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魔法少女BLOOD  作者: 佐月雨
第3夜 世界の仕組み
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2

ぼんやりとした頭で、いつもと同じように藤花を迎えにいく。

藤花……藤花?ずきり、と鈍い頭痛がする。どうもまだ頭がしゃきりとしない。

急がないと。いつもより遅れているが、藤花はまだ家にいるだろうか。自分のせいで彼女まで遅刻させるのは申し訳ない。藤花の家に着き、早速チャイムを鳴らす。

ドクン、ドクン、ドクン、何故か心臓の鼓動が早くなるのを感じた。同じだ、同じ。いつもと何も違わない。

「はい」、とインターホンから声が聞こえた。


「玖音です。藤花を迎えにきました」


「あぁ玖音ちゃんね、いつもありがとう。藤花今日は風邪で具合が悪いらしくてお休みするの。ごめんなさいね」


「あ、そうですか。わかりました。お大事にとお伝え下さい」


そう言ってインターホンでのやり取りを終えた。ひと息ついて肩をおろす。ほら。わかってる、昨日のはやっぱり、悪い夢だ。


学校。同じタイミングで正門に着いた美琴と目が合った。


「おはよ、玖音」


「おはよう美琴」


「あれ、藤花は?」


「なんか風邪で体調悪いみたい。今日は休み」


「へー、心配だねぇ」


「そうだね」


なんだか私も体が重いし、頭もはっきりとしない。自分も早退してしまおうか。いや、でも私まで授業を受けないとなると藤花の分のノートを取る人間がいなくなるな。美琴のノートは字が汚くて見れたものではないし。がさつな人間は字にまで性格が表れるのだなと感心した事がある。そもそも彼女がノートを書いているのかどうかすら怪しいのだ。

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