全国貯金行脚(二百文字お題小説)
沢木先生のお題に基づくお話です。
「全国貯金行脚」と「ぺたぺた湿布を貼る」をお借りしました。
律子はスチャラカなOLである。
インターネットで「貯金行脚」を知り実行する事にした。
「やめといた方がいいよ、りったんは飽きっぽいんだから」
彼の藤崎君が言った。
「そんな事ないもん! やり遂げるもん!」
天の邪鬼な律子は藤崎君の忠告を無視し、郵便局巡りを始めた。
手始めに通勤途中にある局からこなして行く事にした。
翌日、筋肉痛の腰と脚にぺたぺた湿布を貼る律子だった。
藤崎君は、
「行脚は一日で終わったな」
と思った。
安直ですみませんでした。