【設定、他】ユーリを取り巻くもの達1
所属:フェリシニア法典による神聖聖道王国
フェリシニア三世;(ふぇりにしあ さんせい・人族男)
職業:法王
フェリシニア法国を率いる法王である一方、ランド全域でのフェリシニア信教
トップの教皇でもある微妙な立場。
若いころより神職として修行をしてきたが、一時法衣を脱ぎ、一兵士として
魔導帝国の大侵攻攻防戦(ゲームでは魔導帝国の興亡の時期に当たる)に参加
最大規模の戦闘になった中央大平原の国境攻防戦に参戦し、法国領土を守った
英雄の内の一人。
停戦調停調印の後、神職に戻った彼が前法王からの指名を受け即位した。
神職時は神官の位で東支神殿副総監の役職に就いていた。
前大戦自体は、神の加護を独占し、法国を立ち上げさらに規模と権限を
拡大した、信教上層部に対する反抗から魔導帝国が勃興。
法国が領土とした土地に帝国が侵攻した、と言う経緯があるのだが
彼の即位後は柔和路線へと舵を切り、その後約一〇年以上、
目立った大戦は起こっていない。
また即位後は種族間の差別禁止を打ち出し、特に獣人や虫人達は
法国内に居場所を確保出来る事に成る。
当然、インコンプリーツの差別も禁止されているのだが、これは徹底されて
いるとは言い難い状況。
帝国大侵攻戦参戦時に、法国最強傭兵団の頭領であったラビットビルこと
ユーリと共闘した事があるらしい。
所属:フェリシニア法典による神聖聖道王国
フレイヤ・デ・ラ・エッシェンバッハ;
(ふれいや で ら えっしぇんばっは・条件未達により非表示)
職業:最期の魔女
法国魔導団の団長にしてランド最期の魔女の異名を取る大魔道師。
普段はフードを深く被り、ヴェールを下ろして言葉もほぼ発しないので
対外的には老婆だと思われ、法国もそのようにアナウンスしているが
実際の見た目は金髪碧眼の少女。
フレイヤ、は貴族排斥運動が盛り上がった際に身を守るために名乗った偽名で
本名はヴァナディス・フロイデンベルグ。
フロイデンベルグ家は高級貴族で有り、魔導の大家でもあった。
貴族排斥運動時はフロイデンベルグ家当主であり、命も危うかったのだが
即位前の法王が、ほぼ拉致のような手法で助け出し、彼女は無事だったが
実際に家の血脈を繋いでいた弟の家族達は、幼子も含め皆殺しになった。
幼少のころから魔導に対しては、異様なまでの素養を示し、弱冠八歳に
して街一つが消し飛ぶ魔導事故を一人で受け止め、街を救って見せたほど。
だが、その影響は呪いの形で彼女に帰り、結果。ほぼ歳を取らない身体を
本人の意思とは関係無く手に入れてしまった。
見た目は一二歳前後だが、実年齢は一二〇歳を超えている。
彼女も法王と同じく、全大戦時にラビットビルとともに戦った記憶を持つ。
所属:フェリシニア法典による神聖聖道王国
ジュリアン・ハイアット(じゅりあん はいあっと・人族男)
職業:聖道騎士
法国の最強騎士団である中央騎士団の団長で有り、弱冠一八歳にして
国内の全騎士団をまとめる法国騎士団総団長も任せられている。
白騎士の居ない法国内では現在騎士での最上位。
白騎士は剣の他、聖魔法が使える事が条件であるので、彼は白騎士には
成れないが、白騎士空位の現在は、白騎士団も彼の預かり。
彼に拮抗できる騎士は帝国の黒騎士のみと言われるほどの腕前。
国境線での戦闘が激化する前に、始末を付けるのが今の仕事で有り
騎士団と魔導団を率いて中央大神殿と前線とを往復する忙しい立場。
金の長髪を後ろで結び、切れ長で真っ青な瞳。
制服は白に銀と赤の装飾、鎧は白銀と赤。
礼儀作法には煩いタイプであるらしい。
特に乱戦時に剣を持たせると始末に負えないほどに強く、帝国では
