【設定、他】王都を目指す裕利の仲間達／その他
卯棟 裕利 ： ユーリ ウトー （うとう ゆうり・人族男）
職業；灰色世界の救世主 （某公立高校二年生）
高校２年生
容姿はごく普通。あまり運動は得意で無いので身体は細い。
学生服の上下に一点豪華主義でブランドもののスニーカー。
髪が長めなのは床屋に行くのが面倒くさいから。耳にかかるまでは我慢する。
見た目も言動も普段はあまり目立つタイプではない。
人付き合いはあまり得意で無く、女子は特に苦手にしている。
オンラインゲーム“魔導帝国の興亡”とその続編“ＡｄＭＥ”での
エースプレイヤーだが、コンテンツ自体のオタクでもあり、設定資料集は
もとよりコミカライズやノベライズ、一部同人誌まで手に入れて熟読している。
ＡｄＭＥではゲームへのログインが極端に減った。と一般には見られているが
実はその筋では有名なチーターでも有り、ゲームの運営側には目をつけられて居た。
裕利個人は地味で目立たない高校生だが、そのハンドルである
ラビットビルの名前は、ゲームが結構世界的に広く開していることも
あって世界規模で通用するほど。
但し、自身はあまりその辺については頓着していない様にも見える。
樺藤 亜里須 ： アリス カバフジ（かばふじ ありす・人族女）
職業； 灰色世界の救世姫 （某公立高校二年生）
セーラー服にセミロング、ツーポイントのメガネをかけた目立たない少女。
制服の下はちょっと地味だが高そうなお洒落シャツと、意外にも派手目の下着。
本当の意味での標準体型なので、胸が小さめに見えるのを多少気にしている。
実は誰も意識していないが、自分ではコミュ症気味である事を自覚する。
リオに救世主の資質を認められ、崩壊する世界からユーリと共に転移してきた。
漫画とアニメ、レトロゲームが好きなのだが、ヒカれるのが怖いので
誰にもアニメやゲームの話題で話しかけたりはしない
読書は趣味ではなく、他人と自分を隔てるシールドのようなもの。
クラスメイトに話しかけられないように本を持っている、と言うのが正しい。
一応読んでいるので読書量は某大、かつ中身はほぼ覚えていると言う
記憶力の良さを誇る。
ユーリについては同族であると見抜いて、同じ気質の
人間であれば仲良くなれるのではないか。と思い、ずっと気にしていた。
リオンデュール・カニュラケイノス ： リオ（りお・人族女）
職業；拝殿巫女見習い（中央大神殿付き大神殿拝殿巫女見習い）
ユーリの妹にそっくりな異世界の少女。通称リオ。巫女見習い。
白い髪のやや低い位置に真っ赤なリボン、抜けるような白い肌、
薄いグリーンの瞳。
ユーリ曰く。胸も尻も、何も無い。
紫のベストのようなヘソ出しチュニックにミニスカート、白と赤の羽織の
ような法衣、その上に黒のケープ。と言う多少露出の多い服装が
トレードマークで、ユーリからは初対面時に露出狂呼ばわりされている。
但し、これはランドでの巫女の正装でもあり、リオ以外でも巫女と呼ばれる
職業のものは体型や年齢は関係無くほぼ同じ服装。
巫女としても魔道士としても、素質だけ見ればほぼ規格外と言って良いほど。
なのであるが、実際にはどちらも現状パッとしない。
法王の命によりユーリを迎えに行った張本人で、自然と一行のツアコン的
立ち位置に収まっている。
戦闘や神技については苦手にしているが、家事全般については得意で
ユーリとアリスの二人からは
「居ないと生活が成り立たずに多分餓死する」
と言われる程。
本名は別に有り、実は貴族のお嬢様であるが、紆余曲折あって
今のリオになっている模様。
卯棟 里緒奈（うとう りおな・女子高生）
職業；某公立高校一年生
ユーリの一歳下の妹。自慢の妹で可愛がって居る。
髪や肌、瞳の色以外、声まで含めリオと容姿がそっくりだが、何故なのかは不明。
体型含め見た目は完全にリオと同じ。
ＡｄＭＥのことは知っているがプレイヤー登録は無い。
同じ学校なので当然、亜里須と同じ白いセーラー服。
長い黒髪に白いリボンがお気に入り。
大崩壊に巻き込まれ、存在自体が消滅。
直接“消滅”した瞬間を見ていない亜里須からはタイミング的に
リオと里緒奈が“入れ替わった”様に見えている。
ニケ・バラント ： ニケ（にけ・インコンプリーツ＜人×トラの獣人＞女）
職業：剛腕の鎚使い （獣人村の力持ち少女）
トラの獣人と人のインコンプリーツ。
中学生前後の見た目で、黄色のウルフカット
（亜里須曰く、トラの獣人だけにタイガーカット）
の上に猫耳が付いた活発な少女。
