番外編 花咲かす命
お久しぶりです
久しぶりの番外編です。
地球と異世界が繋がる前の物語になります。
視点もオリジナルの主人公になっています。
これは地球と異世界が繋がる前の物語。
けれど異世界はある。
私が異世界から来たから。
その話をしようと思う。
その街には、そこしか吹かない風が吹く場所があった。
幼かった私は…いや今も幼いかもしれないが…。
とにかく私は好奇心で行ってみた。
見てみたかったのだ。
今思えば…失敗だったと思う。
その風は容赦なく私の身体を吹き飛ばし私の命を容易く奪った。
目が覚めたら、そこは知らない景色だった。
_________
数年後
年齢的には中学生高学年と言ったところだ。
でも私に、地球という知識の常識は、もう…どこにもなかった。
「…獲り…損ないました」
私は言い膝を付き頭を垂れるしかなかった。
私の他にも私と同じポーズを取る仕事仲間がいた。
私が暮らす国は後に異世界北の国という、魔術が発展した国だった。
そして獲り損なったのは、人の命。
この国では男も女も関係がない。それもそのはず、この世界は女王が国を納めているからだ。それだけじゃなく国同士の冷戦が起きていた。
そして今、玉座に座るのは、
「失敗したの?殺るだけの簡単な依頼なのよ?あれ、取り逃がすと不味いんだけど?」
パトリシア・ユピテル。
アリシア・ユピテル女王陛下の実娘であり次期魔女王候補だった。
小柄なのに彼女の魔法魔術体術までも逸脱で、その存在は死である。
おまけにとんだ馬鹿力だ。
大人三人を指で投げるほどだ。
歯向かったら死ぬ。間違いなく首が飛ぶ。
パトリシアは指をパチンと鳴らし、鎌を持った怪物が数体、床から現れた。
「そこの数人、連れていきなさい」
悲鳴、叫びを上げながら連れていかれた。
私はもう彼ら彼女らと会うことはないだろう。
「どうして自分が残されたかわかるかしら?」
「新しい仕事…ですか。それとも…」
罰、ですか?。
その言葉は口にしなかった。
言ったらされそうだと考えたからだ。パトリシアにではないが過去に罰を受けたことがある。
あれは恐怖であり死ぬことを許されないと思える罰だった。
死んだほうがましだとさえ思いたかったが、この世界は魔法の世界。魂を素材にする手法もあると聞く。死よりも恐ろしいそうだ。故に、死ねない。死にたくない。
私の心は砂漠のように枯れていた。
「仕事よ」
今思えば私はパトリシアから直接罰を受けたことはなかった。
「この5人これらの命を絶ってきなさい」
「ハッ!」
私は大きく頭を下げ、玉座の間を出ようとする。
「マナ」
「は、はい」
「グリームには気をつけなさい」
「わかりました…」
マナ。これが私の名前だ。
当時、この世界に来たばかりな私は当然だが右も左もわからず、奴隷商に捕まった。幼い見た目に魔法も魔術も使えずの女は性的道具としても高く売れた。
身を隅々まで検分されめそめそ泣きじゃくる私は縛られて運ばれる途中、私を乗せた荷台は襲われた。
先ほど言ったグリームという怪物にだ。
グリームは現在のところオスのみ存在し様々な個体がいるらしく知能が高く生殖行動を行う。しかも力のある女の種族にするのだ。生殖された女は怪物を産み絶命する。
それ以外の者は情け容赦なく殺す。
それがグリーム。
全世界共通の敵である。
そのグリームは鷹のような姿をしていた。翼には腕があり私を捕まえた奴隷商を一撃で絶命させた。
当然ながら私はただの人間だ。
殺されるか喰われるかしかない。
縛られて身動きすらできず、泣きじゃくることしかできなかった。
だがそのグリームと対峙する誰かが現れた。
光が色とりどりに舞い、そのグリームを退治した。
初めて魔法をみた。綺麗だと思った。当然ながら自分を使ってみたいとも考えた。
そんな考えは露知らずの私を助けた人は、私を抱き抱えて飛んだ。
再び私は泣きじゃくる。というか悲鳴をあげた。地面が離れたり近づいたりと、酔いそうになった。
抱き抱えられてわかったがその誰かは男の人だった。
何か急いでるようで私を助けるができないことが伝わった。
ちなみにこれじゃ飛ぶじゃなく跳ぶじゃん。とも思ったが言わないでおいた。
男はよくわからんお城に私を置いた。表情はフードで見えなかったが、ホッとしているようにも見えた。
「無事でよかった」
