プロローグ〜唯一の接触〜
前々からこういう小説を書きたかったので、書ける機会があって嬉しいです。
多少、残酷かつグロテスクな描写が有るかもしれません。そちらのほうが苦手な方はブラウザバックお願いします。
初回はあまり、というか無に近いくらいに何も無いですが、連載をしておりますので、気を長くして読んで下されば幸いです。
「月の光。
それは、私にとってかけがえのないもの。
月の光。これが無ければ私の命は尽きる。
と、思う。
たぶん。
実際問題すごい役に立ってくれてる訳だ。
この月の光。
私の名前は大神 月子。世間一般には、
「快楽殺人魔I」と呼ばれているらしい。
知らんけどな。
別に私自身は、人を殺すことについて、快楽とかそういう物は求めてない。そして悪い事とも思わない。
だって、この世の中人が増えすぎた。これはもう、アウトでしょ。
そんでもって、少しこの私にたまたま特殊な能力が生まれつき備わっているんだもの。
まぁ、漫画でよくあるPK?サイコキネシス?とかいうやつ。
これはもう、利用すべきでしょう。少し前まではものを持ち上げるだけで精一杯だったけど、訓練したらあっ。という間に能力が成長してるんだもん。
あ。で、そうそう。さっき言ってた月の光の事について。もっと知りたい?
なんで、私が月の光が無ければ命を落とすって言ったのか。
知りたいならさ、この本貸してあげる。私の手記。これさ、墓場まで持って行こうかなーとか思ってたけどさ、やっぱやめた。
んでもってさ、やっぱり私にも残虐性があると思うんだ。
だってさ、この格好。見てよ。
いつもみたいに、ほんの少し地球のために、人口減らそうと思ったらさ、
なんか、軍隊きてこの有様。
私を何だと思ってるのかな?
え?化物?君もそんなふうに思ってたんだ。
なんか、悲しいな。
私はさ、好きでこの能力が備わった訳じゃ無いのに、好きで、化物扱いされてるわけじゃないのに。
まぁ、いいや。
実際、こうしてるのも楽しいし。
でさぁ。
そろそろ、銃を降ろしてほしいな。
別に私、こんな力があっても不老不死じゃないし。
流石に脳髄に銃弾ぶち込まれたら死ぬからさ。
まぁ、死ぬことについて恐怖なんて持ってないから、どうでもいいことなんだけど。
最後にさぁ。なんで君が私に銃を向けてるのか教えてくれない?
流石に関係無しに銃を向けてるんじゃ無いでしょう?
さぁ、教えて。
・・・え?
それだけ?
家族と、恋人。私に殺されたから?
ぷっ。あはははははははははははははははは
え?なんで笑うかって?
決まってるじゃん。
君さ、この状態わかって言ってんの?
この世界が絶望した私による私の世界で。
わかってるはずだよね。うん。君は賢そうだもん。だって、私の部下を希望したこと、
あるんだろう?
ぁーあ。なんかこんな呆気ないものだったのかな?人生って。
・・・うん。
喋りすぎたね。
じゃあ、そろそろ行くかな。
本当に最後に一つだけ。
私が死んでも、絶対に私と同じ能力を持った人間が現れるよ。
その時の対処方法は・・・。
うーん。そうだ!そのさっき渡した手記!
その中にヒントが有るよ。たった一人だけ私に傷を負わせた奴がいるから。
よし。喋りたい事も言ったし。
それじゃあね。
ばいばい。」
最後まで見てくださってありがとうございました。