ドンっと初めての依頼
宿に案内された後、すぐに東門に向かい、草原へとやってきた。
「どうしよー、ユスリナ草5本って書いてるけど、全部一緒に見える・・・」
「主の能力に鑑定が、あったであろう、それを使うとよい」
「あっそっか、そんなのがあってね
じゃあかっ・・鑑定!」
ブォンと音共に、目の前にウインドウが、開かれる。
雑草、雑草、ハリ草、雑草、ユスリナ草、雑草
と文字が浮かび上がる。
ユスリナ草だけを10本程取ると、ドンを見る。
草をむしゃむしゃ食べているので草原に寝転ぶことにした。
「ねぇドンちゃん、ドンちゃんはさぁー、何かしたいことってないの?
私は、ドンちゃんと入れれば、どこだっていいんだよ?
もちろん、旦那の事は、愛してたよ。ううん今でも愛してるよ。でも2度と会えないんでしょ?だから、ドンちゃんとずっと一緒入れれば私は、何もいらないよ」
「主と共に入れれば、何も望まぬ・・たまには、こうやって生草を食べさせてくれさえすれば、それだけでよいじゃ」
ドンの尻尾が、上がったのを見た優舞は、身体を起こした。
ドンのお尻からフンが、落ちたが、キラキラと光り、土に吸収されるように消えた。
「ドンちゃんのうんちが、消えた!?ドンちゃんどういう事!?ドンちゃんの!?」
「忘れておった。主殿、妾達のフンは土の上じゃと堆肥になり、消えるのじゃ。
その土が荒土でも、栄養がいき、植物が普通より早く成長するらしいのじゃ。じゃが、土以外じゃとそのまま残り、土の上に移動すれば、先はどのように堆肥になるのじゃ」
「ドンちゃん!?そんな事、言わないの!?びっくりするじゃん!?夜も寝ながらしてさっきみたいに、消えたてたから、朝も気にもしなかったよ!?もう隠してる事ない!?伝え忘れた事とか!?」
ドンは、目を閉じ、少し上に顔をあげ、空をあおいだ。
少しして、目を開け、優舞を見つめ、
「妾の個体能力を伝えて忘れておった
妾の個体能力は、『見極め』じゃ、その人間が、悪意があるか、ないか・・それだけじゃ、他の仲間はその者しかわからぬから、今の妾には、妾のことしか伝えられぬ」
そう言ってまた、草を食べ始めるドン。
「そうなんだ・・・そういえば、私には、鑑定と生成が、あったけど・・生成ってなんだろう?
まっいっか!ドンちゃん、そろそろ帰ろ!明日から、牛乳売るよー、いっぱい出してね。期待してるよ」
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草原に夕陽が差し込むーーー
ドンは、やっと顔をあげ、
「主殿、もうすぐ夜になるので、帰りましょうかのぅ」
と言うと、優舞の身体に顔を擦り付ける。
「帰ろっかー、帰ったら乳搾りだね・・・また増えたら、乳搾り大変そうバケットも今のところ一つだし・・・とりあえず、3頭だけなんだよね?
多分、あの子とあの子・・・いやあの白いほうかな?どっちだろー気になるなー早く会いたいなぁー」
「主殿、妾だけじゃ不屈かのぅ?」
「ううん!そんな事ないよ!ドンちゃんも大好きだけど、あの子達にも、会いたい!ドンちゃんより先に死んだあの子・・・出産予定日一週間前だったんだよ?その子だけじゃない!2頭も失ったの・・・辛かったなぁ〜」
またドンは、優舞に顔を擦り付けると、優舞は、ドンの顔を抱きしめて返して、少し離れ、ドンの鼻に鼻をつけた。
チュッと効果音を付けて離れ、また1人と1頭は、門へと歩き出した。




