【イビル】
「あ〜、お帰り。
それと、なんだ、背負ってる奴はお前の連れか?」
「はい、倒れていたので身元が分かるまで預かろうと思います。
とりあえず俺と同じ期間で泊まろうと考えていますので追加の代金は幾らですか。」
「あ〜、部屋が同じなら銅貨18枚だぞ。」
「分かりました。
18枚ですね。」
俺はタックさんに銅貨18枚を渡した。
「あ〜、じゃあ、俺は飯を作るけど二人分でいいか?」
「はい、分かりました。
では、私は部屋に戻っていますので夕飯ができたら教えて下さい。」
「あ〜、分かった。」
俺は2階へと上がって泊まっている部屋に入った。
さて、この子はどうするかね。
ベッドに寝かせておくか。
俺は女の子をベッドに置いた。
後はスキルでも調べておこうかな。
「【ステータス】」
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【アンガー】レベル1
レベル1:効果
ATKを2倍にし確率で発狂になる。
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おいおい。
強くなって我を忘れるってか?
まぁ、俺は【フェイス】や【アローン】で発狂になりにくいからいいけどさ。
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【イビル】レベル2
レベル1:効果
悪魔系のものに与えるダメージが2倍になる。
レベル2:効果:オート
悪魔系のものからの攻撃を半減する。
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あ、対悪魔のスキルだったのか。
・・・俺が悪魔って訳じゃねーだろうな。
なんだよ、自爆でもしろってか!!
俺は悪事なんてはたらいてねぇよ!
そう、全部誤解だったから俺は悪くない筈。
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【スロー】レベル1
レベル1:効果:オート
飛び道具の効果が上がる。
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えっと、ダメージも上がるのかな?
それなら毒石も含まれるよな?
毒にかかりやすくなるのとダメージも大きくなるなら凄く良いスキルなんだけどな。
・・・まだ、タックさんからの呼び声が無いな。
【イビル】のスキルレベルを上げちゃおうかな?
あの子で習得出来たスキルだからもしかしたらレベルが上がるかな?
「【スキルトレジャー】レベル2。」
《【イビル】のスキルレベルが3に上がりました。》
《【イビル】のスキルレベルが4に上がりました。》
《【イビル】のスキルレベルがMAXになりました。》
やべぇ、本当に習得出来たぞ!
この子、【イビル】と関係でもあるのか?
まぁ、例え悪魔っ子でも子供には変わらないから世話するけどな。
「【ステータス】」
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【イビル】レベルMAX
レベル1:効果:オート
悪魔系のものに与えるダメージが2倍になる。
レベル2:効果:オート
悪魔系のものからの攻撃を半減する。
レベル3:効果
聖属性の耐性を大幅に下げる代わりに闇属性のスキルの効果を大幅に上げる。
レベル4:効果
使用後、次のスキルに闇属性を付加する。
レベルMAX:効果
種族が悪魔になる。
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「わぉ!」
なんか凄いぞ!
聖属性を下げて闇属性を高めたり付加したり最後に悪魔にもなれるのかよ。
でも絶対に最後のスキルには手を出さないけどな!
いや、悪魔は好きだよ?
地球でもそんな風に呼ばれてたから愛着みたいなのもあるし角や羽、尻尾がある女の子も大好きだよ。
でも本当になるのはね。
魔王説が高くなるからな。
あ!
「起きてる。」
女の子が目を覚ましていた。
黒崎 清
【アンガー】レベル1
レベル1:効果
ATKを2倍にし確率で発狂になる。
【イビル】レベルMAX
レベル1:効果:オート
悪魔系のものに与えるダメージが2倍になる。
レベル2:効果:オート
悪魔系のものからの攻撃を半減する。
レベル3:効果
聖属性の耐性を大幅に下げる代わりに闇属性のスキルの効果を大幅に上げる。
レベル4:効果
使用後、次のスキルに闇属性を付加する。
レベルMAX:効果
種族が悪魔になる。
【スロー】レベル1
レベル1:効果:オート
飛び道具の効果が上がる。




