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異世界で牛飼い生活の旅  作者: リベロ
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ドンッと店構え

太陽が町を昇り始める前に、起きると、ご飯も食べずに、ドンがいる従魔小屋に足を進める。

ドンは、まだ寝転んだままだが、水や草、配合の準備をして、搾乳の準備をする。

起き上がったドンに近寄り、

「ドンちゃん!おはよー!チュッ」

ドンの鼻に鼻を付けて、効果音もつけ、搾乳を始める。






ーーーーーーーーーーーー



朝ごはんを宿で取ると、昨日の夜あらかじめ用意していた牛乳入りのピッチャーを冒険者ギルドのマスターに届け、すぐに隣りの商業ギルドのマスターに届けた。

「マスター!今日から店を構えたいんですが、とりあえず、露店が、できる場所ってありますか?」

「だったら露店通りが、あるからそこに行くといい・・・ここが空いてる。なに行けばすぐにわかるぞ」

1枚の紙を受け取ると、どうやら地図のようだった。

「ありがとうございます」

「後、まぁ金はかかるが、アイテムバックと言うのがある。お前さんは、ボックスを持っているから関係ないが、従業員を雇う場合、必須になってくるやもしれんから、頭の隅にでも止めといてくれ」


わかりましたと言うと、お辞儀をして、商業ギルドを後にした。





ーーーーーーーーー


1枚の地図を頼りに町中を歩き回ると、露店通りへと着く。

1区画だけ開いてある場所が、あり足早にそこへ向かう。

「ここだね・・・さてと、テーブル出して・・この肉まん温めるような機械を2個出して・・こっちが冷たい方でこっちがあったかい方か・・・よしっOK!」

温蔵庫と冷蔵庫に10カップずつ入れ、お客が、来るのを待った。


何時間しても全く、売れず、ぼーっとしていると、旅人のような人が、店の前で止まる。

「・・・一杯くれないか?」

「あっ!はい!温かいのと冷たいのどちらがいいですか?」

「では、冷たい方を・・」

冷蔵庫の方から一つ取り出し、お金と引き換えにマグカップごと手渡す。

徐に旅人は、飲み始め、一気に飲み切る。

マグカップもバンっとテーブル置くと、

「もう一杯いただきたい!」

「では、同じカップでしたら銅貨2枚になります」

旅人は、またお金を置くと、今度はアイテムボックスから出したピッチャーから注ぎ入れた。

また、飲み終わると今度は、マグカップを鞄にしまい、

「いやー、これは美味しかった。また買いに来たいのだが?」

「1ヶ月は、ここで販売はします。ですが、量に限りが、あるので売り切れの場合は、ご了承ください。」

「わかった。では、また明日」

足早に去っていく旅人を眺めて、ドンの頭撫でた。

「ドンちゃん、やっと売れたよ!ドンちゃんの乳美味しって、よかったね!私も、ドンちゃんの牛乳大好きだよ!」

「妾は、主だけが、好んでいるがのぅ・・・」

少し、照れたように答えるドンを抱きしめる。

「すみませーん」

抱きしめてると、声をかけられ、慌てて前を向く。

「いっいらっしゃいませー」

「さっきあの男の人が、飲んでたやつちょうだい!おかわりまでしてたでしょ?」

冒険者の格好をしている女の子が、テーブルをバンっと叩いて優舞にたたみかける。

「えーっと、冷たい方と温かい方が、ありますが?」

「さっきの人は!?」

「冷たい方で、マグカップ付きで銅貨5枚です」

テーブルにお金を置くと、優舞は、冷蔵庫からマグカップを1つ取り出す。

それを受け取り、女の子の冒険者は、グビグビと飲み始める。

飲み切ると、バンっとテーブルカップを置くと、

「おかわり!」

「銅貨2枚です・・・」

財布からカサカサっと4枚取るとテーブルに置く。

「すぐ飲み終わるから!」

「あっはい・・・どうぞ」

ピッチャーからマグカップへ移すと、また一気に飲みきり、そこへまたマグカップに注ぐ。


「あー美味しかったーまたこれ持ってきたら、銅貨2枚でいいのね?じゃあまたくるわ」


女の子の冒険者は、手をヒラヒラさせてその場を去っていく。

「ありがとう・・ございます・・・ドンちゃんまた売れたね。よかった〜、誰も来なかったらどうしようかと思ってたけど、売れてよかった〜まぁまだ5杯分だけどね・・・」


ドンが、寝転ぶと、椅子のようにその上に座る。

「ドンちゃんの上あったかい・・・こんな風に、ゆっくり販売したいなー」




ーーーーーーーーーーー


次の日、露店を開店するや否や、お客が行列を作り、気づけば、ものの1時間で完売になっていた。



「ドンちゃん・・・もう僕疲れたよ・・・」


「主殿、かなり稼いだのだから良いでわないか?きょうは、店じまいして、今日はゆっくり買い物でもしたらよい」

「うん、そうする・・・」

ぐったりとなりながら、片付けをしていると、昨日の旅人と冒険者が、やってきた。


「・・・まさか、売り切れたのか?」

「あっすみません・・・今日の分は・・・」

「うそーー!?せっかく依頼早く終わらせたのにー!?」

「すみません・・・うーんとじゃあ自分用に残して分があるので、マグカップあれば、出してもらってもいいですか?」


2人は、その言葉を聞くとすぐにマグカップを取り出す。

ピッチャーに入っていた残りの牛乳を2人のマグカップに入れると、ピッチャーの中も空っぽになった。

「ありがとー!?・・・くぅー美味しー、あー今日は、一杯だけか・・・」

「かたじけないな・・・うんやっぱりうまい・・・

あいつらには言わなければよかったのかも知れないなぁ〜」


首を傾げ、旅人の方を見ると、

「いやぁーまぁ宿の旅仲間に話したら、他にも聞いていてなぁ、まさか、こんなことになるとは思ってなくて・・・まぁ次からは、早く来るよ」


そういうと、旅人の男は、お辞儀をして、去っていった。

女の子の冒険者も、手をヒラヒラさせ、その場から去っていった。








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