表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

3/3

第三話 フリーター魔法を習得する

 あのまま寝ていたらどうやら一日経過していたらしい。


 (あの時本当にきつかった。小学生の時のインフルよりよっぽど辛かった。)


 ともあれだ。


 (取り敢えず死ななくて良かった。ベッドで寝てるだけで死ぬなんてしゃれにならない。)


 けど、結局原因は何だったんだ?

 なんかステータス確認してたら急に頭が痛くなったんだよな?

 俺には自分のステータスを確認する権利もないのか?

 とは言え他にやる事も無いので。


 (ステータスオープン)


 ステータスを確認する事にした。


 名前:ライル 種族:人間

 レベル1

 体力30/30

 マナ40/40

 筋力1

 魔力1

 抵抗1

 素早さ1


 スキル:『視野狭窄』レベル 1 『注意力散漫』レベル 1 『全知全能』レベル1


 あれ?なんかマナ増えてないか?

 昨日確認した時は30だったような気がするんだが、どうだっけ?

 まあ俺も赤ん坊だし成長期なのかもしれない。

 

 (さて、昨日はスキルの詳細を確認してたら頭が痛くなってきてたから今日は全知全能を使ってみよう。なにせ、神様の権能が元になったスキルらしいからさぞすごい事だろう。)


 で、どうやって使えばいいんだ?


 (スキルなんて使ったことないんだから使い方分かんないじゃん。)


 俺の読んでたラノベだったらなんか大抵イメージで使ってたような気がする。

 物は試しだ。


 (全知全能さん。俺に最強の魔法を教えてください。)


 直後、頭に強烈な激痛が走った。


 「ぅーーーぁぁぁ」


 ろくに呂律が回らず口から出たのは文字通り声にならない叫びだった。

 もはや身動きも出来ず助けも呼べない。


 (俺やっぱ死ぬのか?)


 その瞬間、身体から力が抜けて行くの感じた。

 だんだん何も考えられなくなって俺はそのまま意識を手放した。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 朝か?眩しい日差しが俺の目に飛び込んできた。

 また気を失ったみたいだ。

 何とか死なずに済んでよかった。


 (これで一つ分かった、俺の頭痛の原因は神様から貰った全知全能が原因だろうということだ。そして、この事実が示す答えは神様から貰ったスキルは三つともゴミスキルってことだ。)


 どうしよう完全に手詰まりだ。

 俺、この世界で本当に生きていけるのか?


 (いや、まだ諦めない。確かにスキルは使えなかったかも知れないけどまだ試してない事がある。)


 俺は、強く念じながら唱える。


 (ファイアーボール)


 うお、出来た。

 眼前に現れたのは、俺が想像した通りの火の玉だった。

 思ったよりも簡単に魔法が使えたな。

 危ないから一旦消そう。


 (消えろ)


 ちゃんと消火も出来た。

 そうだステータスを見てみよう。


 (ステータスオープン)


 名前:ライル 種族:人間


 レベル1


 体力30/30


 マナ35/40


 筋力1


 魔力2


 抵抗1


 素早さ1




 スキル:『視野狭窄』レベル 1 『注意力散漫』レベル 1 『全知全能』レベル1 『火魔法』レベル1 体力30/30


 マナ40/40


 『火魔法』が増えてる。

 スキルってこんな簡単に増えるのか?

 他の魔法はどうなんだ?

 それから俺は、次々に魔法を試していった。


 (ウォーターボール)

 (サンダーボール)

 (ウインドボール)


 名前:ライル 種族:人間


 レベル1


 体力30/30


 マナ20/40


 筋力1


 魔力5


 抵抗1


 素早さ1




 スキル:『視野狭窄』レベル 1 『注意力散漫』レベル 1 『全知全能』レベル1 『火魔法』レベル1 『水魔法』レベル1 『雷魔法』レベル1 『風魔法』レベル1


 すごい一気に強くなった気がする。

 これなら神様から貰ったゴミスキルなんか無くても生きていける。

 よし、マナが尽きるまで取り敢えずファイアーボールを出しまくろう。

 その後マナが無くなるまで出し続けた。


 名前:ライル 種族:人間


 レベル1


 体力30/30


 マナ0/40


 筋力1


 魔力5


 抵抗1


 素早さ1



 

 スキル:『視野狭窄』レベル 1 『注意力散漫』レベル 1 『全知全能』レベル1 『火魔法』レベル2 『水魔法』レベル1 『雷魔法』レベル1 『風魔法』レベル1


 あれ、なんか思ったより伸びてない。

 魔法は覚えるのは簡単だけど極めるのは難しいってことなのか?

 まあ、ちょっと順調すぎた気がするし仕様がない部分もあるか。

 ひとまず一歩進んだと考えよう。

 それから一週間がたった。


 (やっとレベルが上がった)


 名前:ライル 種族:人間


 レベル1


 体力30/30


 マナ27/130


 筋力1


 魔力5


 抵抗1


 素早さ1

 


 

 スキル:『視野狭窄』レベル 1 『注意力散漫』レベル 1 『全知全能』レベル1 『火魔法』レベル5 『水魔法』レベル1 『雷魔法』レベル1 『風魔法』レベル1


 この一週間ファイアーボールを出る限り出し続けマナは130に『火魔法』はレベル5に上がった。

 『火魔法』のレベル4までは2日くらいで上がったが、5に上げるまでは5日かかった。

 

 (ちゃんとレベルが上がってよかった。少し心配だったが続けていればレベルが上がるのが分かってよかった。それに、マナも少しづつ増えている。この分ならもっと効率よくレベルを上げることが出来そうだ。)

 

 期待に胸を膨らませて俺は、魔法を使い続ける。

 そして、初めて魔法を使ってから3年が経過した。


 

 

  







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