「どうして?」
どうして助けたの?と聞いたつもりだった。
「危ない目にあってたんだから助けるよ。理由なんかない」
その魔法使いはただそう言った。
いや答えになってない気がする。
魔法か…。
もし私にも魔法が使えたら…箒に乗って空を飛びたいな。
なんて考えたところでお城の扉が開く。
「誰?」
私と彼女…。
これがパトリシアと私の初めての出会いだ。
私を置いて言った男は気付いたらいなかった。
パトリシアはため息をつき、小さい私を見てまた、ため息をついた。
私がすぐに魔力のない人間だとわかったのだろう。そして私のみすぼらしいボロボロな格好。こんな場所に人間の子供は来れないこと。明らかに誰かが私をここに運んだとわかったのだろう。
「どこから来たか知らないけど名前は?」
「まな…」
名字も言おうとしたが遮られ
「マナね。私はパトリシア。ここの偉い人よ。今日からあなたはここで暮らしながら働くのよ。ちゃんと覚えなさい」
衛兵の魔法使い達はどよめくが「うるさいわね」で一蹴し私に居場所をくれた。
恩ができたのだ。
あああとついでによくわからんジャンプ男にも。
パトリシア的に後々この方が楽だと判断したのだろう。
気持ちが落ち着いてしまい最初の頃はもう二度と大好きな祖母や家族や友達に会えないことを悲しんだ。
城内の仕事をしながら泣く私をパトリシアはなぜか怒鳴りもしなかった。周りの衛兵もそれを咎めなかった。今でもこれは謎。
そして今、
「聞いてた?」
「え?…あ、はい気をつけます」
「そう」
会話終了。
パトリシアは相も変わらず何年経っても姿は変わらなかった。
魔法使いはどうやら寿命の延命と老いが一定から遅くなるらしい。
というよりパトリシアは人類という種族じゃないから関連はないようだが。
とにもかくにも私は仕事を完遂させなきゃならない。
この手で始末しなければ私に明日はもうないだろう。
____
と言い、思って来てみたが、どうやら対象はこの町にいるらしかった。
北の国と西の国を繋ぐ町。
貿易の拠点にもなるけど、同時に貿易の拠点は事件も多い。
殺人事件が特に。
さてと…。私は武具の持ち合わせを確認し動く。大した運動はできない。でも今まで培ってきた経験が私の身体を動かす。
一人、見つけた。
小さな荷物を腰に下げていた。髪が黒いことが幸いし目立つことがなかった。すれ違い様に首を切り絶命したのを確認し腰の荷物を摺った。
中身を見ると薬だった。
麻薬売り…。
殺って正解だった。
次だ。
二人目は毒殺した。
意外と楽勝だ。
この世界でも人を殺めてはならないと決まっている。
けど私の立場上、これをしなきゃ生きていけないのだ。
初めて人を殺めたのはいつだったか。
とても酷くイライラしたということは覚えてる。
私に対する軽蔑かなにかだったと思う。
近くにあった灯りの蝋燭をそいつに押し付けて私は自らの手を……。
…そこからはあまり覚えてない。
仕事を変えて私の今の仕事は暗殺業だった。まさか王家直属になるとは思ってもみなかったけど。
そんなこんなんで三人目は硫酸をぶっかけて殺った。
まぁどいつもこいつも悪行三昧だからいいが。
二人目は奴隷商、三人目は違法売人だったし。
そういう意味では意味のある仕事なのかもしれない。殺人は殺人だけどね。
ただ今の私は誰かを殺めても何も感じなかった。
それだけ私の心は磨り減っていた。
四人目は私と同じ暗殺業者だった。多分この人も誰かを殺りに来たのだろうか。
東の国の暗殺者。姿格好はにんじゃという言葉が頭を過った。
その言葉は私が産まれた場所の記憶のもの。
………。
「っ!!!」
そのにんじゃを私は回転する巨大換気扇に放り投げた。
ここまで来るのにあえて自分が不利なフリをして換気扇の近くまで行ったのだ。正直手こずった。
あと一人……。
換気扇から何かが飛んできた。
にんじゃの持ち物だろうか?。
回収しておこうと思い拾いあげた。
「え…?」
私はそれを知っていた。
ぼろぼろだけど…知っていた。
なぜなら見たことも触れたこともあった。
どうしてにんじゃが持っていたのかとかそんなことは些細なことだった。
自然とこれは私のだと思った。それは安全祈願と書かれたお守りだったから。
漢字は詳しくない。読めないし。
でもこの漢字は知っていた。
でも…なんでかな?
