表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
生産系スキルが戦闘系スキルより強いのだが  作者: 風花 景
第一楽章 憑依
2/37

第二話 ソニア

ヒロイン登場です

 あぁ俺は死んだのか……


「……じょ……か?」


 んん?なんか声が聞こえる?

 気のせいか?


「だいじょうぶですか?」


 気のせいじゃない?

 ということは死んでないのか?

 病院かな?


 そう思って目を開けると……


 目の前に金髪美少女がいた。


「ここはぁてんごくかぁ」


 そう呟いて意識を手放した。


 ▶▶▶▶▶


 目が覚めるとさっきの金髪美少女はいなかった。

すると突然、


「目が覚められたのですね。本当によかったです」


という声が聞こえた。

 振り替えるとさっきの金髪美少女がいた。髪が肩にかかるぐらいの長さで、目がとても透き通った翡翠色だ。背は俺より少し低いぐらいか?

 そして最大の特徴はキツネ耳と尻尾だ。ともに髪と同じ色をしている。尻尾はふさふさしていて、とてもモフりがいがありそうだ。


「君が助けてくれたのかい?」

「はい!私、空狐で名前はソニアっていいます」

「ソニア、助けてくれてありがとう。俺の名前は……」


 ちょっと待て。

 たしか異世界転生系のラノベは大体中世ヨーロッパ風だった。

 それで貴族しか苗字が名乗れなかったはず。

 う~ん、どうしようか。

 まっゲームで使ってる名前でいっか。


「俺の名前はキラ。よろしく」

「よろしくお願いします、キラくん」


 ヤバい。

 微笑んだ顔めっちゃかわいい。

 そうだついでにこの世界について教えてもらおう。


「ソニア、悪いがこの世界について教えてくれないか?」

「……?この世界を知らないのですか?」


 まぁ普通はそうなるよな。

 だがこれに対するとっておきの答えがある。


「ああ、海の向こうにある国で育ったからあんまり知らないんだ」


 よし決まった。

 完璧、グッジョブ俺。

 本当のこと教えなくていいだろう。


「そうなんですね。じゃあ説明します。」


 ▶▶▶▶▶


 ソニアによるとこの世界“エルア”には魔力とマナがある。簡単に説明すると魔力は体の中にあり、“スキル”を使うときに消費する。一方マナは空気中に存在する。だがマナは精霊を通さないと使えないのでほんの一握りしか使えないが、絶大な威力を発揮する“魔術”が使える。その人の才能以上のマナを使うと消滅してしまうそうだ。そしてどちらにも属性が存在する。まず四大属性として火、水、風、地がありそれに加えて光と闇がある。

 “エルア”は大きく3つの種族に分かれる。人族、獣族、そして魔族である。人族と魔族は敵対関係にあるそうだ獣族は中立を保っているが、人族が奴隷にして魔族との戦争をしているようだ。もちろん交流のある種族もいる。魔族は数は少ないものの、魔術を使えるものが多い。つまり量の人族、質の魔族といったところだろう。

 “エルア”には魔物が存在する。マナによって発生し、濃度が薄いところでは弱く、濃いところでは強い魔物が生まれるそうだ。


 ▶▶▶▶▶


「OK、大体わかった。説明ありがとう。」

「どういたしまして。じゃあいきましょうか」


 ん?

 いきましょうか?


「俺も?」

「当たり前じゃないですか。怪我してるのにほっとけないです。」

「それじゃあお言葉に甘えさしてもらおうかな」

「目標はスラード王国です。出発進行です♪」


 こうして八橋鏡太、もといキラの冒険が始まった。

読んでくれてありがとう!

誤字や脱字などあったら報告してください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
小説家になろう 勝手にランキング←押してくれると嬉しいです
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