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俺と彼女が別れるまで  作者: 野津 とら
何故こうなった
9/12

九話



「ね、後悔したでしょう」


「おいっそこっ喋るなといってるだろっ」


銃声が響き、コンビニの天井に穴が一つ増えた。

後ろの店員が身を縮めさせ、小さな悲鳴を上げるのが分かる。

何故こうなったのか俺にはわからない。説明出来る人間が入れば是非とも教えて欲しいぐらいだ。

取り合えず至るまでの経緯を説明すると

コンビニに来た俺たちは目当ての物(俺は触っていない) を手に取り(俺は触って(ry)後は日用品や消耗品を取り(俺は(ry)レジで精算した所に、隣のレジで突然男が拳銃を取り出し強盗を、それも立てこもり強盗を始めてしまったのが運の尽き。

それからは言われるがままにその場にいた店員三人と逃げ遅れた客二人と共に入り口の反対側に、つまりレジともトイレとも離れた隅の一角に集められガタガタ震える羽目になった。

いや、横の華山は至って普通にしている。

犯人さえ何かに震えるように手元の銃を小刻みに揺らしているというのに。


ピリリリ、ピリリリ


犯人の方から電話の着信音が聞こえた。が、響いたのはほんの。犯人がなおも、いや、より一層震え、怯えるように恐る恐る音がなり続ける折り畳み式の携帯の通話ボタンを押した。


「は、はい。いいいった通りにしたぞ。返してくれ頼む返してくださいお願いします。あの子は宝なんだ……なんだと、や約束が違う!や、やめろ!わかったやるっなんでもやるからそれだけは

は、ハナヤマレイ?そいつさえ連れていけば無事に返してくれるんだなっ」


思わず隣を見そうになったが寸前で留まった。


「おい!!ハナヤマレイを出せ!!!ハナヤマレイだっ!!ここにいるんだろ!!」


電話を切った途端に荒々しくなった彼に他の人達はますます竦み上がり身を縮みこませる。俺?足が震えてますがなにか?

それに比べて相も変わらず平然としている隣の華山はいったいどういう神経をしているのだろうか。まるでこれが日常とでも言うように


「大丈夫よ、どうせハクヤがって今、家出中だったわ」


安心させる為に言ったのだろうが最後の一言でもっと不安になった。どうしよう、ここが俺の死に場所なのか。









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