」
翔が先陣をきり前へと出る。
「「ライブオン」」
◇◇◇
「私の先行! 赤の魔石を配置して空牙竜傑ガトスを召喚!」
【空牙竜傑ガトス】
モンスター/魔力:赤2
種族:空牙・戦士・竜人/攻2/体2
【ディーノ/LP5】
場:[空牙竜傑ガトス/2][/][/][/][/]
魔石:赤の魔石×1
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 赤の魔石を配置してレイアックス・ドラゴンを召喚!」
【レイアックス・ドラゴン】
モンスター/魔力:赤2
種族:竜人・剣士/攻2/体2
「レイアックス・ドラゴンで相手プレイヤーを攻撃!」
ディーノ(LP5→4)
【翔/LP5】
場:[レイアックス・ドラゴン/2][/][/][/][/]
魔石:赤の魔石×1
手札:5
魔力:0
「私のターン! 空牙竜傑ボガ―レイを召喚!」
【空牙竜傑ボガ―レイ】
モンスター/魔力:赤4
種族:空牙・戦士・竜人/攻4/体4
「空牙竜傑ガトス、空牙竜傑ボガ―レイで相手プレイヤーへ直接攻撃!」
翔(LP5→3)
【ディーノ/LP5】
場:[空牙竜傑ガトス/2][空牙竜傑ボガ―レイ/4][/][/][/]
魔石:赤の魔石×2
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 赤の魔石を配置して砲撃竜ガトリングワイバーンを召喚!」
【砲撃竜ガトリングワイバーン】
モンスター/魔力:赤4
種族:翼竜・武装/攻4/体4
「レイアックス・ドラゴンと砲撃竜ガトリングワイバーンで相手プレイヤーに直接攻撃!」
ディーノ(LP4→2)
【翔/LP3】
場:[レイアックス・ドラゴン/2][砲撃竜ガトリングワイバーン/4][/][/][/]
魔石:赤の魔石×2
手札:5
魔力:0
「私のターン! 赤の魔石を配置して空牙竜帝デピスビート・ドラゴンを召喚!」
【空牙竜帝デピスビート・ドラゴン】
モンスター/魔力:赤6
種族:空牙・竜人・龍帝/攻6/体6
[特質]このカードを召喚した時、相手の魔力8以下のモンスター1体に6ダメージを与える。
「空牙竜帝デピスビート・ドラゴンの効果で砲撃竜ガトリングワイバーンに6ダメージ!」
砲撃竜ガトリングワイバーン(体4→0)
「空牙竜帝デピスビート・ドラゴンでレイアックス・ドラゴンに攻撃」
レイアックス・ドラゴン(体2→0)
「空牙竜傑ガトス、空牙竜傑ボガ―レイで相手プレイヤーへ直接攻撃!」
翔(LP3→1)
【ディーノ/LP2】
場:[空牙竜傑ガトス/2][空牙竜傑ボガ―レイ/4][空牙竜帝デピスビート・ドラゴン/6][/][/]
魔石:赤の魔石×3
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 赤の魔石を配置、紅竜騎神ドラン・ブレイザーを召喚!」
【紅竜騎神ドラン・ブレイザー】
モンスター/魔力:赤6
種族:火竜・龍神/攻6/体6
《連撃2》(このカードが直接攻撃する時、相手プレイヤーに2ダメージを与える)
[特質]:このカードを召喚した時、このカード以外の全てのモンスターに6点のダメージを与える。
「紅竜騎神ドラン・ブレイザーの召喚時効果発揮! 相手モンスター全てに6点のダメージ!!」
空牙竜傑ガトス(体2→0)
空牙竜傑ボガ―レイ(体4→0)
空牙竜帝デピスビート・ドラゴン(体6→0)
「紅竜騎神ドラン・ブレイザーで相手プレイヤーに直接攻撃!!」
ディーノ(LP2→0)
◇◇◇
「さすがといったところでしょうか……」
黒煙をあげながらディーノは苦しげな表情を浮かべる。
「しかし知将は私だけではありません。あなた達は他の知将によって倒されることでしょう……」
ディーノは望みを託すようにデッキを置くと消えていった。