恋いろいろ
ここでサヨナラの意味を
何の疑いを持たないまま
キミに聞けたなら
どれだけ幸せなんだろうと
自分に言い聞かせていた
部屋の明かりは暗いままで
落ち着かないでいるのは
今度、キミが流す涙のことを
ずっと気にしていたから
キミの奏でる音色が
今夜は悲しく聞こえてしまうのはなぜ?
恋に音色があるとしたら
もう少し、楽しく聞こえるはず
当たり前の答えばかり
僕の方は探していたから
キミには届かないでいたのかな
うつむいたまま
前の僕なら
それくらい、とても平気でいたのに
振り向かないで
涙をぬぐう瞬間だけは
誰にも見られたくないから・・
キミの一言は
サヨナラを予感させるもの
だけど、
そのさきの言葉を
僕は余裕を持って
見送れないでいる