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魔法少女BLOOD  作者: 佐月雨
第3夜 世界の仕組み
27/50

3

昼休みになり、美琴と二人、昼食を取る。


「そういや、昨夜も出たらしいよ」


「……何が」


「魔法少女!」


「へぇ……」


「しかもね、この近辺で出たらしい。ヤバくないかね」


「…………。ごめん、魔法少女とか興味ないからもうやめて」


「えっ、あ、ごめん、わかった」


「………………」


それから、全く頭に入らない授業を聞きながら学校を終えた。


「藤花、明日は来れるといいね~」


「そうだね」


「玖音も風邪気を付けなよ!」


「ありがとう。美琴は……風邪引かなさそうだね」


「含みがある言い方だな!でも確かに引いたことないかも?」


「ははは……。じゃあね、美琴」


「バイバイ!」


美琴と別れ、一人帰路につく。行きも帰りも一人だなんて久しぶりだ。車椅子を押していない事が逆に違和感であり、なんだかそれだけで手持ち無沙汰に思う。最早あの車椅子のハンドルは私の手足の一部みたいなもので。

一日藤花に会えないだけでこんなに落ち着かない自分に苦笑した。


13階立ての高層マンション、その最上階のエレベーターから一番近い部屋が私の住んでる家だ。母さんは仕事。父さんはいない。兄妹もいない。

今日は母さんが帰ってくるのが遅い日なので、夕食の用意をしなければならないのだが、なんだか今朝から気だるいし、部屋で一休みしてから取りかかることにする。


がちゃり、と自室のドアを開ける。


「ん?帰ってきたか。チッ、めんどくせーな」

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