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黒詩集  作者: ユーリ・S・イブニングムーン
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移り気思考

時計の音波の音、それに目の前に現れている光のようにはかなくそれでいて鮮やかな感じ。リラックスをして心を空っぽにしたなら中には何が残るのか。耳がキーンってなる。時計の音や波の音がよく聞こえる。



苦しい頭の中がこんがらがってきた。時間がどんどん過ぎていく。過ぎたものは戻らない。覆水盆に返らず。こぼれたミルクについて嘆くのは無駄なことである。そんなことくらいわかっているのになぜだろう。



残り時間がどんどんなくなっていく。



海の底で発生した泡が浮き上がっていくように、自分の中の思いがこみ上げてくる。意識すればするほど大切なものは見えてこない。本当に大切なものはみえないのだから、みんななくなってから気づくのだろう。そのことを分かっていてもなかなかできないもの。亡くなってからでは終わっている、気付くころには終わっている。そのことには気づけないといけない、自分の進むべき道を見失わないように。そのためには頑張らないといけないのだよ。自分が自分である限り私は進む。



いろんな思いが浮かび消え浮かび消えそれを繰り返す。それらは同じようであって、別のものである。しかし一度消えると思いだすのに困難となる。それゆえ、みんなは気付かない。気付いたとしても何も思わない。記憶の隅に追いやられる。何か大事なことを成し遂げる人はたいてい思いを手にしているのだ、それに気付け勝、記憶に残すのならばきっと成長できるだろう。



目を閉じると浮かんでは消えていく景色がある。ある時は湖。川、山。ゆく認識することができない。それはなぜか懐かしい。何故か見たことのあるものだし。もっと見たいと思うのだけれども見ようと思うほど見えなくなる。よく目を凝らすと見えなくなるというもの。



ある日あの時私が目標にしていたのは結局何だったのだろう。今の自分と昔の自分。自分という物質で見るのと同じだ。精神的な面からみると別のものである。今から見て昔はまだまだだと思う・結局は一瞬で変化し続けているのだろうか・変化しないように見えて変化し続けている。それが自分。永遠というものは存在しない何事も否定することはできる。少なくとも変わらず一緒だというものはない。日々刻々と変化し続けるのである。自分たちは生きているのだから。



回る感じ、感動する、トランプ、光、何かが動く音、波の音、電気の光、時計が動く、それが自分が聞いている音。それとこの文字を書く音。音というものを実感するのは難しい人それぞれの感覚であるから。自分が出す音も人によっては見方が異なる。心地よい音は気分を楽に、不快な音は気分を悪く、要は解釈の仕方。相対的な世の中なので。それが本当である。絶対はない。



静かな夜。音は色々、聴こえてくる。けれども、実際に自然から聞こえてくるのはわずかなものである。私はこの世がもっとおもしろくてもいい、それが危険と表裏一体の関係でも。自分はもっともっと面白くしていけてばいいと、世界にSFを、世界にファンタジーを。それにはまず自分の意識を変える必要があるのだろう。もっともっと自分の能力を拡大させつ必要があるのである。だから自分は頑張ろう自分ができないようなことを他人にいう資格はないのである。自分がしたから相手にもさせていいことにもならない。

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