表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
101/302

101.続・特撮紳士録

・ヨーホー王立公社


「魔王軍討伐戦」後、リック少年の鉄道敷設を受けて設立された、元海運会社。

「ヨーホー」は水夫の掛け声。


・ヨーホー王立映画公社


 ヨーホー王立公社の映画部門が好評過ぎて、大変な資金が集まりすぎてしまったためセシリア社長が立ち上げた映画会社。

 王都の中心部各地に劇場を持ち、更に地方の主要駅に大劇場を持ち、同業他社に圧倒的な優位を誇る。


 当初は他社同様、劇場の演劇を単純に撮影したものを上映しただけだったが、リック監督の「キリエリア沖海戦」で数秒数分ごとに視点を変え、遠景と近景、人々を映したり顔に迫って表情を映したり、更には模型を使ったり複数の映像を合成する「特殊撮影」を使った「新映画」技法を使って業界最高の地位を築いた。


・ブライト・セプタニマ監督

「新映画」の誕生と共に頭角を現した世界的名監督で通称「皇帝」。

 リアリズムを重視し一流の映画を求め、莫大な予算を注ぎ込んで最高級の映画を完成させる。

 そして空想特撮を「まがい物」と決めつけつつ、その反面どこかでリック監督を面白く思っている。

 リック邸で宴会があると上級の酒や肉を持って駆け付ける。


・テンダー・レニス監督

 生き馬の目を抜く監督業界で、珍しく他を立て己を殺す事が出来る、温和な監督。

 その評判と地方観光映画・記録映画の誠実な演出をリック監督に評価されて特撮映画の監督に招かれる。


・カトル・ハベスト監督

 キリエリア、グランテラで愛される文芸作品を題材に映画化する監督。


・ナカロカ・リンコン監督

 喜劇映画の監督。本人は実に生真面目であるが出来た映画は何かブっ飛んで面白い。


・イナカン・ヒゲカン監督

 歴史大作の大御所で、通称「巨匠」。

 しかし作風は現代風で、「天地開闢」では生きづらくなりつつある現代を古代に仮託して演出して見せた。


・オーショー・ナムダ監督

 元従軍祭司という変わった経歴の監督。神の道を映画でも人々に伝えられないかと志し転身。


・アール・ポン技師

 特殊美術、特美班々長。

 旧映画時代からの大道具のプロで、厳しい。

 特撮セットの必要セット数の割り出し、各セットの基本設計を行う。


・キュービ・ズーム技師

 特美班副班長。若手。

 特撮セットの詳細設計、特に破壊される仕組みや火薬、油の仕込み、更にはダニング・プロセス(鏡のトリック)を仕込んだミニチュア等をリック監督の指導で行う。


・モン・ムーコ技師

 合成班々長。根気の要る仕事をひたすら熟すベテラン。

 冗談好きで場を和ませる人。


・アラク・ウッコ技師

 元合成班作画チーフで、現在はヨーホーを退職しウッコ動画工房を立ち上げるも自主映画の制作に辿り着けていない模様。


・フィデリ・ナーベン技師

 火薬、機械等、特殊効果、特効班々長。


・ユピトル・エクリス師

 音楽家。「キリエリア沖海戦」から特撮映画音楽を担当している大家。

 独特の優雅な雰囲気を纏っている。


・オスティオ・ナート師

 音楽家。「ゴドラン」以降の、怪獣や未来映画の音楽を担当する若手。

 リック監督が次々と齎す異世界の、独特の音階、変拍子に悩まされつつ効果的に仕上げていく。


******


ヨーホー名優陣


・スクリウス・ペルソナ男爵

 貴族にして大御所俳優。

 特撮映画の面白さを見抜き、第一回作品「キリエリア沖海戦」以後司令官役、古代の王様役等で常連となる。


・ゲオエテ・アニマ

 人間の弱さから強さまで、内面を演じ切る初老の名優。セプタニマ監督作品の常連。

「ゴドラン」で古生物学者を演じて以降、画面を引き締めている。

 画面だけでなく、若手俳優陣の面倒も色々見ている。


・マイト・スオード

「暴れ馬」とあだ名された元若手俳優で、ヨーホーのトップスターから大御所へと出世。

 これまたセプタニマ作品で主役級を務め世界各国から高く評価されている。

