423話_再契約
ロストヘルムは今日も廃都と呼ぶに相応しい荒れ果てた姿を晒している。
森からは魔物の気配がするのに、この辺りだけ不自然に気配が無い。本能で何かを嗅ぎ取った魔物達がロストヘルムとその周辺を避けているのは明らかだ。
奇妙な魔力は相変わらずロストヘルムの教会を中心に波のように広がっている。魔物除けとしては優秀だが、とうに崩壊した都では意味を成さないのが何とも惜しい。
外装から予想はしていたが、教会の中も見事に朽ち果てていて雨を凌ぐための天井は吹き抜けのように、ぽっかりと穴が空いている。
木質の床板の上を歩いているはずなのに草を踏む音しかしない。もはや此処は教会ではなく壁と古臭い家具に囲まれた小さな庭だ。
教会の奥、昔は恐らく神官や信者達の祈りの場となっていたであろう場所に誰かが立っているのが見えて立ち止まる。
その男は腰より上が無い像を見上げている。ただ見ているだけ祈っているようには見えない。
男の後ろ姿には見覚えがあった。今となっては俺の記憶にだけ存在しているグリシャ・サフォークだ。
何故、グリシャが此処にいるのか。こんな所で何をしているのか。
気になることは沢山あった。でも俺が今訊きたいのは、そんな事じゃない。
「……いつからだ?」
「貴方が、この世界に転生なさると分かった時からで御座います」
「俺が召喚するのを待つことは出来なかったのか?」
「確実に貴方様の元まで辿り着く為には必要な事だったのです」
人間の死体の皮を被ってまで現世に留まる必要があったのかという問いに彼は淡々と答える。
「天使も悪魔も神の監視下にあります。世の理から外れるには神をも欺かなければなりませんでした」
殺した人間に成りすませば神の監視から逃れられるとでも言うのか。だとしたら神の目は節穴にも程がある。
「……全部、俺に会う為に?」
「はい。この世界でも貴方の傍に置いて頂きたい。私の願いは、それだけなのです。一度地獄に落ちた哀れな私の願いを叶えて頂けませんでしょうか」
「もし、その願いを叶えてやれないと言ったら?」
「この魂ごと消滅するだけです。その時は、どうか最期の瞬間まで貴方を想うことを許して頂きたい」
彼が、このような時に冗談を言う性格でないことは俺が一番よく知っている。悪魔さながらの狡猾さと欲に対する純粋さ。悪魔だからこそ彼は己の欲に逆らうことは出来ない。
「今の俺は、もうお前が求めている俺ではないかも知れないぞ」
「可笑しなことを言いますね。容姿、目的、立場が変わった程度で貴方の価値が無に帰すとでも? 私の貴方に対する想いは都合の良い時だけ神に縋る人間共の信仰心とは訳が違うのですよ」
この悪魔が、ここまで俺に執着する理由が分からない。魂そのものに興味があったなら喰らう機会などいくらでもあっただろうに。
「お前が生半可な気持ちで此処にいるわけじゃないことは分かった。では何故ずっと背中を見せている。人間の身である以上、今は人間としての礼儀を貫き通すのが道理じゃないのか」
「この肉体は、とうに限界を超えています。このままでは時期に、ただの腐った肉塊に成り果ててしまう」
人間として彼に残された時間は無い。だから、ずっと此処で俺を待ち続けていたんだ。再び正式に悪魔として顕現する為に。
「私の魔法を以ってしても形を保つのが精一杯なのです。皮膚は爛れ、肉は腐り、眼球は溶けてしまっています。このような醜い姿で貴方と顔を合わせるなど、とても出来ません」
「さっき、お前は言ったな。容姿、目的、立場が変わった程度で俺の価値が無くなることはないと。俺だって同じだ。どんなに醜い姿になろうと、お前を遠ざける理由にはならない」
