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魔法少女BLOOD  作者: 佐月雨
第2夜 冷たい街灯
22/50

8

集中_____________。


遅くても駄目、早くても駄目。全てはタイミング。

大丈夫、私にはこの"眼"があるから__。

一瞬、時間が止まったかのような奇妙な感覚に襲われる。自分以外の世界、全てが止まってしまったかのような。


そして、その時が訪れる。時間が再び、流れ出す。


____今だッ!


「出ろおおおおおおッッ!!」


イメージしたのは杖。杖さえあれば、魔法は使える。行使した魔法は______


霧江かなみの目が見開かれる。

黒い稲妻を纏ったその一撃は、私に直撃する寸前に、その放出した持ち主へと巻き戻っていく。

瞬間、激しい黒光が霧江に直撃する。


「お゛、お前ッッ!!!あ゛っあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」


______"反射"。


自身が放った魔法をそのままもろに受けた霧江かなみは、その場に倒れ、ぴくりとも動かなくなった。

彼女が勝ちを確信していて、なおかつ致死の一撃で終わらせようとしたからこそ通せた、細い、細い、糸のようにか細い勝ち筋。杖を生み出す事が出来なかったら、反射の魔法が起動しなかったら、あの魔法が反射しない性質だったら、霧江が遠隔ではなく直接とどめを刺しにきたら……何か一つでも違っていれば、負けていたのは自分の方だった。私が生き延びたのは、ただ運が良かっただけなのだ。

とはいえ、この出血量じゃ死ぬのも時間の問題か。そして、最早指一つすら動かせないので確認する事が出来ないが、アレはまだ生きているのか……?もし死んでいたら私は殺人犯になってしまうのか?でも、この場合は正当防衛か?そもそもこの状況をどう説明すればいいんだ?


その疑問は、すぐに解決する事となった。


「まだ生きてるわ。死んでないだけだけど」


その声は………………。

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