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優等生の受難  作者: 有葉 天菜
3/3

運動神経人並み以上!?

前話で体操服がズボンじゃなくてブルマって知った晶ちゃん。見た身は美幼女(15歳)になっても男子の時と変わらない凄い運動能力で…

3話「体力測定」

いよいよ始まる体側測定、体操服がズボンじゃなくてブルマだったなんて些細なことだ(と思いたい)

そう言えばこれ、2人1組らしいけど相手決まらねぇな…なんで出席番号で相手決めないんだ?ぼっち作成botかなんかかあの教師は?

「ねぇ、晶ちゃんこの体力測定かなりやる気満々!って感じだったけど運動好きなの?」

「ん?あ、そうだな…なんて言うか、好きって言うよりも自信があるからこの能力を早くほかの人に見せつけたいっていうか」

「へー、そんなに運動得意なんだ!じゃあ私とバディ組んでよ!体力測定だと2人1組だからいつものメンバーだと1人余っちゃうから晶ちゃん入ったら4人で2組作れるからね!」

「1人…余らされたのか?」

「うっわぁ…晶ちゃん酷い…(しくしく)」

「あ、ごめん。普通に言い方が悪かった」

「バディ組んでくれたらいいよ!」

「バディは俺もいいよ、相手がいなくて困ってたんだ」

「いぇーい☆じゃあ今日一日よろしくね!」

うん、なんかすんなり相手決まったわ。心がいなけりゃ最後までぼっちだったから正直助かる。

「あ、そう言えば体力測定って順番決まってなかったよな?心はどこから行きたい?」

「ん~、私はどこでもいいかなぁ…ウチの学校体育男女別じゃないから気になる男子とかいる?いたらついて行ってもいいけど~???(ニヤニヤ)」

「アホ、いるか。入学してそうそう気になる男子がいてたまるか。って言うか俺が男子に恋するとか絶対有り得ん」

「嘘…もしかして晶ちゃんって…女の子好き?」

「同性愛否定すんのかコラ」

「え、マジ?私狙われてる?」

「冗談ですー、俺は今は恋愛とか興味ないから。それに心狙うなら一人でいた方がマシだわ。まぁ、スタイルいいし顔もいいからパッと見騙されるかもしれないけど性格がな~?」

「晶ちゃん酷い!今日の晶ちゃんいつもに増して酷いよ!私のことそんなに嫌い!?」

「嫌いじゃねぇよ!むしろ(友達として)大好きだよ!って言うか今いつもに増してって言った?え?いつもの俺そんなに酷い?」

「すっ…!!」

「友達としてだ。さっき言ったばっかりだろうが…で、もっかい聞くけどいつもの俺そんなに酷い?」

「うん」

「えー…どこが?」

「そこは自分で考えなきゃ☆」

「えー…あ、結局何からするか決めてない。何からしようか?」

「こっからだと砂場が近いから走幅跳からしない?」

「おっけー」

こうしてようやく俺らの体力測定が始まった


第1項目(走幅跳)

「おい!草部さん7m25cmとんだぞ!」

「マジかよ!俺なんて6.5mないぞ!」

「あのちっさい体のどこからあんな記録が出るんだよ…」

「おい、今ちっさいっつったやつ出てこい。締めるから」

「「「俺が言いました!」」」

「うわ、こいつらドMばっかりかよ…引くわー」

「晶ちゃん凄いね!私なんて5mしかなかったよ~」

「ふふふ、俺が体力測定楽しみにしてた理由が分かっただろ?」

「うん、ほんとにすごいよ!」

「もっと褒めてもいいのだよ」

「いよ!未来のオリンピック選手!」


第2項目(上体起こし(30秒))

「おい!また草部さんがやったぞ!」

「40回!?あいつ透明なワンダーコア使ってるんじゃねぇか!?」

「腹筋も割れてるんだろな…腹筋割れてる女子のお腹触りたい」

「おい、今の俺の体触ったの誰だ」

「あ、晶ちゃんごめん。ちょっと気になって触っちゃった…」

「なんだ心か、触る前に一言言って欲しかった。まぁ、聞いたら断ったと思うけど」

「「「ちくしょう俺も触りてぇ!女子に生まれてきたかった!」」」

「ははは…(俺も女子に生まれてきた訳じゃないんだけどな…)」


第3項目(反復横跳び)

