【設定・他】ユーリを取り巻くもの達4/シブリングス
“リオ姉様の弟妹”
(“神の子達”とも呼ばれる)
リオが勧誘し、メルカが能力を見定め、法王がお墨付きを与えた少年少女達。
特にイースト、セントラル、アクシズの名字を名乗る七名の存在は有名。
法国の運営に直接かかわるような優秀な才能を持つ子供達。
また、戦闘となっても各々得意分野で敵を蹴散らす強者揃いである。
自称する時はシブリングスを名乗るが、回りからは
親しみと尊敬を込めて神の子供達と言われることが多い。
イースト姓を名乗るまででは無い。とされたものもいるのだが
リオの集めたものは残らず優秀で、全員が見習いを免除され拝殿巫女以上。
つまり神職としての階級は全員、見習いのリオより上。
レイジを中心としたこの集団は、全てはリオのために。と言う目標の下に
鋼鉄の結束を誇る。
バニティの集めたものも含め、たった20名前後の少年少女ではあるが、
法王親衛軍の異名を取る超戦闘集団でもある。
のちに救世主様のお世話係が組織されたときには、レイジの要請により
配属地を問わず、全員が東支神殿本殿に招聘されている。
レイジ・イースト(男・14)
職業:神殿導士→大導士【※チェッカでみると 魔道師・土 の表示になる】
王都東支神付き 礼拝士→准拝礼士長
兼 法国情報部 神敵排除執行部 部長付
兼 東支神殿祭事執行部 祭事執行官→祭事監理士補佐
兼 東支神殿魔道巫女団 魔導導士見習い
中央大神殿情報部所属の魔導導士見習いで、強力な土使い。
控えめで物静かだが、とんでもない資質を秘めた少年。
リーダーシーもあるようで、シブリングスの誰に聞いても
レイジさん以外のリーダーは考えられない。と口を揃える程。
裕利に対しては色々と複雑な思いを抱いている模様。
もともと神職としての素養は十分、立ち居振る舞いも優秀、その上
ニケと同等にやり合うなど、魔導と戦闘のセンスも抜群。
中央に“取られる”ことを良しとせずメルカがあえて手元に置く逸材。
彼が持つたくさんの肩書きをみてもそれが伺える。
ニケとの一騎打ちのあと、自身の力を客観視できるようになったとして
メルカの一声で導士から大導士に、立場も礼拝士から准礼拝士長に
それぞれ昇格しているが、魔導導士は見習いのまま。
これは王都内部での偽装工作で、毎日のニケとの“スパーリング”の結果
実際の実力は既に中央魔導団の現場指揮官クラスを超え、隊長クラス同等。
“師匠”であるルル=リリには及ばないものの、実戦となれば
敵が一〇人程度なら一人でも支えきれる、とメルカは見ている。
ユーリ達は(使用をメルカに禁止されたため)確認していないが
チェッカで見ると、魔導系最上位職の魔道師。
控えめな見た目とは裏腹に、東支神殿の秘密兵器である。
バニティ・イースト(女・15)
職業:大巫女
王都東支神殿付き 礼拝士長
神職幹事会 東支神殿 配属科長代理
普通の会社なら人事部に当たる、東支神殿神職幹事会の所属。
シブリングスのナンバー2で、最年長。
シブリングスとしての括りで行動するときの司令塔でもあり
あまりに控えめなレイジに変わっての交渉役でもある。
立ち位置も見た目もシブリングス全体のお姉さん。
戦闘では参謀として情報分析と戦況予測を得意にする。
十分に人を仕切る素質もあるが、あえて騎士巫女でも魔道巫女でもないのは
有事の際には急遽通常神職で編成する部隊の隊長として使おう、
と言うメルカの判断。
亜里須担当の筆頭で、翻訳に付き合っていることが多いことから
彼女を理解している数少ない巫女の内の一人。
また、リオと同様の能力を持ち、素養のあるものを拾い集める仕事もしている。
彼らもまたシブリングスを名乗り、リオへの尊敬の念を隠さない。
彼女の集めたものはイーストを名乗るものは未だないが、結構な素養を持ち
見習い巫女を飛ばすものも多く、東支神殿は若年層に有望な人財が豊富。
アバラス・モゥラ=イースト (男・13)
職業;神殿導士
王都東支神付き 拝礼士
東支神殿 主計部 強制収容隊
東支神殿主計部の強制収容部隊所属。
要するに、税務警察で主に手荒な仕事を担当する。
格闘技を得意とし、始めの一日だけはニケの師匠だった。
その他、レイジほどでは無いにしろ攻撃魔法の使い手でもある。
レイジと共にユーリの担当としてお世話係を務める
レイジが恥ずかしがってあまりやりたがらないので
裕利の風呂の世話はほとんど彼の仕事になっている。
シエラ・セントラル(女・12)※本編未登場
職業:助祭 【※チェッカでみると 道具職人 の表示になる】
王都東支神付き 拝礼監理士長
中央大神殿 中央魔導団装備開発調達室 開発主任
いきなり大巫女を拝命し中央に移籍後は助祭に昇格。
