亜空間の性能
さて、取り調べも終わったし気を取り直して採取に励みますか。
取り敢えず光っている物を片っ端から採取しようかな。
その前に石を持ってっと。
「【スキルトレジャー】レベル2。」
《【ストーン】のスキルレベルが2に上がりました。》
《【ストーン】のスキルレベルが2に上がりました。》
《【ストーン】のスキルレベルが2に上がりました。》
《【ストーン】のスキルレベルがMAXになりました。
上位スキルの【ロック】を習得しました。》
今度は光ってない草を取って。
「【スキルトレジャー】レベル2」
《【ウィード】のスキルレベルが2に上がりました。》
《【ウィード】のスキルレベルが3に上がりました。》
《【ウィード】のスキルレベルが4に上がりました。》
《【ウィード】のスキルレベルがMAXになりました。》
やっぱり上位スキルの有無があるんだよな。
もしかしたら上位スキルの無い物は元々はこの世界に無かったスキルなのか。
それだったらバゲラさんが見たこと無いと言ったのも分かるけど。
でも本当は珍しいスキルでバゲラさんも見たことなかったとも考えられるしな。
どっちかな?
でもそれならシェラムレさんも気付いてるよな。
だって【ステータス】で俺を見たからな。
その時に何か言われると思うしバゲラさんが見たことなかっただけだな、うん。
さて薬草の群生地に着いたな。
にしても周りは解毒草しか無いってどうゆう事だよ。
これじゃあさっき取った毒草セットと大量の薬草しか出せないな。
まぁ、いいけど。
さてでは実験しよう。
「【ルーム】」
まず、【ルーム】を使います。
すると前にも見た出口が一つしか無い部屋が出てきます。
次に取った薬草を一枚だけ入れます。
少し放って置くと【ルーム】の効果が終わったのか部屋が無くなります。
さぁ、もう一回【ルーム】を使って薬草があれば亜空間に採取した物をどんどん入れる事が出来る。
駄目だったらリュックでも買いにレニちゃんに会いに行く。
さぁ、どっちだ!?
「【ルーム】」
・・・有るな、薬草一枚。
ッチ。
まぁ、いいか。
結果はどっちになっても得しかないしな。
さてこの辺の薬草を全部入れてしまおう。
こういうのは早い者勝ちだからな。
全部取っても明日にはまた生えるしな。
一枚入れては裏を見てから亜空間に入れる。
魔薬草や他の亜種があれば喜んでスキルを習得しよう。
全部普通だった。
途中で亜空間が閉じてしまったから間で【ルーム】を使ったりした。
出し入れが思うだけで出来れば楽なのにな。
大体取ったし周りにも魔物の影は・・・居たな。
だがもう怖くない。
なんせ俺は魔物から逃げ切れるからな。
「【ダッシュ】【エスケープ】」
すぐに走る。
そういえばこの二つのスキルを使えるのは【パラレル】のおかげなんだよな。
やっぱ凄いスキルだな。
元々はSPDは5だけど【グラスフィールド】【ダッシュ】【エスケープ】の三つのスキルを同時に発動しているから・・・5倍の25になっているのか。
それは速い、50メートル走を1/5のタイムで走れるからな。
この前のブラッドウルフ達に追いかけられた時は【グラスフィールド】だけしか無かったから7。
優に3倍も増えているから、そら〜速くなるわな。
俺は足の速さに納得しながら門へと向かった。
後ろの魔物?
今回も見当たらなかったよ。
黒崎 清
【ストーン】レベルMAX
【ロック】レベル1
【ウィード】レベルMAX