その言葉で彼は恐る恐る振り返る。頬の皮膚が爛れ落ち、その剥がれた皮膚の奥に見える肉も変色して爛れ、眼球が入れ込まれているはずの場所は空洞になっている。なるほど、この姿では人前には出られない。あえて人を寄せ付けない場所を選んだのも、これが理由か。
俺は彼に歩み寄る。彼は、その場から動かない。見えているのかも分からない〝空洞〟から俺を見ている。爛れた頬に添えるように手を伸ばすと彼は穏やかな顔で目を閉じた。
「お前は悪魔だ。しかも普通の悪魔じゃない。神話で語り継がれる大悪魔。それを世に解き放ったとなれば俺は天界公認の大罪人になるだろうな」
「天界から誰が断罪に来ようとも貴方には指一本触れさせません」
「お前が魔界に戻れば狙われる必要は無くなると思うが?」
さざ波のように笑みを広げながら「確かに、そうですね」続けて「それでも私は貴方から離れることを選べない」と彼は言った。
俺を守れるという絶対的な自信ゆえか、それとも自分の欲に忠実な悪魔の性質ゆえか。彼は腐敗した腕を伸ばすが、届く前に指先から崩れ落ちていく。
「目の前にいるのに、どんなに手を伸ばしても届かない。もう御預けは懲り懲りです。慈悲深き我が運命、今世でもどうか私を傍に」
「……お前も知っての通り、昔とは情勢が大きく変わってしまっている。お前の力は他から見れば脅威にしかならない。それでも一緒に来るつもりか?」
「愚問ですね。他の誰が、どう思おうと私にはどうでも良いことなのですから。貴方が受け入れてくれさえすれば私は満足なのです」
悪魔の力など、この平和な世界には必要ない。必要はないが、それを言ったら俺だって似たようなものだ。魔王の力だって、この世界には不要なもの。不要な者同士、この世界で新たな関係を築くのも悪くない。
「分かった、お前を仲間として迎え入れよう。……お帰り、リュシフェル」
グリシャ・サフォークに擬態していた悪魔は真名を呼ばれたことで本当の姿を取り戻す。
幼虫が蛹から羽化するようにグリシャだったものが割れ、中から蘇芳色の肌に染められた肉体が現れる。爛れていた皮膚も腐り落ちた腕も何もかもが真新しい身体へと変わっていく。
混じり気のない純粋な白と漆黒の髪が頭頂部を堺に綺麗に分かれ、流れるように腰まで伸びる。
上半身は裸のまま下半身は巻いた布を何重もの鎖で固定しただけ。相変わらず見ていてハラハラする不安定な格好だ。
腰からは翼が生えている。天使だった頃のものと悪魔になってから新たに生えたもの。堕天する際に中途半端にもがれた翼も含めた三枚の翼が。
髪色と同じ睫毛が目蓋と共に上がると虹色の眼が顔を出す。
「堕天使、リュシフェル。古の契約に従い、今ここに顕現致しました」
魔王の力を取り戻そうと悪魔を配下に加えようと俺が守りたいものは変わらない。
「して、魔王様。貴方様は今後どのような偉業を成し遂げるおつもりなのでしょうか?」
「偉業って……俺は毎日を精一杯生きるだけだ。かつての、そして新たな仲間達と一緒にな」
こうして俺は前世で契約した大悪魔と再び契約を交わしたのだった。
城に戻った俺はリュシフェルを仲間として迎え入れることを皆に話したところで漸く一息つけると思っていたのだが……
「魔王様、私が来たのですから、この下級悪魔共は不要でしょう。魔王様の手を煩わせるわけには参りません。私が、この手で奴等を消し炭にして差し上げます」
差し上げるな。
リュシフェルがとんでもないことを言い出したせいでギルと一触即発。俺がリュシフェルを説得し、ギィルが咄嗟にギルを宥めてくれたお蔭で大事にはならなかった。
元より彼等が友好的でないことは知っていたが、同じ悪魔同士もう少し仲良く出来ないものか。基本、悪魔は自分より上位の者には逆らわない。逆らったところで良い結果にはならないと本能で分かっているからだ。
そうなると自分より上位の悪魔に楯突こうとするギルが異質なのかも知れない。いや、この場合は勇敢と言うべきか、無謀と言うべきか。
