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4話 レパートリー増やしたいなぁ。


午後の業務もそれなりにつつがなく終わり、苦手意識はあるが隣の席のコスモクロアさんに挨拶をして、顔見知りの先輩方には会釈をしてから、ギルドから出た。…ひぃぃ、コレで良かったのかなぁ。お手伝いの時は取り敢えず近くの人に「お疲れ様でした、失礼します。」と言ってただけだからなぁ…。


「はぁ…しんどい。」


「概ね順調な滑り出しやったと思うけどなぁ。」


「まぁ…普通に考えれば、そうですよね。」


コスモクロアさんからは悪意みたいなものは感じなかったけど…うーん、多分通常精神状態なら平気だったのかな。ルナさんを大人っぽくしたみたいな感じだしなぁ…でもルナさん、ああ見えてパーソナルスペースは普通だからなぁ。…うん、明日は多分…多分大丈夫だろう。


「なぁなぁ、お嬢さん。それってフラグか?なぁなぁ、それってフラグなんか?」


「違うから。違うようにするから。」


影の精霊から何とも不吉な事を言われて、もう既に明日が不安になってきた。別に私は、さっきの気持ちはフラグのつもりはなかったのだが…影の精霊のせいで、フラグにしか思えなくなってきた。


「まぁ、大丈夫やろ。お嬢さんやし。大丈夫大丈夫。」


「ルナさんにも言われたけど…何だよそれ。」


影の精霊め…そりゃ、コスモクロアさんとの関係は私次第だから、影の精霊がどうこう出来ないから他人事になるのは仕方ないけどさ。


いや…寧ろ影の精霊がどうこうしたら大問題が起きそうだからやめて欲しい。これはフリでもなんでもなくやめて欲しい。耐性があってもキツい時があるのに、未耐性の人にやるとか正気の沙汰ではないよ。だからお願いします目を輝かせないで下さい。


「仕方ないなぁ…今日の所は一先ず引き下がるで。んで話は変わるんやけど、体調どないなん?」


「そりゃどうも。…言われてみれば、もう匂いで気持ち悪くなる感じはないな。普通に料理を作っても大丈夫かも。」


あんなにしんどかったのになぁ…本当何が原因なんだか。朝と変わったとこれと言えば…時間か?


『私』の頃から今まで、学校や仕事が終わった時間から元気になるタイプではあったけど…でも確か、夕方から元気になるって精神的にはあんまりよろしくないんだっけ。でも、休日だったら朝でも元気だからなぁ…緊張から解放されるから元気になるんだな。朝になったら憂鬱なんじゃねぇかとか言わないお約束だからな、影の精霊。


「お嬢さん、それはフリにしか聞こえへんで!!」


「…もうそれでいいです。」


あ〜、ルナさんや由榎さん招待してホームパーティーみたいなのやりたいなぁ。何かガッとした料理作りたいなぁ…今度実家に帰った時、料理長にパーティー料理習おうかな。


「お、パーティー料理か。何を作るんや〜?」


「いや、ルナさんや由榎さんの予定聞いてませんから…二人の予定を聞いてから考えないと、絶対大変な事になりますから。」


スマホを取り出して、ルナさんと由榎さんにメッセージを送り…取り敢えずスーパーを覗いた。冷蔵庫には食材あるけど…何だろうね、何も用事がなくてもスーパー覗いてしまうなぁ。


「あ、ルナさん達から返信来た。」


ルナさんからは『ハイ喜んでー!!』、由榎さんからは『別に構わないけど、何かあった?』と…少し心配を掛けてしまったみたいだ。…ただパーティー料理を作りたかっただけと言う、何ともわがままお誘いしたのが申し訳なくなった。


「それでも食材をカゴに入れる手を止めへんお嬢さんであった〜。」


「こう言うのは、美味しい料理を作っておもてなしする事が最大のお詫びだと思いますから。」


取り敢えず、入り口近くにキャベツが安く売られていたから…キャベツをメインにした料理は確定かな。…キャベツのメイン料理でロールキャベツしか思い浮かばない辺り、私もまだまだ修行が足りない。何の修行かは分からないけど。




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