 最初特撮を疑問視していたが、リック監督とのケンカを経て認め合う仲となる。


・ナルキス・タラント

 イケメンたらし男優。「ゴドラン」以降の特撮作品で何回も主演を務める。


・ユーベンス・センペリ

 同じく元若手男優。

「白蛇姫」ではヒロインの熱愛に翻弄される情けない青年を演じつつ、最後に決意する名演技を見せる。

「宇宙迎撃戦」では専門用語をスラスラ述べる学術的な演技も見せる。


・アゲンス・テッテ

 元若手俳優。「ゴドラン」でゴドランを抹殺しつつ自ら死を選ぶ悲劇の魔導士を演じ、以後理知的な役が多い。


・ジニアス・デステナ

 元若手俳優。「地球騎士団」で異星人の統領を演じ、様々な学術的なアイデアを繰り出す天才俳優。彼もセプタニマ作品の常連で豪邸に居候している様子。


・ユース・バンジョー

 若手俳優。「地球騎士団」で魔導士の青年を演じつつ、復興後の王都の都会的な生活を描いた青春映画等で爽快かつ誠実な役柄で好評を博す。


・コモーン・イースト

 初老の名優。年齢以上に皺を刻んだ人相で悪役が多い。

 しかし実は好々爺で、遥か後に超当たり役を掴むことになるのだが。


・デッカー・ナンダー

 若手俳優で、熱血漢役が多い。


・ガトー・ガッハー

 若手とは思えない険しい顔の男優。豪快な笑いが特徴。悪役が多かったが軽妙でしゃれた演技をこなし、デッカー氏と組んで青春凸凹コンビを組む。


・シレー・リック・ジョー

 中堅俳優。声がデカい。荒くれものや歴戦の騎士を得意とする。

 後に特撮映画に無くてはならない軍人役となる。


・ピティ・スクリナ

 元新人女優。「ゴドラン」のヒロイン。


・シンソー・レイジョ

 元新人女優。「地球騎士団」のヒロイン。


******


・王立魔導士協会

 キリエリア王国の繁栄の礎となる魔術を統べる権威。

 同時に知的財産の管理者でもある。


 リック少年が王国に齎した異世界の技術を、魔導士の活躍の場を奪う脅威と見做すことなく、実用化、普及のため協力し王国の復興と発展に貢献した。

 反面知的財産もしっかり確保したため魔導士の収入は結構上がっている様子。


 アイディー夫人の古巣であり、テラニエ出身のアイラ夫人の功績を認め最高位の名誉を与えている。


・王立学院

 文学、史学、芸術の殿堂であったが、リック少年の齎す異世界の知識を分析し体系化するため魔導士協会と協力し、数々の技術を実用化させた。

 幾度となくリック少年を学院に招くが悉く断られている。


******


・ショーウェイ商会

 王国復興とともに交流した商会で、旅商人、旅芸人が母胎の新興商会。

 鉄道駅付近にヨーホーと対抗する大商店に劇場を持ち、旅芸人を中心に映画製作も行う。

 但し大資本のバックも無く、気性の荒い旅芸人中心の会社のため、低予算で切った張ったの理屈抜きの活劇を得意とする。


・ラ・グラン社長(1468~)

 ショーウェイ社の社長。

 本編に名前も経歴も登場していない。

 切った張ったのヤクザ者が多い自社を纏め、鉄道の登場で破滅寸前の旅商人達を団結させ既得権を主張、ショーウェイ商会としてまとめ上げた。

 さらに旅芸人を纏め上げ映画会社の体裁を整えた辣腕の人でもある。

 ショーウェイ映画が低予算なのは旅芸人上がりの映画人が予算を浪費する事を禁じた名残でもある。

 ニワトリを締めた様な高い声でよく予告編に出演する。

 後にアニメ映画に興味を示す事になるのだが。


・キュリオス・トレート(1471~)

 テラニエ出身の移民で、ショーウェイ社製作主任。

 リック監督の特撮映画に憧れ、自社の特撮活劇を立ち上げ、アックスを俳優業に勧誘する。

 しかし当時は未来映画への理解者がおらず、リック監督の助言に感激し「フォルティ・ステラ」シリーズを成功させる。

 普段は腰が低いが理にかなわない事、仁義を裏切る事は容赦せず激怒する。

 涙もろく、泣き虫とあだ名される。


・インス・ティーチュー(1485~)

