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サービスは停止中です

所属:フェリシニア法典による神聖聖道王国 (※条件付き加入)

灰色世界の救世主:卯棟 裕利 



「ん~、サーバーは生きてるっぽい。なら、ログインしちゃえばいいんだけど」


 朝食後

 最低、他の班の見通しにいることを条件に、三班に別れた”盗賊団“を送り出した。

 電話で連絡もつくし、見通しにいるならなにかあってもすぐに誰かが援護に入れる。 

 警備室ここでも何をしているかは見える。


 誰も居ない、罠もない。

 それをすべての店舗で確認するのがまずは最初だ。

 分散するのは良くないが、一塊のままではいつまでたっても前に進まない。

 ま、多少の“盗賊行為”の時間込みでも。お昼前までに二階の半分ぐらいまでは確認が終わるだろ。


 午後からは、少しネジを巻いて三階まで全店舗の確認を終わらせたい。

 それにどこに何の店があるか把握しておけば。

 急になにか【借りたい】、となった時も慌てないでいい。



 で。アテネーやモリガンに、――警備室に一人では危ない。

 と散々文句を言われつつ、それでもあえて一人で残って何をしているかというと。


「現在サービスは停止中です、か。パスもIDも、全部ダメ。アメリカも韓国もイスラエルもドイツも。この状況下で何故だか回線は繋がってるし、サーバー自体も生きてるのに。ログイン自体はテスターIDも含めて全部停止中。……うーん」


 サーバーをサルベージしろ、と言われたのはいいけど。

 何をどうしたものだか、さっぱりわからない。


 まぁオンネ本社に行けと言われてサーバーだというなら、AdMEだろう。

 ということで、まずはゲームのサーバーがどうなってるか。

 これを確認しようとしている。


 何処にどうログが残るかわかんないので、警備室のPCは使いたく無かったが。

 個人所有と思われるノートPCを見つけたので、構内の無料Wi-Fiを捕まえて、通常通りログインしようとしたのだけれどはねられた。というのが現状。



 偽名で何個か、開発協力テスターのID、持ってるんだよね。

 テスターのIDなら、メンテ中でもログインだけはできて、サーバー状況のメッセージが返ってくるはずなのにそれも、アウト。

 どういう状況なんだろう、今。


 普段使うラビットビル以外のID、七個はもちろん。

 開発協力者用テストプレイヤ―IDの三個も全部ハジかれた。 

 スマホでもやってみたけどやっぱりハネられた。

 



 【サービスは停止中です。オンラインネイションズ日本本社 ゲーム開発部】

 【Service is currently suspended. OnlineNations JPN Hq GameDivision】


 の表示が返ってくるんだから、サーバーは生きてるらしいけど。

 状況としてはサービス停止中でログイン不可。

 

「とりあえず状況確認したいだけなんだけど。……なら、強引に入るってのはどうだろう?」


 里緒菜いもうとに【なぞの暗号】と呼ばれたコマンドを打ち込んでみる。

 あっという間に画面がその、なぞの暗号だらけになる。

 ふーむ。……反応がある、って言うことはやっぱり、システム自体は生きてるんだよな。


 リモートで運営の誰かが中身を見る、という設定だったんだけど。

 最後の行。


【No external login is allowed.】

「外部からのログイン禁止? なんでだよ。っていうか外部ってなんだ?」

 IDだけ見たら運営の人間なのに、外部ってどう言うこと?


 さらに一段、スマホのメモ帳を開いてオンネ役員のIDでもやってみるけど。

 ……なんで俺が技術開発本部長のIDを知っているかは、秘密なので聞かない様に。


【Please login at an in-company terminal.】

「さっきの外部、は物理ってこと? ログインが社内の端末限定って。なんなんだろう、この状況」


 となればオンネの社内からアクセスしなきゃいけないが。

 “社内”の定義はこの場合、何処になるんだろう。

 社内のネットワーク? もしくは社内のアドレスを振った端末?

 もしかして特定の部屋だったりするんだろうか……。


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