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自分
此処は何処?
あなたは誰?
彼は自分が自分でないかわかりません。
彼が誰なのか、自分自身でもわからないのです。
自分の事を知っている人がいないか、彼はひっしで周りの人に聞いていますが周りの人は誰も知りません。
何も知らない白紙の状態で始めなければなりません。
いつの間にか日も傾き、赤い太陽が沈んでいきます。
さて彼はこれからどうなるのでしょう?
始まりと終わりは常に同じところにある。
別々ではない。
全ては始まりから終わりが、終わりから始まりが生まれる。
だから、何かが終わらないと始まらない。
何かをしたまま始めることはできないのである。
終わりは始まり、さぁ今日も何かが終わり何かが始まる。
世界には良いも悪いもあるのだろうが、それは人間が勝手に決めたもの。
世の中には絶対的な物があるとするなら光。其の速度は常に一定。
他は何かを1として表したものに過ぎない。
自分がいるこの世界も、基準ひとつで変わる世界。
価値観も何もかも流動するのだ。
但し人の残した言葉や物語など本に残されたものはなくなるまで存在し続ける。
変化する世の中は面白き事かな。




