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10話 テーラ

初めて同年代の友達が出来ます。感想などよろしくお願いします。

 今月で5歳になった。最近、剣術の修行と魔法の授業がない日は村の一番大きな木の下で書物庫の本を読むことにはまっている。村で一番大きな木はこの村の名前カカロス村にちなんでカカロスの木と呼ばれているらしい。今日は火の魔導書を読むことにしよう。初級魔法から上級魔法が載っている。それ以外にも火の魔法を効率良く使う方法も書いてある。魔導書を書物庫からとってカカロスの木に行く。


 カカロスの木の下には先着がいた。同じぐらいの歳の1人の女の子だった。よし話しかけてみよう。うまくいけば初めての同年代の友達だ。


「こんにちは。こんなところで何しているの?」


 女の子は当然声をかけられてびっくりしていた。


「ひなたぼっこをしてたところですよ。ところであなたは誰ですか?」


 そういえば自己紹介していなかった。女の子は警戒しているようだった。


「俺の名前はライカート、今月で5歳になったところだよ。この村でまだ同年代の友達いないから話しかけてみたんだよ。」


「そうなんだ。私の名前はテーラ、あと2か月くらいで5歳だよ。私も同年代の友達いないから友達になってくれると嬉しいな。」


 警戒はとれたようだ。お互いボッチのようだ。


「そしたら友達になろうよ。」


「もちろん。友達が出来て嬉しいよ。」


 笑顔がかわいい女の子だ。そのあとはいつもしていることなどいろいろな話をした。剣術の修行と魔法の授業をしていると言ったらとても凄いと言われ、今度教えてあげることになった。剣術のほうはあまり関心はないようだった。また、テーラはいつも家のお手伝いをしているらしい。とても偉いな。俺は全然手伝いをしていないな。これからはお手伝いをやるようにしよう。


 そうこう話しているうちに日が落ちそうになっていた。もうそろそろ帰らないとデロッサに怒られてしまう。


「そろそろ帰らないとお母さんに怒られてしまうから帰るね。今日は楽しかったよ。」


「そうだよね。もう夕方だもんね。私こそ楽しかったよ。次はいつ会えそう?魔法を教えてほしいんだけど。」


「そうだなぁ。明日は剣術の修行があるから明後日かな。また、カカロスの木の下で会おうよ。」


「分かった。楽しみにしてるね。」


 そう言ってテーラは帰ってしまった。俺も早く帰らなければ、デロッサに怒られてしまう。


 家に帰るとすでに晩ご飯が出来ていた。今日は初めての同年代の友達が出来て嬉しかった。明後日また会えるのはとても楽しみだ。その前に明日の剣術の修行を頑張ろう。

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