「魔王様。私達、魔王様にお願いがあるの」
ロゼッタとキャンディが揃って俺を見上げる。
「何だ?」
「私達も魔王様の本当の仲間に入れて欲しいの」
「……と、言うと?」
「キャンディ達にも〝偽りなき忠誠〟を使って欲しいって事!」
メラニー達の何か知っているような表情を見て、彼女達の言い分が何となく理解できた。恐らく俺がいない間、十二年前のことでも話していたのだろう。
あの時、ロゼッタ達は敵側にいた。俺が最後に十二年前に偽りなき忠誠を使ったのは十二年前に魔王討伐を決意した時だ。
「魔王様、僕達にも貴方への忠誠を示す機会を与えては貰えないでしょうか?」
十二年前に発動した事実がある以上、彼等だけ除け者というわけにもいかないだろう。
「お前達がそれを望むと言うなら構わないが……偽りなき忠誠の効果を知ってて言っているんだよな?」
「えぇ、勿論です」
彼等の瞳には嘘も戸惑いも無い。本当に心から望んでいるのだと分からされる。
俺は十二年前には出来なかった奴等にも偽りなき忠誠を発動させた。昔の主従関係に戻ってしまったというのに皆が晴れ晴れしい表情を浮かべている。
「これで私達も魔王様のものだから。残念だったわね、メラニー」
「あら、何が〝残念〟なのかしらぁ? 今回はワタシの方が先に魔王様の仲間になったって事には変わりないんだから何も残念じゃないわよぉ」
「くっ、アンタは、またそうやって昔のことを……」
「昔って言ったって、たった十二年前でしょ? 前世に比べれば大した時間じゃないわ」
メラニーの反論にロゼッタとキャンディは悔しそうに顔を歪ませている。昔がどうだの十二年前がどうだの前世がどうだの……彼女達が何を論争しているのかはよく分からないが、城の中で戦闘になるような事態だけは避けて欲しい。
「アンタ、その首の傷どうしたんだ?」
「傷?」
ギルに指摘されて自分の首に触れると、ある箇所に触れた瞬間に小さな痛みが走る。トワとモアに短剣を突き付けられた時に刃先が掠れて切れてしまったのだろう。指摘されるまで気付かなかったくらいだし、この程度の傷なら魔法で治すまでも無い。
素直にトワとモアの名前を出すとややこしい事になりそうな気がして「何処かで切ったんだろう」と曖昧に返す。それで事なきを得た……と思っていた俺が甘かった。
力尽くで引き寄せられる感覚と直後に首に感じた湿った感触とピリッとした痛み。
「はい、消毒完了⭐︎」
傷口を舐められたのだと理解したと同時に満足したように笑いながら舌舐めずりをするトワと目が合った。
「あぁーーっ!!」
停止していた時間から誰よりも早く解放されたのはモアだった。モアはトワの腕を引っ張って俺から引き剥がそうとしている。
「ずるいよ、トワ! 俺が消毒したかったのに!」
「へへーんだ、早い者勝ちだよ」
「あ、待て!」
モアの手を振り解き、舌を出して走り出すトワ。モアは短剣を構え、逃げるトワの後を追う。偽りなき忠誠の効果を理解したうえで彼等も洗礼を受けているだろうから同士討ちなんて愚かな事はしないだろうが。
(魔王様、あの双子よりも気にかけなければならない存在が)
グレイが指差す方を見て俺は頭を抱えるしかなかった。トワを追うモア、更に遠くから彼を撃ち抜こうと構えるロット、更に更にメラニーは鬼蜘蛛としての姿に戻りつつあるし、リュシフェルに至ってはこの世の者とは思えない顔をしている。あ、そもそも悪魔だから、この世の者ではないのか。
「ライ様の美しい首筋をペロペロだなんて……っ! キーッ! なんて羨ましい! ワタシだって、まだペロペロしたこと無いのにっ!!」
「元は道具に寄生しなければ生きていけない脆弱な魔物の分際でライ様に傷を付けるだけでなく己の舌を這わせるなど……万死に値する!! 魔王様、どうか私に、あの汚らわしい俗物を浄化する許可を」