戦線に中央騎士団長が出た、と言う話が伝わるだけで士気が崩壊する。
リオを小さい時から良く知っているようで妹のように思って居る。
所属:フェリシニア法典による神聖聖道王国
グスタフ・リンドリンガー(ぐすたふ りんどりんがー・人族男)
職業:神官長
若いながらも法王の補佐役、神官総長を務める法国のナンバー2
法王に変事があれば彼が法国の舵取りをになう事になる。
但し次期法王は、法王引退時に神事によって決められるので、彼が法王に
なると決まっている訳では無い。
戦闘は埒外な印象だが、回復役として戦場の福音書の
二つ名を持ち、死んだ直後なら完全回復できると言われる程。
現実にはそこまでではないが、実は吹き飛んだ手足をその場で直した事が
何回かあると言う、回復に全降りした特性を持つ。
攻撃力はないがやはり人間兵器扱いで、彼が投入されると何度でも回復して
再度攻撃してくる事になるので、帝国が諦めて兵を引くほど。
ハイアットとは幼馴染みで同い年。
リオのことは初めに中央で法王が引き取ったときに、兄のように
面倒を見ており、彼もハイアット同様良く知っている。
所属:偉大なる皇帝による大魔導帝国
スクワルタトゥレ(すくわるたとぅれ・人族女)
職業:王宮近衛騎士
皇帝三神将にして帝国王宮近衛騎士統括、帝国軍総裁の地位にもあり、
剣の腕はもちろん、指揮や作戦立案にも優れ
その名前は帝国のみならず、法国にも轟いている。
青みがかった黒髪を長く伸ばし、紫の瞳に170を超える長身。
二〇年ほど行方不明だったが、近年、何故か見た目もほぼ変わらず
帝国へと戻ってきている。
“中の人”は博士号を目指す大学院生で二〇代前半。
本人曰く、ややぽっちゃり型で背は低い。
AdMEの前バージョン、魔導帝国の興亡のユーザーでは知らないものの無い
まさにスタープレイヤーで、後に運営側に引き抜かれテストプレーヤーとして
ゲーム運営側に加わったが、人気の落ちる事は無かった。
以前にSNSで身元がばれてしまった事があるらしいが、その時も
中の人も本当に女の子だった! 意外と可愛い! などとかえって
人気が出てしまい、本人は辟易している。
また人気があるだけでは無く実際にエースプレイヤーでも有り、
ゲームロゥンチから自身が運営に引き抜かれるまで、総合トップ10から
一度も落ちたことが無かった。
もちろんチートではない。
世界大崩壊イベント時の事故の際はログインしていなかったが、
被害者の状況を確認しに行きそのまま二時遭難、元の世界に帰れなくなった。
頭の回転が速い事に加え、運営側にいた事で裏設定や未発生イベントまでを
知り尽くした彼女の立てる作戦は外れる事がなく、彼女の指揮する部隊は
実力の三倍の攻撃力を有すると言われる。
その為皇帝の信頼も厚く、彼女が失敗するなら誰がやっても失敗するだろう。
と公言するほど。
また異世界へと来てからも、剣士としての破格の腕前は変わらず、
まともな武器を持っていなかったとは言え、ソードマンの☆でも
ある裕利が、直接対決時にまるで動く事も出来ずに死を覚悟している。
精霊争奪戦で裕利達が生きのこったのは、偶々でしかない。
面識はないがラビットビルのことは知っており、その手腕を高く評価する一方
自身も一度直接対峙してみたいと思って居たが、精霊争奪戦で実現する。
所属:偉大なる皇帝による大魔導帝国
刹那 斬 (せつな ざん・人族男)
職業;王宮近衛騎士
皇帝三神将の一人であり、新興国である帝国の経済を盛り上げるため
新設された経済担当の、大臣に相当する立場でもある。
迅速のザンの二つ名を持つ、最強クラスの剣士。
見た目は二十前後の男性。 スクワルタトゥレとほぼ同じ身長だが
