5話 知らなければよかった
「……――で俺はあんなことにをされてさらにホモなんて噂まで流されてるんだよ!」
静間は初めは聞き取れないような声でぶつぶつとつぶやいていたのだが、最後の方はじょじょに声が大きくなり、誰か呪い殺しそうな雰囲気で叫んだ。
その瞬間廊下にいた生徒は蜘蛛の子が散るように逃げていった。
ただでさえ見た目が根暗なのにぶつぶつとつぶやいていきなり叫べば当たり前だろう。
なぜ静間がこんなに起こってるかというと、勇と留美からのおしおきが終わった後、静間は半死半生の状態で留美から新聞を受け取って、そこに書かれている文字を見、精神的に大ダメージを食らい真っ白になった。
そこには『熱愛発覚!? 森下静間と虎寺大地は授業をサボって密会!』と書かれていたのである。
横には、サボって静間と大地寝ている写真が張ってあった。
寝ているだけならよかったのだが、静間が大地の胸で寝ている写真であった。
それを見てから放課後までの2時間、静間は真っ白な状態だった。
そしてHRが終わるとともに起動し、今はある人物に会うために新聞部の部室へ向かっている途中である。
「こんなことができるのはあいつしかいねぇ。否、あいつ以外こんな早業できるわけがねぇ」
「ひっ」
静間の近くを横切った女子は軽くのどを鳴らして逃げていった。
無理もない。
目を血走らせて廊下を歩く姿は危険人物以外の何者でもない。
さらに時おりぶつぶつと呟いている。
ここまでくれば完全無欠の不審者だ。
「そこの不審者。すこし止まりたまえ」
かなり執筆おくれたぜ〜。
静「短い癖してな」
うるさ〜い!
別にいいじゃないか!
誰もこんな小説楽しみにしてないんだし!
静「自分で言っちまってるよ」
そうさそうさ。
どうせ俺なんていらない子さ。
静「どんどん落ち込んでいく」
大「無視でいいんじゃね」
静「そだな」
いやぁ!
無視しないで〜。
静「うるさいばか」
それはおいといて、最近秘密基地様の方でコニ・タン先生という方がおもしろそうな企画が建てられたから俺も参加した。
静「お前自分の作品をまず書けよ」
今は参加者メンバーの作品をがんばって読んでるので更新はさらに遅くなる!
静「うぉぉぉぉぉい!」
まだまだ参加者募集してるようなのでURL張りますね!
ではさらば!
『http://hp23.0zero.jp/bbs/kiji.php?uid=himitukiti&dir=382&num=3&th=&unum=1211640598305&m_no=0』