「分かったから、とりあえず落ち着け」
自分で言っておいて何が〝分かった〟なのか分からないが、とにかく今は皆を落ち着かせることが最優先であることだけは分かった。
偽りなき忠誠の効果が悪魔にも影響するもので良かった。そうでなかったらトワは今頃、見るも無惨な姿になっていた事だろう。
「……その傷、アイツに付けられたのか?」
「多分な」
トワかモアが付けた傷である事は間違いないが、どちらの短剣で付けた傷なのかは分からない。だから俺はリュウの問いに「多分」と答えた。
首に触れると傷はもう殆ど塞がっていて皮膚が少し引き攣ったように固まっている。
「まさかトワ殿は謀反を?」
「いや、違う。本人達は挨拶だと言っていた」
「……本人〝達〟?」
「あ」
しまった。今のは余計だった。
「どういう事だ? アンタを傷付けようとしたのはトワだけじゃねぇのか?」
「武器を向けたのはトワとモアです」
証言者の発言によりモアも標的となってしまったのは言うまでもない。その後、彼等に短剣を向けられたのは事実だが彼等に敵意が無かったのは確かだと俺から伝えたことで、その場は収束した。
グレイ達の提案と本人達の希望によりリュシフェルを除いた罪ある者に鉄槌をが国外に出る時は俺の〝影〟に作った空間に身を潜めてもらうことが条件となった。特殊な存在ゆえに出来るだけ人目を避ける手段を取るべきだと進言され、この案が採用された。
但し、例外がある。それは俺が国内に不在の時だ。そもそも俺が不在の時に彼等が単独で国外に出なければならない状況など有ってはならないのだが。
リュシフェルは地下の番人として地上に出る必要がある時以外は城の地下に籠ると言う。
「意外ですね。貴方が自ら魔王様の傍を離れるなんて」
「物理的な距離ごときが私の障害になるとでも?」
確かにリュシフェルならどんなに遠く離れていようと俺の元まで一瞬で駆けつけることくらい朝飯前だろう。
リュシフェルを地下まで送るべく俺も同行する事になった。他にも何人か同行すると申し出た者もいたが本人が「魔王様以外は不要です」と断ったため俺だけが付いて行く事になったのだ。
「また、こうして魔王様と二人で話せるなんて夢のようです」
「大袈裟な奴だな。グリシャの姿の時だって何度も話したじゃないか」
「あれはグリシャ・サフォークとして然るべき対応をしていたに過ぎません。それに、あの時は魔王様も私の存在に気付いていませんでしたし」
「お前には、あの頃からずっと歯痒い思いをさせていたんだな。……すまない」
「謝ることはありません。貴方が魔王様であると知っていながら何も行動しなかった私の責任なのですから」
制約上、悪魔は自分から正体を明かすことが出来ない。それに今思えば、停止した時間の中で俺を〝魔王様〟と呼んだのは彼なりの合図だったのかも知れない。
「ですが、今はその選択を取ったことを後悔していません。貴方は魔王としての力を取り戻し、私は貴方の元に帰ることが出来たのですから」
地下に降りるための階段の前まで辿り着くとリュシフェルは立ち止まる。
「此処までで構いません。貴方に、あの薄汚れた地下を歩かせるわけにはいきませんので」
「……分かった。リュシフェル、これからもよろしくな」
「魔王様、どうか昔のように〝フェル〟とお呼び下さい」
真名を隠す意味合いも込めて〝フェル〟と呼んでいたことを思い出す。本人が良いと言うのなら、その厚意に甘えさせてもらうとしよう。
「じゃあ、フェル。改めて、よろしくな」
「はい、よろしくお願いします」
悪魔とは思えない、麗らかな心持ちが表れた笑み。公衆の面前で、その笑みを見せようものなら種族問わず問答無用で虜にしてしまっていただろう。