「嘘だろ!またまた草部さんやりやがったぜ!」

「ミスなく高速でやってやがった…」

「まるでゴキブリだな…」

「おいちょっと今ゴキブリって言ったやつ放課後体育館裏に来い」

「あらあら晶ちゃんまさか告白?ついさっき俺は恋愛なんて興味無いぜ…キリッって言ったばっかりなのに〜?」

「心さん?良かったら今のどこに告白要素があったか教えてくれる?」


第4項目(長座体前屈)

「う~…こればっかりは無理だぁ…」

「晶ちゃんにも欠点あるんだね」

「あるだろ普通、完璧人間なんてそうそういねぇよ。いるならなりたい」

「晶ちゃんその完璧人間だと思ってたから欠点があって安心した☆」

「おい…ちゃんと録音したか?草部さんのさっきのセリフ」

「あぁ、バッチリだ。俺はあの『う~』だけで1週間は断食できるぜ」

「よくやった!後でそのデータ俺にもくれよ?」

「データはコピーさせないし大元も消す。あとちゃんと飯食えお前ら」

「「「草部さん優しい…」」」

「あと先生にお前らが授業中にスマホ触ってたの言ったから」

「「「ひでぇよ草部さん…」」」


第5項目(100m走)

「ちょっと晶ちゃん凄いwww100m10.8秒ってwwwカール・ルイスじゃんwww」

「カール・ルイスは10秒きってるぞ奏。奏と涼子はもう全部終わったの?」

「終わったよ~。ところでさっきから晶ちゃんの周りで騒いでた男子達はどこに行ったの?」

「あー、うん。さっき先生にどっかに連れてかれたぞ」

「放課後に体育館裏来れないかもしれないね☆」

「えー、もしかして晶ちゃん好きな人出来た?告白しちゃう?w」

「そういうのじゃねーし心も変な事言うなよ」

「ホントのことしか言ってないんだけどなぁ」

「そういう問題じゃありません」

まぁ、男子がなんだかんだ言ってたがこれで体力測定は終わりだ。ふふふ…この記録のおかげで高校生活最高のスタートを切れたぜ…なんか男子達からすげぇリスペクトされる未来も見れる…女の子になっても、身体能力変わらなかったからな、ほんとに助かったぜ。


3.5話「我慢ができない」

「なぁ心」

「何晶ちゃん?まだブルマ恥ずかしい?」

「いんにゃ、その事はもう諦めた。この体操服を選んだ理事はまだ恨んでいるが。と言うより時間が無いんだけど」

「???」

「あの、その…トイレ行ってきていい?体力測定バディがいないと出来ないけど」

「晶ちゃん!」

「な、何?漏れそうなんだけど」

「え?漏れそう?」

「俺が飲むぞ」

「いや、俺が」

「お前らうるさい!そこになおってろ!」

「「「はい!すみません!」」」

「晶ちゃん!早く行っていいよ!私気にしないから!」

「うん、ありがと」

~少女お花摘み中~

「待ってくれてありがと、心」

「ううん、いいよ!でも晶ちゃん体育の前にもトイレ言ってなかった?」

「あー、言ってたんだけど前みたいにトイレとか気にせずガブガブ飲んじゃって…前みたいに我慢できないのにな」

「昔は我慢できたの?我慢できなくなるとかあるんだね?」

「うん、昔はな。高校入ってから我慢しにくくなっちゃった」

「そういうこともあるんだ…でもこれからはちゃんと計画的に水分をとること!昔ほどトイレ我慢できないなら尚更だよ!」

「う、うん。気をつけるよ」

「ならよし!」

この後トイレ我慢できなくなったのが不思議で調べてみたが女子の膀胱は男子より小さいらしい。身長が低くなった俺なら尚更だ。それと、男子は管が長いのに対して女子は管が短いからっていうのも理由らしい。心の言う通りこれからは水分補給も計画的にしなけりゃ行けなさそうだ。ほんと女子ってめんどくせぇ…

くそ久しぶりに書きました。晶ちゃんは私の理想をまんま書いているので尋常じゃないくらいハイスペックです。(って言うかこんな人間男子でもいない)

今回TS要素が少なめですが最後にしっかり入れたので最後まで読んでくれた人は満足できたのではないかと!ないかと!

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