立てるとほぼ自分の身長と同じ高さになる太くて長いしっぽが
チャームポイント。基本はトラの獣人であるはずだが縞は無い。
実年齢はユーリよりひとつ下の一五歳。ユーリはロリ巨乳中学生と言っているが
現実界なら高校一年生にあたり、妹、里緒奈と同学年になる。
一五〇に満たない身長に童顔だが、胸は大きい。
裕利が胸の大きさを客観的に測る言葉を知らない（亜里須もあえて教えない）
ためカップやサイズなどは出てこないが、かなりのボリューム。
パーティのおっぱいヒエラルキー第一位 （認定者は裕利）。
逆に裕利が心配するほどに、本人は自身の見た目については無自覚。
髪と同じ色の毛皮で作ったチューブトップに毛皮のホットパンツ、
両手足首にも、同じ素材で作ったブレスレットとアンクレットをつけている。
力を入れないと普段は目立たないが、腹筋は綺麗に割れている。
二の腕、太ももとも筋肉が付いてやや太めではあるが、見た目は
体育会系コスプレ少女には見える程度でしかない。
一〇〇キロを遙かに超えるバトルアックスを、
軽々と振り回す莫迦力と、その筋力で生み出す
スピードが身上であるが、インコンプリーツのマイナスボーナスで
耐魔導耐性は一般人よりも遙かに低く完全にゼロ。
パーティ内ではただの力持ちキャラだが、本当の職業は、
戦闘職の中でも珍しい鎚使い。
リオが魔法で治療を施して全快しているが、本来は治療魔法でも
医療魔法の専門家で無ければ、致命傷を負いかねないレベルである。
実は人間不信のかたまりでもあるため、いつもニコニコして人当たりは
良く見えるが、人の話はほぼ聞いていない。と言う一面も。
但し、人間不信であるが故に、空気を読むことにかけては彼女の
右に出るものは居ない。
そんな彼女ではあるがアテネーに言われるまでも無く、
ユーリの事については恩人として認識しているようで
彼の言葉には耳を傾け素直に従う。
また敬虔なフェリシニア信教信者でもあるため
巫女であるリオの言葉は絶対で、それには逆らわない。
獣人村で隔離されていたため、教養も一般常識も無い。
今はアテネーを講師に一般常識と読み書きの練習中。
山を二つ越える間にパーティ全員の名前が書けるようになった。
一般常識をどう教えるか、自分も常識はないと自負するアテネーが思案中。
実は法国中央が目をつけ、法王親衛隊候補生として呼び寄せそうとしていた。
パロアムティルネントエミイースプホゥル・ポロコネンス・サベイヤレルファ ： アテネー
（あてねー・インコンプリーツ＜夢魔×ダークエルフ＞女）
職業；暗闇の娘（暗殺者一族頭領の娘）
１７０を超える長身で均整の取れたモデル体型。
夢魔とダークエルフのインコンプリーツ。
ダークグリーンの長い髪を後ろに編み込んである。
ダークエルフという種族の特性もあいまって、狩りの腕前は超一流。
また特殊スキル“真実の目”の持ち主で、敵として弓を持たせると
完全な暗闇であろうと、急所を直撃する矢が飛んでくることになる。
常識的にも見えるが、生肉や蟲を生きたままむさぼり食うような一面も。
各種武器を携帯するためにたっぷりと幅を取ったズボンとベスト、ブーツに
背負い鞄で、ユーリは初見で魚釣りのおっさんの服装、などと思われている。
魔導を乗せた弓矢が彼女の一番の得意技。
弓を持たせると放たれる矢は１００ｍ以内なら必中、かつ魔導無しでも
強固な皮膚と骨格を持つリザードマンの頭を貫通できる威力を持つ。
ほぼ全ての武器の使い方に精通し、さらにはかなり強力な闇魔法も使える。
戦闘力は彼女一人で、歴戦の兵士１０人程度なら軽く凌駕すると言われる程。
さらには劇的なスピードまでを持ち、暗殺者としては超一流。
一方マイナスボーナスで物理、魔導双方の防御力は一般市民にも劣るほどで
戦闘に特化したキャラクターとは言い難いレベル。
その為戦闘ではアウトレンジからの攻撃が基本になる。
一度戦場に出ると、敵味方か関係無しに攻撃レンジに入ったものを殲滅する
ので身内からも恐れられていた。
裕利に全幅の信頼を寄せ、プライドの高いエルフが主殿と呼び、付き従う姿は
それを見る人に嫌が応にも裕利の異常性を感じさせる。
その呼び方について半分は、アテネーが自分で考えた戦闘を回避し
かつ、ユーリを持ち上げるための演出でもあり、そこはなにも言わずと
ユーリと意見が一致しているところでもある。
また非常に消極的、かつ逆効果しか得られていないが、裕利に自分を
認識させるための作戦でもある。
名前の何処を略すとアテネーの要素に行き着くのかわからない、とは亜里須の弁。
