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元中二病の俺と友人の弟君  作者: メロンソーダガム
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学力

突然だが、俺は理系だ。

転校してきたこの緑葉高校は進学校であり、2年からは理系と文系が別クラスとなる。またそれぞれに対して、学力の高い人を選抜したクラスが1クラスずつ用意される。

俺がいるこのクラスは理系の選抜クラスである。無論転校生という理由ではなく編入試験のテストの結果、つまりは実力でもぎ取った。そもそも、黒歴史を何とかなくそうと勉強に力をいれ中二キャラを卒業しようと頑張っていたので前の学校ではトップの学力だった。

まあ、前の学校は進学校として有名だったわけでも無いので学年トップ位は楽に取れた。向こうでは役に立たなかった学力だがこちらでは大活躍というわけだ。


さて、なぜこんな話をしているかというと進学校の選抜クラスでは授業の進みが早いということを言おうとしたらこんな長い文章になったわけだ。早い、俺が予習している範囲のギリギリライン。得意な数学でこれだと他の教科は危ないかもしれない。


いざとなったら弟くんのお世話になるしかない。隣をみれば弟くんが綺麗にノートを取っている。問題もすらすら解いているし、頭はいいみたいだ、まあ悪いならこのクラスにそもそもは入れてないわけだが……


授業なので喋りかけてくることは無いが時折こちらを見てきているのはわかる。どうやら転校生の俺が授業についていけているか気にしてくれているようだ。


「じゃあ、この問題を……おっ転校生がいるのかじゃあ海座1問目を前で解いてくれ」


一方こっちの先生はどうやら気遣いなんて言葉は知らないようだ。そんなのでよく教師やってるな。弟くんを見習え!


「ついでに2問目は隣の弟くん頼むな」


てか、数学担当からも弟くん呼びかよ!何?弟君は苗字や名前では呼んではいけないって校則でもこの高校には存在してるのか?


ここにいない生徒会長を少し怖く思いながら初めての授業は無事に終了した。


ん、問題?普通に解いたよ。数学は得意だからね。


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