「魔王様、一つだけお聞かせ下さい。本当は、この地下をどうするおつもりだったのですか?」
「……封印するつもりだった。罪ある者に鉄槌をも二度と地上に出られないように閉じ込めるつもりだった」
「ですが、考えが変わったと」
「俺が今求める世界に、この地下は不要だ。そのはずなのに……いざ手放そうと思ったら、本当にそれで良いのか分からなくなってしまった。彼奴等を閉じ込めて、お前を拒絶して、それが本当に俺が望む世界なのかって。それに……いつか必要になるんじゃないかって一瞬でも考えてしまった」
心から平和を望むのなら脅威となるものは手放さなければならない。その考えは間違っていない筈だ。
武器を手にしながら「共に平和を築こう」と言われても、その武器に怯えて承諾する者はいても心から承諾する者などいるはずが無い。
「それで良いのです」
「え?」
てっきり呆れられると思っていたのに返ってきたのは肯定だった。
「対抗できる武器を何一つ持たず世の中の安寧や和平を謳うなど愚昧以外の何者でもありません。コインに裏と表があるように世の中にも綺麗事と現実が存在します。この二つは同じ世界に存在していながら決して交わることはありません」
「……きっぱり言い切るんだな」
「それが真理なので。仮に綺麗事と現実が重なることがあったとしても、やはりそれは何かを犠牲に、または誰かが妥協したからこそ得られた結果に過ぎないのです」
「つまり俺が今やろうとしているのは茶番だと言いたいのか?」
「いいえ、貴方は安寧を望みながら武器を持つという矛盾に頭を悩ませているように見受けられたので私なりに意見を述べただけです。その考えは〝理に適っている〟と」
俺の邪推をリュシフェルは淡々と否定する。彼にその気があったのかは不明だが、精神的な器の差を見せつけられた気がして自虐の笑みが零れる。大人になったのは歳ばかりで中身は子どもと然程変わらないらしい。
「魔王様、貴方も理解している筈です。争いを嫌悪していながら何度も醜い争いを繰り返す者達。弱きを助け強気を挫くを正義としながら実情は真逆の世俗。この世界は〝矛盾〟で溢れている。ただ、それを個人が善と判断するか悪と判断するか。少なくとも、この国に後者を選ぶ者はおりません」
やたら堅苦しい言い回しに更には小難しい理論まで並べているから分かり難いが、もしやこれは……背中を押してくれているのか?
「そういえば、お前は悪魔であると同時に天使でもあるんだったな」
「確かに天使だった頃の力も全く使えないというわけではないので、その解釈は間違いではありませんが……」
能力の話をしたつもりはなかったのだが、流石に今の言葉だけでは理解できなかったらしい。
地下に降りるリュシフェルを見送った俺は皆がいる場所へ戻ろうと踵を返した時、グレイから念話が届いた。
(魔王様、今すぐギルドハウスに来て下さい)
「ギルドハウスに? 来客か?」
この国に誰かが入ったような気配は感じなかったが。
(ハウスの依頼掲示板に依頼書が……とにかく来れば分かります)
「……分かった」
声色からして緊急事態ではなさそうだが、俺の知らぬところで何かが起ころうとしているのは事実。となれば事態の把握は必須だ。
グレイからの念話が切れた直後、俺は早速ギルドハウスに向かった。
[新たな登場人物]
◎リュシフェル
・神話にも登場する大悪魔。元は大天使であったが、大罪を犯したため堕天し、悪魔となった。
・裁きの際に肩翼を中途半端にもがれてしまったため不恰好な天使の羽が背中に残っている。天使だった頃の力が完全に失われていない要因とされている。
・前世のライに召喚されたのは悪魔となって間もない頃。天使としての価値を失った自分を必要としてくれた彼を心から慕っている。
次回、《空のない楽園 編》突入