 ショーウェイで新設された特殊効果課の班長。

 ヨーホーの贅沢な予算と豪華なセットに、もっと効率化出来ないかと疑問を抱く。

 後に安価で身軽な特撮界のライバルとなる。


・ペトロス監督

「フォルティ・ステラ」シリーズ他、騎士道活劇モノ、お色気モノ何でも早く安く撮る職人監督。


・ザンキョ監督

 ボウ帝国合作映画「快猿伝」監督。


******


・テラニエ帝国(滅亡済)

 内海北部、強力な武力で周辺小国を併合した帝国。

 しかし「魔王軍討伐戦」で無様に逃亡し、それを隠蔽するためキリエリアはじめ周辺諸国の繁栄と国交から取り残され、更に異世界から召喚した勇者(底抜けの愚者)の愚行で国威が衰亡し、遂には1510年に勇者が「人魔再戦」を起こし、連合諸国が帝都へ進駐、帝国の解散を命じて滅亡した。


・ゴルゴード王国(滅亡済)

 テラニエ帝国に嘗て存在した国で、100年前キリエリアとの戦争に敗れ滅亡した。

 そのためこの地の支配者は武力による大陸支配を悲願とし、侵略を国是として来た。


・グロリアス13世

 テラニエ皇帝。先代より前に拡張した帝国の主、にしては器量不足。

 現状維持、現実逃避しがち。

 一部急進派の起こしたマギカ・テラ侵略戦争を容認し、大陸諸国への影響力強化を求めるモノホーリ派神殿の戦争拡大を容認し、更には大敗北を隠蔽し、「人魔再戦」では平民に扮して逃亡まで図った。

 当然逮捕され帝国は解散を命じられて亡国帝と後世に恥を晒した。


・アラウネ・ドームズデイ・テラニエ(1475~)

 テラニエ皇女。それなりに実力のある魔導士でもあり、勇者を異世界から召喚して「魔王軍討伐」に向かわせた。結果大失敗。

 その後リック青年に拉致されてアホ勇者の異世界送還の研究をさせられているが進展なし。

 目下アホ勇者一行、元四天王の一人と狭い牢屋でギュウギュウ詰め暮らし。


・モノホーリ派

 ゼネシス教の一派で、他宗に対し攻撃的。かつて攻撃的な「自称」預言者によって開設された。


・ツヨイダ・カッター(強田勝太、17歳)

 異世界から召喚された勇者だが、人徳や知性が絶望的にない。

 それなりに強力な魔力や攻撃魔法を有するが、弱い奴には滅法強いが強い奴には滅法弱い。逃げ足が速い。


 独善的で「魔王討伐戦」では行軍中の村や町で散々迷惑をかけまくった。

 また極大魔法で帝国西端を壊滅させており、帝国民のキリエリアへの大規模亡命の切っ掛けを作ってしまった張本人。


 キリエリアで大人気の特撮大作をテラニエでもと自分を主役にした映画を撮らせるが、常に足を引っ張って失敗させている。


「人魔再戦」の張本人として目下逮捕監禁中。マギカ・テラ軍に激しい拷問を受けて発狂。


・オサナ・ナジミ(長名菜智美、17歳)

 異世界から召喚された聖女で、ツヨイダの幼馴染で片思い。

 戦後長くくすぶっていたツヨイダのために極大魔法を提案し、帝国滅亡の切っ掛けを作った愚か者。

 目下ツヨイダ同様監禁中。


・取り巻きの賢者(16歳)

・取り巻きの魔導士(16歳)


 異世界召喚組の少女で、ツヨイダの取り巻き。

 強ければ乱暴でも脳足りんでも憧れる、脳足りん少女。

 目下ツヨイダと一緒に監禁中。


******


・ボウ帝国

 グランテラ大陸の東部にある大帝国。

 民族、言語、服装、建築等の文化が異なるが古くからグランテラ諸国とは海上交易で結ばれている。

「魔王討伐戦」のため一時国交が止まっていたが、戦後キリエリアを皮切りに国交を回復。更に大陸横断鉄道の開通で一層交易を深めた。


・カチン皇女(1485~)