中肉中背のバランスの取れた体格で、真っ赤な髪を短く揃えている。
帝国幹部の中でも国民人気が特に高い。
“中の人”は体育会系大学で経済を学ぶ学生。
スクワルタトゥレには脳筋呼ばわりされているが、頭が悪いわけではない。
経済担当は皇帝より直接乞われて就いたもので、彼の就任以降、
帝国の経済状況は劇的に向上した。
獣人村ではニケとアテネーに後れを取ったが、これはアテネーの参戦が
完全に想定外で、部下達が状況を整理しきれず対応が遅れたため。
また、想定外の事象が起こった場合は即座に撤退するように。と、作戦を
立案したスクワルタトゥレから指示が出ていた事による。
本来は、ニケとアテネーが二人がかりでも、正面からあたる前提なら
絶対に勝てない。と、言いきれるほどに実力差がある。
事実、必中のはずのアテネーの矢を複数回躱して見せ、ニケの渾身の
一撃もタイミングを見切って空振りさせている。
“興亡”の時のラビットビルに憧れ、直接対決を夢見て剣士となったが
結局目が出なかった。
続編、AdMEでは頭角を現し一気にエースプレイヤーに上り詰め
総合トップ5に24週連続でランクインするなどの華々しい実績を上げたが
既に彼の目標であるラビットビルはチーターに身を落としていた。
チーターになってからのラビットビルには激しい憎悪を燃やしており
周りの人間には
「ラビットビルと出あったときは、俺がこの手で叩き潰す!」
と息巻いていたという。
異世界に渡って後、スクワルタトゥレのイベント先取り作戦中、実際に
獣人村で裕利を見つけたものの、直接立ち合う事さえ出来なかった彼は、
後に数日にわたって機嫌が悪かったらしい。
所属:無し(ランド内全勢力に協力/公式)
精霊ファクタ/センス/コンデ
(ふぁくた・大地の精霊/せんす・大気の精霊/こんで・光と闇の精霊)
職業;大精霊
一〇歳前後にしか見えないが、全ての精霊の上に立つ年齢不詳の大精霊。
三人とも同じ少年の見た目で、違いは髪と瞳の色しか無い。
(ファクタが薄茶、センスが空色、コンデがシャンパンゴールド)
三人に分かれているが、実は一人であると言う説もある。
かつてダークエルフに問答で負けて以来、九〇〇年封印されていた。
裕利と亜里須が封印を切った事で、九〇〇年ぶりに解放され、
その見返りとして二人に武器を与える。
別のゲームのイベントのはずなのだが、AdME2でも似たようなイベントを
予定していたらしい。
事実、スクワルタトゥレがイベント先取り作戦の一環として、裕利達と
時を同じくして、封印の石段を探していた。
少年の見た目に反して攻撃力は桁外れで、スクワルタトゥレが帯同した
最高クラスの近衛騎士や宮廷魔道士を、一撃で塵にして吹き飛ばしている。
所属:???(不明)
神:(かみ・種族???)
職業;神 (自称)
リオに内包されたもう一つの人格で自らを神と名乗った。
彼女の身体の中に封じられているらしいが、裕利が見る限りは
二重人格的なものでは無く、リオ以外の何者かであるようだ。
自身で言う、神であった残り滓や、神の切り捨てられた半分。
などがいったい何のことであるのかは不明。
裕利の事は元から知っている様子で、亜里須とはSNSを通じて会話を
するなどこれまでの事も把握している模様。
法王の封印を、自らの顕現を阻止するため補強として流用している事からも、
現状はあまり表には出てきたくはないらしい。
リオの不出来の原因も把握しており、原因を取り去り、裕利達と再開の
予言を残し、自らは再びリオの意識下へと沈んでいった。
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