第11話
ガーディアンを倒し先へ進むシルヴァの前に新たな刺客が姿を現す。
「貴様かぁ、侵入者っていうのは……」
大きな壁のように佇む刺客はシルヴァを覗くように眺めながらあざ笑う。
「どんな奴かと思ったが大したことはなさそうだな」
「あまり甘く見てると痛い目見るぜ……!」
「フン! 鉄槌と呼ばれたこのゴイル様に大口を叩いたことをすぐに後悔させてやる!」
「「ライブオン!!」」
◇◇◇
「俺の先行! 黒の魔石を配置し魔拳剛鬼スクナを召喚!」
【魔拳剛鬼スクナ】
モンスター/魔力:黒2
種族:闘神・戦士・悪魔/攻2/体2
【ゴイル/LP5】
場:[魔拳剛鬼スクナ/2][/][/][/][/]
魔石:黒の魔石×1
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 青の魔石を配置して幻星竜ラプラを召喚!」
【幻星竜ラプラ】
モンスター/魔力:青2
種族:古竜・ミスト/攻2/体2
「幻星竜ラプラで相手プレイヤーに直接攻撃!」
ゴイル(LP5→4)
【シルヴァ/LP5】
場:[幻星竜ラプラ/2][/][/][/][/]
魔石:青の魔石×1
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 黒の魔石を配置、魔拳剛鬼バルガスを召喚!」
【魔拳剛鬼バルガス】
モンスター/魔力:黒4
種族:闘神・戦士・悪魔/攻4/体4
「魔拳剛鬼スクナ、魔拳剛鬼バルガスでプレイヤーを攻撃!」
シルヴァ(LP5→3)
【ゴイル/LP4】
場:[魔拳剛鬼スクナ/2][魔拳剛鬼バルガス/4][/][/][/]
魔石:黒の魔石×2
手札:5
魔力:0
「俺のターン、青の魔石を配置して幻星竜ホワイティアを召喚!」
【幻星竜ホワイティア】
モンスター/魔力:青4
種族:守護者・古竜/攻4/体4
「幻星竜ラプラ、幻星竜ホワイティアで相手プレイヤーに直接攻撃!」
ゴイル(LP4→2)
【シルヴァ/LP3】
場:[幻星竜ラプラ/2][幻星竜ホワイティア/4][/][/][/]
魔石:青の魔石×2
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 黒の魔石を配置して魔拳剛鬼ムドウを召喚!」
【魔拳剛鬼ムドウ】
モンスター/魔力:黒6
種族:闘神・戦士・悪魔/攻4/体4
[特質]:このカードを召喚した時、相手モンスター1体に4ダメージを与える。
「魔拳剛鬼ムドウの召喚時効果で幻星竜ホワイティアに4ダメージ!」
幻星竜ホワイティア(体4→0)
「魔拳剛鬼ムドウで幻星竜ラプラに攻撃!」
幻星竜ラプラ(体2→0)
「魔拳剛鬼スクナ、魔拳剛鬼バルガスで相手プレイヤーを攻撃!」
シルヴァ(LP3→1)
【ゴイル/LP2】
場:[魔拳剛鬼スクナ/2][魔拳剛鬼バルガス/4][魔拳剛鬼ムドウ/4][/][/]
魔石:黒の魔石×3
手札:5
魔力:0
「俺のターン! 青の魔石を配置して幻星煌龍エリシオンを召喚!」
【幻星煌龍エリシオン】
モンスター/魔力:青6
種族:古竜・神獣・守護神/攻4/体4
《連撃2》(このカードが直接攻撃する時、相手プレイヤーに2ダメージを与える)
[特質]:このカードは相手モンスターに防御されない
「これで終わりだ! 幻星煌龍エリシオンで相手プレイヤーに直接攻撃!」
ゴイル(LP2→0)
◇◇◇
「おぉぉぉッ!!!」
空を仰ぐようにゴイルは手を伸ばす。
「ぐぅ……中々の実力者と見た。だが、この先にある知将の間ではどこまで通用するかな……」
「知将の間?」
「そうだ……。この先でデスキャッスルの中層を守る知将達が貴様ら侵入者を待っている。ククク……どうなるか見ものだな」
不気味な笑みを残しゴイルは黒煙と一緒に消えていく。
シルヴァは一寸の不安を覚えながら目の先にある大きな扉を見つめた。