表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺と彼女が別れるまで  作者: 野津 とら
何故こうなった
4/12

四話


おめでとうございます。で、始まり。ありがとうございました。


で銀行の口座振込をして出てきた俺は、夢のような事にどう帰ったか覚えていない頭で家に帰り、親が


もう、大学だし独り立ち出来るよな。


で出て行ったために広いリビングで座り込み、ふと通帳を出してトンデモナイ額が書き込まれているのを見てようやく現実を受け入れたのをよく覚えている。



一瞬の追憶から戻ると行く前と変わらない。光景が在った。


当然か。


「お金も駄目とおっしゃるなら、あなたは何が良いのですか?」


どこか芝居がかった口調と身振りに嫌な予感がした。


「知るか」


「まさか、体!?

仕方ありません。

純潔であるこの身を捧げろとおっしゃるなら渋々、全て終わった後にはあなたを消してもらう事で従いますが。それで手を打ちましょう」


「まてまてまてまて、別にそんな事しなくても」


「では!明日からここに用事が済むまで泊まる事にいたしますね」


「おい!」


「なんですか?やはりこの身を捧げろとおっしゃるのですか?」


「んなことは言ってない!」


「では!」


「だぁかぁら!」


「どちらですか!まったく」


俺が言いてぇよ!まったく!


「仕方ないですね。使う気は無かったのですが」


彼女が懐から出したのは分厚い茶封筒。


なんか、近くの大手銀行の文字が入ってる時点で中身がわかった気がする。


「ここに二百万円在ります。

これをお渡しするのでここに泊めていただけますよね」


なんだろう、この用意されていた感じ。

言葉が確認になってるし、でも、もういいや。


しゃくだが俺の負けだ。

分類でもしようものなら粘り負け、戦略的敗北でもいいかもしれない。







俺はこいつをここに泊めることにした。










評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