第1話
一人の少年がひょんなことから異世界に召喚された。
彼の名前は鳴上 翔。カードショップで友達と遊んでたら異世界に飛ばされたのだ。
そして元の世界に戻るにはこの世界のどこかにいる古の賢者を倒し願いを叶える必要がある。
「鳴上 翔。君はライブバトラーに選ばれたのだ。そしてその運命として戦いに勝ち自らの願いを叶えるのだ」
神(自称)の変な老人が翔へ伝える。
「とりあえず、ひたすらカードバトルするしかないってことか……」
「そのとおりである。まずは始まりの街レクトへ赴き、ライブバトラーとしての腕に磨きをかけるとよい」
そう言うと神は遠くを指差す。
「レクトの街はここから先へ進んだ先にある。さあ行くのだ少年よ。そして願いを叶えた暁にまた会おう」
そう言い残すと神様はどこかへ消えてしまった。
◇◇◇
始まりの街 レクト
「で、レクトに着いたわけだ。まずは情報収集がてらその辺の人に訊くか」
街の中へ繋がる門を通ろうとした時、一人の門番が前をふさぐ。
「ちょっと待った! 貴様、誰の了見を得てこの街へ立ち入ろうとしている! この先に進みたくば、レクトの番人であるこの私を倒してみよ」
「なんかようわからんけどいきなりバトルか。いいぜ、望むところだ!」
「「ライブオン」」
◇◇◇
「私の先攻。緑の魔石を配置して樹木の戦士を召喚だ!」
【緑の魔石】
魔石カード
[起動]:緑の魔力2点を発生する。
【樹木の戦士】
モンスター/魔力:緑1
種族:植物/攻1/体1
【番人/LP5】
場:[樹木の戦士/2][/][/][/][/]
魔石:緑の魔石1
手札:5
魔力:緑1
「俺のターン。赤の魔石を配置してドラグソルジャーを召喚」
【赤の魔石】
魔石カード
[起動]:赤の魔力2点を発生する。
【ドラグソルジャー】
モンスター/魔力:赤2
種族:竜人・戦士/攻2/体2
「ドラグソルジャーで攻撃」
番人(LP5→4)
【翔/LP5】
場:[ドラグソルジャー/2][/][/][/][/]
魔石:赤の魔石×1
手札:5
魔力:0
「私のターン。緑の魔石を配置。ウッドゴーレムを召喚」
【ウッドゴーレム】
モンスター/魔力:緑2
種族:植物・兵士/攻2/体2
「樹木の戦士とウッドゴーレムで攻撃する!」
翔(LP5→3)
【番人/LP4】
場:[樹木の戦士/2][ウッドゴーレム/2][/][/][/]
魔石:緑の魔石×2
手札:5
魔力:0
「俺のターン。赤の魔石を配置。レッドワイバーンを召喚」
【レッドワイバーン】
モンスター/魔力:赤4
種族:翼竜/攻5/体2
「2体のモンスターで直接攻撃だ」
番人(LP4→2)
【翔/LP3】
場:[ドラグソルジャー/2][レッドワイバーン/2][/][/][/]
魔石:赤の魔石×2
手札:5
魔力:0
「私のターン。緑の魔石を配置。大樹の精霊ドリアードを召喚!レッドワイバーンを破壊!」
【大樹の精霊ドリアード】
モンスター/魔力:緑6
種族:植物・妖精/攻3/体6
[特質]:このカードを召喚した時、相手の体力2以下のモンスター1体を破壊できる。破壊した場合、このターンの間、このモンスターは攻撃できない。
「樹木の戦士とウッドゴーレムで攻撃!!」
翔(LP3→1)
【番人/LP2】
場:[樹木の戦士/2][ウッドゴーレム/2][大樹の精霊ドリアード/6][/][/]
魔石:緑の魔石×3
手札:5
魔力:0
「俺のターン。赤の魔石を配置して……魔法、ギガフレアを使用!」
【ギガフレア】
魔法
[特質]:墓地から種族:竜人・翼竜・火竜のモンスター1体を除外して、相手のモンスター3体に2ダメージを与える
「相手モンスターへダメージ! さらに俺はマグマリザード2体を召喚」
【マグマリザード】
モンスター/魔力:赤3
種族:竜人・魔獣/攻3/体3
「マグマリザードでドリアードを攻撃! 残りの2体でプレイヤーへ直接攻撃だ!」
番人(LP2→0)
◇◇◇
「合格だ少年!君をライブバトラーとして認めよう!」
そう言うと番人が道を開ける。
「ようこそ始まりの街レクトへ!少年の武運を祈る!」