表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺と彼女が別れるまで  作者: 野津 とら
何故こうなった
7/12

七話

言葉は出なかったが、これ違法じゃないのか。というのは思った。


「よくこんな生活をしてたな」


「だから、こうしてるんじゃない」


このお嬢様、箱入り娘の形してるがすげー強者なんじゃないだろうか。


でも、こんなんじゃ逃げたくもなるよな。俺もこんなだったら逃げる。確実に逃げる。何が何でも逃げる。


逃げる先がうちじゃなけりゃ全面的に賛成するんだが


「残り物ですがどーぞ」


「いただきまふ」


よっぽど腹が減っていたのかいただきますの言葉を言う前に箸を口に突っ込んでいた。


リスのように頬を膨らませるお嬢様を片肘を机に立てながら見ていると一つの疑問がモクモクと浮かんできた。


なんで、俺なんだ?


そりゃ、金はあるから一人くらい増えたところでどうということは無いが。


男だし、家はボロいし、狭いし…自分で言うことじゃ無いな。


「なんで、俺なんだ」


あ、口にから出てしまった。


「ふぁれふぁ、ほぉひほふ」


「わかった、食ってからでいい」


明日はトーストか茶漬けだな

綺麗になりつつある皿を見てそう思う。


「ごちそうさまでした」


「おそまつさま」


皿を流しに持っていく途中ふと割り箸を見て、こいつの物を明日に揃えに行くか。と、思った。


物つながりで気がついたが、着替えあるんだろうな。

それも聞いてみよう。


「おい、お前。

て、寝てやがる」


んなとこで寝るとはよっぽど疲れてたんだな

そのままにしとくこともできず、前で抱える、いわゆる姫抱っこで寝室のベットに寝かせた。


俺も寝るか、ソファーで。








評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