表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/12

<第四話>



「お前、坂城にきにいられたんじゃねぇの?」


僕の横にいた奥山が言った。ニタついた顔に腹が立つ。

僕は不思議な少年の席に向かって歩いた。少年はまだ僕に笑い掛けている。


「びっくりした? 昨日の公園の時点で気づいてくれると思ったんだけどなあ」


笑いを崩さずに語る少年。いたずらっ子みたいに幼い笑顔だ。


「なんで君がこの学校に?」




「言ったじゃないか。やる事があるから、ここにいる。そして、そのやる事の内容を君に知ってもらうためだよ。」


真面目な声と、明るい顔で言った少年。


「ちなみに、サカキ サイトが僕の記号。漢字で書くと、」

サカキ サイトは机から取り出したルーズリーフに坂城 西都、と流れるように書いた。

「こうだよ」





「坂城 西都くん、か。記号って?」



「記号だよ。ここで僕を表す記号。」


何か機械的な感じだ。


「僕は、」


「わかってるよ。浅野 真くん、だよね? これも、」


「太陽の力?」

馴れてしまった。

坂城 西都の会話には。西都は目を大きく開いて笑顔のまま僕の返事を受け取った。



「そう、太陽の力。なんだ、わかってるじゃないか。」

なんたって君のような不思議少年と話しているんだ。それくらいもうわかるさ。 僕は心の中で、そう喋った。

雲が空を覆いだした。

影になって、僕の体には太陽の余韻が残る。

西都には僕が今喋ったことを読めないみたいだった。


チャイムが鳴る。影の教室に湿っぽく響いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