掠める記憶。
幼い頃に助けてくれた魔法使い。
大好きな家族に祖母。
一度でいいから帰りたいな……。
お守りを見たせいかな?
そんなことを急にそんなことを考えた。
でも考えても帰れない。
まだ…あと一人。まだ町にいればいいけど…。
そう思って探してたが
「いないんだけど…」
しかし突如、野太い笛の音が鳴り響いた。
敵襲の笛だ。
町に悲鳴が上がった。
いったいどこから…。
私は駆け出す。
背後から音が聞こえて私は不覚にも躓き転んでしまう。
だけど運がよかった。頭上をでっかな虫が飛んでいったのだ。
「グリーム…!」
外見はクワガタ虫のような形をしていたが全長が人よりもでかかった。
私の目の前で、そのグリームは飛行しながら人を切り裂いた。
「ッ!」
返り血が私に付く。
グリームは着地し見渡し、側にあった樽を見つけそれを破壊した。
「キャァァ!!」
中から女の人が出てきた。
グリームは身体の下から細い触手のような物をだし女の人を捕らえ口から唾液をボタボタ垂らし出した。
捕まった女の人は抜け出そうと動くも抜け出せないようで悲鳴をあげた。
私はその光景に恐怖を覚えた。
触手をぐらぐら動かしその女の人に自分の尾を近付けていく。
嫌な予感がした。
私はグリームに向かってありったけ火薬を放り投げて爆破させた。
虫だからかグリームは火薬を嫌がった。触手から女の人を引き剥がせた。
「早く逃げて!」
私は叫ぶ。内心私こんなキャラだっけ…?と思いながら。
触手から解放された女の人は頷き逃げていった。
よく見なきゃわからなかったけど女の人には獣耳があった。
私はナイフを抜き構える。
他の場所からも爆発が起きた。
どうもグリームはこいつだけじゃないらしい。
正直怖かった。
クワガタの形をしたグリームは顎から電気を迸らせる。その目は私を映した。
私は足がすくんだ。
あのハサミに挟まれたり電気を浴びせられたら私は死ぬのかもしれない。
その考えを読んだのだろう。グリームはグフグフと笑うように勝ち誇り雄叫びをあげた。
私は、怖くて逃げ出してしまった。
お守りを握りしめながら……。
人がたくさんいる場所に着いた。
避難誘導をしていた。
たくさんの悲鳴と不安を彩る声が聞こえた。
乾いた風が吹いていた。
もうこれは仕事どころではないだろう。
私はひっそりと町から出よう。
私ができることなんてないし。
そう思い裏手に足を進めた。
たくさん走って、たくさん逃げた。
悲鳴も私を通りすぎていくに違いな――
「助けてーーーッ!!」
近くで声がした。
私は声の方へ向く。
「っ…」
瓦礫に埋まり体が出せない子どもがいた。
その子どもは私と目が合った。
私に助けを求める声。
いったいいつぶりだろう。
自分に助けを求める声を聞いたのは。
私の手は既に汚れている。
今日までたくさん殺めた。
生きるために。
だから私に助けなんて求めても私は何もできない。
だけどそれでも。それでも私は。
助けてくれた魔法使いを思い出す。
理由とか理屈とか関係なしで私を助けた。
理屈とか理由とか言い訳をかなぐり捨て私は子どもの元へ駆け寄った。
乾いた私の心に小さな水滴が落ちた。
「今瓦礫どかすから…!」
子どもは頷いた。
私は地道に瓦礫をどかしていく。
瓦礫は派手に崩れていた。つまり近くにグリームがいる可能性がある。見つかる前に助け出さなきゃならない。
このまま助けれれば!
いや…ご都合主義なんてあるわけない。
ズシンと音がした。
振り返ると大きな狼のような姿をしたグリームがいた。
「こんな時に…!」
《ガルル…ウッガゥ!》
グリームは吠えながら突進してきた。
私は回避するも身体を掠めた。
なんで…?
