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黒詩集  作者: ユーリ・S・イブニングムーン
6/40

世界

此処は何処か分からないとこ。

少なくともこの世界とは違う。

でも少し近い場所。

私たちはそのままではいけない。

少し変わらなければいけないところ。


そこは、魔界あるいは天国または地獄、異次元、異世界。

色々な呼び方をされる。

でも共通してるのは。

この世界とは隔絶されてるってこと。


たまに神隠しなんかあるじゃないですか。

それが起こるのはそこに行っちゃうから。

ここからそこへ。


そことここは時間の流れが違うの。

浦島太郎もそこへ行ったんじゃないのかな?

そこは素晴らしくこことは違う。位相が違う。

見てるものが違う。見える世界が違う。


オカルト好きな人がおかしいのはきっとそのせい。

向こうの世界を感じてしまってるから。

此処の世界に興味がない。

こことそこはそれほど違う。

感じられる人は迫害される。

此処の世界がいやになる人もいるそうだ。

コノセカイハアブノーマルに優しくない。

皆がノーマルに生きようとする。


でもな、本来はみんな違う。


星を見上げる。

昔からあったもの。

空を見上げる

今から生じるもの。

月を見上げる


それでもそれでも、世界は回る。

私がどうしようが世界は回る。

絶えず動き変化し、回ってくる。


動かなければ同じはずがない。

動いてもその変化にあがらうことなどできないのだから。

それでもなんでも、回ればいい。


のど元過ぎれば熱さを忘れる。

どんなにつらいことがあっても、それはもう終わったこと。

これから始まることに、関係ないとまでは言えないが、

過去は過去と割り切ることができればいい。


なんだって、それでよくいく。

きっとこんな文章を、皆は流して読むんだね。

わかってる。自分もこんな文章があったとしたら流して読むもの。

べつにいい。それでも。


なんだっていい。重要なのは、此処にいるということ。

それが必要にして要求。

此処はここ、そこはそこ。

私がいるのはここでそこではないというはなし。


此処に書かれるのはそんな重要でないこと。

脊髄反射で書き連ねる文章。


それを真面目に受け取ることなかれ。

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