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プロローグ 夢のような死

毎日が夢のようだ。という言葉があるが、俺の人生はまさに夢のようだったといつも思う。

別に、毎日がきらめいていていつも奇想天外なことだらけで幸せだった。とか、そういう事じゃない。

ただ何となく、過去のことを思い返してもふわふわとした記憶しか浮かばず、はっきりと毎日を過ごしていた、という実感がないんだ。

朝起きるたびに、どこまでが夢で、どこからが現実なのかがよく分からなくって呆然としてしまう。



まあ、数十分後には普通に朝飯食ってるんだけどね。結局こっちが現実なんだよな、うん。


「おはよー」

「おはよ、ごはん出来てるよ。」


「あーい、いただきまーす。」


そんで朝飯食ったら普通に支度して高校行って、テキトーに授業を過ごすんだよどうせ。


「ごちそさーん。」

「あい、どーも。」


(新しい制服も最初はすごい違和感あったけど、なんか慣れたなー・・・今日体育あるっけ?あれ、今日何曜日だったっけ?あーめんどくなってきた、もういいや。)


「じゃ、行ってきまーす。」

「はいはーい」



玄関に手をかけた瞬間、地面が急になくなって、宙に投げ出されるような浮遊感が襲ってきた。視界がグニャリと歪んだと思ったら、いつの間にか何も見えなく、感じなくなっていて、まるで夢から覚めるような・・・そんな感じだった。


(あれ?何が起きた?・・・気絶した?気絶って意識あるんだっけ?)


そんな自身の思考だけがやけにはっきりと感じられる。


(あ、なんかもう絶対起きれない感じがする、死んだわこれ絶対死んだわ。お母さん、ごめんなさい。玄関に死体があると思うけど気にしないでね。あーお母さん、あーっと・・・・あれ?お母さんの顔ってどんな感じだったっけ。やっぱり脳とかがおかしくなってるのかな・・・死に際に両親の顔すら思い浮かべることができない人間でごめんなさい。でも天国的なところには行かせてくださいお願いします・・・・・それが無理ならせめて地獄的なところ以外でお願いします・・・・)


(あれ?なんか、死んだ気がするのに意識はだいぶはっきりとしてるな?そういうものなのかな。)



(なんでだろう、なんか何も起きない。というか、死ぬんだろうけど現実感がないな。全然悲しくない。)


(これどうなって・・・・あ、なんか・・・眠い気がする。)


(眠い・・・・これ、死ぬやつかも・・・・意識が、死ぬ・・・のか・・・そ・・・・か・・・・・・・こわ・・・・)





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