 ボウ帝国皇女、キリエリア国交回復使節。

 途中で見たキリエリア映画に感激し、記念映画の制作に合意する。


・ガタイ皇子(1481~)

 ボウ帝国第三皇子、キリエリア国交回復・追加使節。

 突然の大役に戸惑いつつ、お飾りながら任務を全うする。


・コーリン(1483~)

 ボウ帝国の大女優。超美人。

 キリエリア国交回復使節の一人、文化視察役としてカチン皇女に同行するが、キリエリア映画が予想外に優れていたため先行して合作映画製作を進める事となった。

 リック監督の優れた才能と柔和な人格に惹かれ、必要以上に接近する。

 さらに長旅の上の映画撮影で病臥し、リック一家の手厚い歓迎で回復してアイラ夫人、アイディー夫人とも親交を深めた。

「白蛇姫 愛の伝説」主演、「天地開闢」豊穣の女神役。


・カオリン(1487~)

 ボウ帝国の若手女優。

 コーリンに同行し、「白蛇姫 愛の伝説」「天地開闢」に出演。

 グランテラ西側には無い愛らしさで多くのファンを掴む。


******


・グラン・テラ王国

 かつて「魔王の領土」と呼ばれ、「魔族」が住む地と恐れられていた。

 しかし「魔王軍討伐戦」の結果、交渉可能な異種族として確認され、「人魔再戦」を機に正式に友好国としてグランテラ各国と国交を結んだ。


 歴史的にその成立に不明な点が多く、「光の柱が現れてこの地に招かれた」との伝承があり、異世界人の可能性がある。

 またグランテラ大陸北西部諸国の古代神話との共通項も多く、似た地理風土だったか、または文化交流があった可能性が示唆されている。


 グランテラ諸国の人間と魔力が強い以外変わらない民族が中心で、牛の特徴を持つ巨人ミノタウロス族、腕に羽根を持ち空を飛ぶ女性のハーピー族、下半身が蛇のラミア族、下半身が馬のケンタウロス族、下半身が魚の女性マーメイド族などがいる。

 彼等「亜人」はリック青年曰く「人間に動物の特性を人工的に付与された可能性がある」との事。


 魔物を使役し兵力にしている。


・マキウリア女王(年齢生年不詳)

 嘗て魔王と恐れられたがその正体は巨大な魔力を纏った美女。

 長く外部との交渉を起っていたがテラニエ帝国の侵略にキレて反撃。

 リック少年が礼を持って交渉を持ちかけたのでこれを評して和睦。


・マキグラナ(年齢生年不詳)

 魔王軍大将で四天王の一人。

 マキウリア女王の姪で、美女だけど脳筋。

 平和にうんざりしていた時勇者ツヨイダが攻撃を仕掛けこれを瞬殺、ひたすらミンチにしては回復を待ってを繰り返し、「人魔再戦」の戦端を開いた。


 リック青年に瞬殺され目下アラウネ皇女以下と共に狭い牢屋でギッチギチの生活中。


・ホルス将軍(年齢生年不詳)

 魔王軍大将。ミノタウロス族。身長3m。

 キリエリア以下連合国との国交樹立の使節として女王に同行。

 脳筋気味だが性根は真直ぐでリックや名優マイトと打ち解ける。

「天地開闢」では自ら怪物役に志願して出演。


******


・アモルメ王国

 グランテラ北部最大の国で、「人魔再戦」以来連合国の重鎮。

 キリエリアからの鉄道で共栄関係にある。

「ゴドランの逆襲」では後半のロケ地として撮影に協力し、「天地開闢」ではロケ地提供だけでなく歴史資料の提供も行っている。

「天地開闢」でも描かれた英雄の悲劇の地としても有名。悲劇が好まれる傾向にある模様。


******


 今までリック監督が世に放った作品や怪獣たちについては、またの機会に。



 もし楽しんで頂けたら、またご感想等などお聞かせ頂けたら大変な励みとなりますのでよろしくお願いいたします。


 なお、活動報告・近況ノートにてモデルとなった実在の作品についての解説を行っていますので、ご興味をお持ちの方はご参照下さい。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