中央魔導団装備課調達室に所属し、魔導道具の
研究と設計、製作に明け暮れているアイテムクラフタ。
但し、言動は年齢相当。
作るのみでは無く使うのも得意で、メイスなのに重量は軽いうえ、
形状で破壊力を上げ、さらには打撃時に特殊効果が付く。
と言うものを自分専用の武器として製作し、使いこなす。
侍従達の装備を設計、製造したのも当然彼女。
彼女のみは最後まで中央でアテネー達のアイテム製造をしていたが、
レイジの召喚に応じ、完成したアイテムとともに支神殿入り。
司祭級の彼女であるが、儀式や正装時以外は巫女級の服を着ている。
これは必要以上に目立つことを避けるため。
普通司祭級は子供の頃から修業しても、20代前半なら早い
と言われる程に昇格が難しいからである。
お世話係、亜里須担当としてスマホに興味津々の様子。
カナリィ・アクシズ(女・13)※本編未登場
職業:副司祭 【※チェッカでみると 静かなる眼差し の表示になる】
王都中央大神殿 礼拝監督官
中央大神殿 信教教義研鑽部 神事教導統括監理士長
兼 法国情報部付き 諜報官
彼女は初期の修業全部を飛ばしていきなり助祭として中央に招聘、
副司祭の位を収めると同時に、信教教義研鑽部長と同格である
神事教導統括監理士長の肩書きを与えられたが、そのポストも彼女のために
新設されたほど。
派手な肩書きとは裏腹に日々、信教の根幹を研究して静かに暮らしている。
服を作ることを趣味とし、裕利達一行の服を新調するとき
指揮を執ったのは彼女で裕利達の到着前から、メルカに呼ばれ
中央を離れ東支神殿に入っていた。
また情報収集の専門家でもあり、尾行や隠遁術はかなりの精度を誇る。
東ゲート事変時には、始めから丘の上のモリガンに付いていたのだが、
モリガンでさえそれに気が付いたのは、裕利達と合流したあたりから。
モリガンを完全に出し抜いたのはここまでルル=リリただ一人
と言うことを考えればかなり優秀な情報部員でもある。
もちろん、アテネーもニケもゲートを出るまで
彼女が尾行していたことには気が付かなかった。
当然にモリガン担当。
私服姿ではあるが、特に気配を消したりはせず尾行している形が多い。
これは余計な事をするな、と言うメルカのプレッシャーでもあり
モリガン共々、双方了解の上でそうなっている。
但し、普通に隣に居ることも多い。
彼女もシエラと同じく普段は司祭級の服を着ていない。
どころか大巫女ですらなく大導士の服を着ている。
理由はスカートをはくのがイヤだから。
儀式や正装意外ではその我が儘があっさり通るほどの
実力を持つ彼女である。
ポーラ・イースト(女・14)※本編未登場
職業:神殿巫女【※チェッカでみると 騎士巫女 の表示になる】
王都東支神付き 拝礼士
法国糧食管理事務所 東教区支所長付庶務官
兼 王都東教区 騎士巫女団 2番隊隊長
法国内でも非常に大事とされる糧食監理事務所に所属し
食糧を管理し、趣味でも料理のレシピを研究する。
また、騎士巫女でもある彼女はアビリィの一番弟子。
剣の腕は少女ながら、東騎士団が騎士巫女であるのを残念がる逸材。
リオの料理の師匠でもあるが、本当は食べられるようになるまで、
下ごしらえで3日はかかるワイバーンを、一晩で燻製にしてしまった
ことに驚愕しあっさり抜かれた。と嘆く。
アテネーのお世話係でもあり、彼女の家事仕事の師匠でもあるが
一番得意なはずの料理を教えることにはことごとく失敗。
レジーナ・ネル=イースト(女・13)※本編未登場
職業;神殿巫女【※チェッカでみると 状態魔道士 の表示になる】
王都東支神付き 拝礼士
東支神殿 総務部庶務係 係長
兼 王都東教区 魔道巫女団 1番隊副隊長
東支神殿の事務方である庶務監督代理。
計算をやらせれば王都一と言われる程の数学の大天才。
信教教義指導の教導士としての資格も持ち
レイジと同じく、恵まれない子供達に読み書きを教えるのを
ライフワークにしている。
その関係上、ニケにも字や計算を教えている。
身体を動かすのはあまり得意では無いが魔道巫女の資格も持ち、
有事の際は魔道巫女隊の主力として、前線で身体を張る
水属性魔導の使い手。
さらにスロゥリアに限っては、非常識な効果範囲に加え
並みのレジストフィールドやマジカルバッファを貫通する程の
凄まじいパワー、さらには本気の剣士の剣速さえをも上回る
発動速度で東支神殿最強。
スピーディも、レイジ同等の精度とパワーを誇る。
魔導耐性を持たないニケの護衛役としてはうってつけ。
レイジの時間が取れない時には“スパーリング”に付き合わされることもあるが
こんなの毎日じゃ、三日で死にます……。とのこと。





