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第一話 フリーター異世界転生する

 いらっしゃいませ。ありがとうございました。

 大学を卒業して早2年俺はまともな職業にも就かず、コンビニでフリーターをしていた。

 親からはまだ何も言われていないがいつまでもこのままいけないと分かってはいる。

 だけど、大学生の時もフリーターになってからもまともに就活をしていない。

 きっとあと何年後かに後悔することになるんだろうな、とか考えるが結局何をするわけでもなくただ日々を何とかで生きている。


 「清水君お疲れさま」

 いつものようにどうでもいいこと考えてたら交代の時間だ。

 「お疲れ様です」

 一言断ってそそくさと帰る、いつもの日常だ。


 さて今日は、何して時間を潰そうか。そんな益体もないことを考えながら歩いているとふと足元が光った。

 「えっ」

 気付いた時には遅かった足元の光(いや魔法陣と呼んだほうが適切かもしれない)は、どんどん眩しいさを増していき気が付いた時には真っ白な空間に立っていた。

 

 「何がどうなってるんだ」

 周りを見回すが白以外の色はどこにもなかった。これからどうしようと考え始めた時、目の前から気配を感じた。

 「よく来たな、清水光汰」

 いきなり現れたおっさんに俺は動揺を隠せなかった。

 「きさらっしゃいませ。ありがとうございました。

 大学を卒業して早2年俺はまともな職業にも就かず、コンビニでフリーターをしていた。

 親からはまだ何も言われていないがいつまでもこのままいけないと分かってはいる。

 だけど、大学生の時もフリーターになってからもまともに就活をしていない。

 きっとあと何年後かに後悔することになるんだろうな、とか考えるが結局何をするわけでもなくただ日々を何とかで生きている。


 「清水君お疲れさま」

 いつものようにどうでもいいこと考えてたら交代の時間だ。

 「お疲れ様です」

 一言断ってそそくさと帰る、いつもの日常だ。


 さて今日は、何して時間を潰そうか。そんな益体もないことを考えながら歩いているとふと足元が光った。

 「えっ」

 気付いた時には遅かった足元の光(いや魔法陣と呼んだほうが適切かもしれない)は、どんどん眩しいさを増していき気が付いた時には真っ白な空間に立っていた。

 

 「何がどうなってるんだ」


 周りを見回すが白以外の色はどこにもなかった。これからどうしようと考え始めた時、目の前から気配を感じた。


 「よく来たな、清水光汰」


 いきなり現れたおっさんに俺は動揺を隠せなかった。


 「おまえの事は、ここ数年みていた。おまえは社会的地位の低い立場に甘んじているが、私がおまえを変えてやろう。」


 何故か名前を知られているし、いきなり失礼なこと言われるし、色々言いたいこともあるし、正直まだ何も整理出来ていない状況だが目の前のおっさんは話をやめない。


 「私の名前は、全知全能の神フェースバルトおまえのようなどうしようもない人間を更生させ貴い存在にする事が私の使命だ。」


 目の前のおっさんの話は正直、真正面から言われて腸が煮えくり返るくらいにイラっとしたが今は飲み込んで目の前の疑問を聞くことにした。


 「具体的にはどうやってですか?」


 おっさんは一度頷くと再び話し始めた。


 「説明しよう。まずおまえには別の世界で一から生まれ直してもらう。」


 思わず驚いた。おっさんの話が本当ならそれって要するに異世界転生ってことではないのか?

 俺は少なからず、おっさんの話に興奮した。


 「その世界の名は、レスゾード私が管理している世界の一つだ。レスゾードでおまえにやってもらうことは大きく分けて二つある。一つ目は、レスゾードで多くの人から称賛を集めること。二つ目は、この私フェースバルトの使徒になってもらうことだ。」


 俺は正直、神の存在を信じていなかったがおっさんが俺を転生させてくれるというのであれば、こちらも神の存在を信じる事もやぶさかではない。


 「さて、レスゾードに転生するにあたっておまえには私からスキルを授けよう。」


 神様の言葉に俺は言いようのない高揚感を覚えた。

 つまりこれってチートスキル貰って異世界ハーレム無双も夢では無いのではないか?

 想像するのは、最強のチートスキル。

 だが、続く神様の言葉で俺の幻想は砕けた。


 「まず、おまえの生来持っている能力『視野狭窄』、『注意力散漫』の二つをスキルとして授けよう。」


 なんだそれは、明らかにデメリットしかなさそうなスキルに俺の高揚感は一気に下がった。

 大体、異世界転生ってなんだよガキみたいに舞い上がっていた自分が恥ずかしい。

 夢にしては、リアリティがあるが多分これはきっと夢なのだろう。だっておかしいじゃないか普通に考えて異世界転生なんて現実では、ありえない。そう考えるとなんだか自分の能力の低さに嫌気がさす。

 こんな夢さっさと終わってくれ。しかし、神様は話をやめなかった。


 「次に、私の権能の『全知全能』をスキルとして授けよう。」


 ん?今なんて言った。

 全知全能をスキルとして授ける?

 俺は疑問を神様にぶつけることにした。

 

 「そんなことが可能なのか?そもそも、なんでスキルをくれるんだ?」

 「私に不可能は存在しない。おまえ低い能力では長い時間をかけなければ私の使命を果たすことはできない。故に、私が力を与えおまえには更生してもらう必要がある。それに、おまえの能力では『全知全能』を使いこなすには長い時間がかかる。」


 あんまりな言いぐさに、俺はただ黙ることしか出来なかった。


 「さて、説明も済んだしおまえをレスゾードに送る。」


 気が付けば神様は、どこから持ってきたのか杖を掲げながら呪文を唱え始めた。


 「二つの試練と一つの祝福をもって、彼の者に我が導きを与えん」


 神様がそう言うとまた足元に光が輝き出した。

 

 「おい、またかよ」


 やばい、冷静に考えたら俺今の状況一割も理解できてない気がする。

 本当に転生するのか?いや、でも。

 思考がまとまらない中足元の光はどんどん輝きを増していく。

 なんとなくやばい気がするがもうどうしようできない。

 そして俺は、目を強くつむった。

 

 

 










 

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