暗闇の娘、の二つ名を聞くだけで、歴戦の戦士でも震え上がるという。
モリガン・メリエ ： モリガン
職業；躁糸の蟲使い （蟲使い村の蜘蛛女）
（もりがん・インコンプリーツ＜人×アラクネー＞女）
アラクネーと人とのインコンプリーツ。
他の二人とは違い蟲使いのスキルを持つ。という特殊性から、情報屋である
父方に育てられた。
一般人からは忌み嫌われる蟲使いの村の出身で、情報収集の専門家。
真っ赤なボブの髪に黒いコート、その中は髪に負けない真っ赤な革の
ボンデージスーツにヒールの高いショートブーツ。
と言うエキセントリックな服装だが、それはそれで彼女としては
普段着であるらしく、そのまま山の中を数週間放浪していた。
蟲を使う上、見えない糸と黒魔法、さらには瞬間ブーストとできることは
パーティ随一で、その上リオや裕利を遙かに凌駕する知識を有するが
普通に生活するうえで必要なことは全くできない。
戦闘力がかなり高そうに見えるが、実際は見た目が派手な技で手数を多くし、
地形を有効利用し天候を読み切って、バトルの予定箇所にトラップを
多数設置、そして何より効果的に蟲を使い、自身の位置が露見したら
逃げる場所やブーストの回数まで初めから計算してある為、そう見えるだけ。
正面からやり合うなら、実はそこまで強くはないが、乱戦、集団戦で、
仕込みの時間が取れるなら、環境までをも武器に出来る彼女の独壇場になる。
ユーリからは変態呼ばわりされているが、侍従三人の中ならば、実は意外な
ことに一番の常識人でもあり、亜里須と会話が成り立つほどの聞き上手。
但し自分のことについては全くの無頓着。
見た限り美少女ミドルティーンなのだが、多少露出の趣味があり、
ランドにあっても彼女のボンデージ風の衣装は一般的では無い。
さらに出るところが出ている、とは言えないプロポーションであり
可哀想な痴女やら、リオよりマシなレベル。とユーリからの評は散々だが
そう言われるとむしろ喜ぶので、裕利の手には負えなくなっている。
身体の中にも複数蟲を飼っており、脳内、脳髄、心臓、肝臓、子宮に
それぞれ魔導の蟲が潜んでいる。
それらのお陰で闇魔法が行使出来るが、性的な意味でも蝕まれているので
性癖も多少はそのせいである。とは本人の弁。
料理はできないが食料鑑別は絶対。キノコや野生の球根など普通は
言い切るのを躊躇するようなものでも、ごく普通に見分けてみせる。
そして意外なことに、三人の中でも普段から一番身体を鍛えている彼女だが、
戦闘力はともかく、マイナスボーナスのせいで、持久力はせいぜい
裕利よりはマシ。なレベルでしかない。
躁糸の蟲使いが出てくる。と聞くと諜報関係者は任務を降りる。とまで言われる。
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【ＡｄＭＥユーザーズオンラインマニュアル ＦＡＱ：設定編 より】
○職業 とは？
所属や種族を表す場合も多く、日本語的表現の職業とは異なる事も多い。
特殊職業や唯一職業専用の
スキルや魔法も存在する。
これらはイベントで取得出来る場合がある。
ゲーム世界内での称号、役職とは必ずしも合致しない。
（ex 職業：迅速の剣士 役職：帝国軍上級剣士）
また、他人の職業については特種スキルを発動しないと
見ることはできない。
（▼ＦＡＱキャラメイク編＃２も参照のこと）
○インコンプリーツ とは？
種族を超えたハーフ。ゲーム内での発生率は平均で約０．１％。
極端な弱点と引き換えに強力なスキルを持つ物が大半だが
成長して成人出来る確率も１０％を切ると言う、過酷な運命を背負った種族。
爬虫人や両棲人、虫人
では発生しにくい。
この種族を選んでしまった場合。
生まれ故郷以外のＮＰＣにはほぼ無視され、食事をすることも難しい。
当然、ギルドへの登録も受け付けに無視されることが多く、パーティ申請は
おろか、仕事の依頼受託さえままならない。
世界のことわりを知らない初心者は、この属性は避けた方が良いだろう。
（注１）発生確率はどの種族でもゼロでは無い。（最高確率は０．２％）
（注２）エルフや獣人は一般の亜人より発生率は若干高くなる傾向がある。
女性だけの種族である蜘蛛女や蛇女は
種族維持の意味合いもある為、発生確率は極限まで低くなる。
（注３）人族を介在しないインコンプリーツ発生の確率は極端に低く
０．００１％（▼ＦＡＱキャラメイク編＃７より）前後である。
数字の詳細は職業や種族固有の発生係数により異なる。