狼は走るだけで周りを破壊しながら突き進んでいた。
衝撃をくらったのかもしれない。
狼は尻尾を唸らせ私を簡単に吹き飛ばしてしまう。
圧倒的だった。人間がこんな怪物にかないっこない。
狼は吠える。その声で私の膝をガクガクと崩れさせ私はしゃがみこんでしまった。
頭の中になんで立てないの!と叫んでいた。自分の身体を抱きしめてわかった。
身体が震えて立てないのだ。
怖いのだ。初めてここに来た時も私はこんな感じだったのだろうか…。
狼は動けない子供を見つけた。
子供もその視線に怯えきって声もだせないでいた。
子供を助けなきゃという意思とグリームに対する恐怖。
あの狼は子どもを食べた後に私も食うだろう。
私は何もできずに見ていることしかできなかった。
狼は私を見た。
結局、私は誰も守れないんだ。
このまま死ぬんだ…。
死ぬことは怖い。けど別にどうだってよかった。
今までそう考えていた。
けどいざ本当に自ら死を意識するとどうだ?
怖い。
死ぬことがじゃない。
生きれなくなることが怖いのだ。
必死でいたのに私は結局誰も助けてあげられない。
助けたいんだ。生きたいんだ。私は願った。怖いけど生きる力を。目の前の子供を助けるだけの力を。
狼は子どもに迫り大きな口を開けた時、私の中で何かが目を覚ました。
狼の身体が吹き飛んだのだ。
私が何かをしたのだとわかった。
見ると私の袖から太い木の根っ子が飛び出ていて驚いた。
狼は起き上がり私を睨み涎を垂らしだしたのだ。
身体を動かそうにも怖くて立てない…!と思ったら立てた。
「え…?」
狼は吠え私に襲いかかってくる。
もう一度私は手を前に出す。
今度は地面の隙間から木の根っ子が伸び狼を叩きつける。
制御ができない。でも今はできなくていい。
私は実感した。これが私の魔法なんだと。
再び狼が立ち上がる。
……本当は箒に乗って空を飛びたかったけど…今は、また今度にするね。
私は手をもう一度前に出す。
木の根は再び動き狼を貫いた。
貫かれた狼は一鳴きしたあと消滅した。
疲れた。ふらふらする…。魔法を使ったからだろうか。
私は…私は魔法使いになったんだ。
心の中に水が湧き草木が生い茂っていた。花が咲きそうな蕾もあった。
瓦礫から子どもを無事に救助できた。
子どもを人が多いところまで連れていった。
ここまでこれば大丈夫だろう。
お礼を言われた。嬉しかった。
「地球に…帰りたいな…」
何気なしにそう呟いた。
その時、他の場所で歓声が上がるのが聞こえた。誰かが残りのグリームを討伐したらしい。
よかった…。
「帰ろ…」
どこに?……わからないや。
ふらりと私はその場に倒れ気を失った。
目を開けると北の国にいた。
誰かが私を運んだようだった。
私が魔法使いになったことは密かに噂になった。
そして私は牢屋に放り込まれることになる。
いやどうして…?と不安になったがどうやら女王が予言が近いようだなとかなんとか言って決めたらしい。
おかげで牢屋の中ではずっとデスクワーク。
つまりずっとお勉強をさせられました。
この世界に来て初めての勉強だった。無理難しい。
けど牢屋の中は正直今思えば牢屋ではなく部屋だったような気がする。
二年間くらいずっと暗殺の任務もなく私は北の国の王族寮で過ごすことになるとは知るよしもなかった。
その二年は悲しいことも楽しいこともあった。
私にとっては大事な時間だと今は思う。
考える余裕ができると自分の故郷、地球のことも考える。
といっても、向こうが何年経ってるのかもう覚えていないし自分の年齢も曖昧だ。
鏡を見てもまぁ幼いなぁとも思うから幼いのだろう。
パトリシアと茶をする機会があった時は口から心臓がでるほど緊張した。
魔法使いになって魔法魔術を学ばなきゃならないこともあったからこそわかる。
私にとってパトリシアは憧れなんだと。
ぶっちゃけ穏やかな日々だった。
私の中にあった乾いた心はすっかりどこかに消えて無くなっていた。
魔法使いになれて私の心は変われたんだと思った。
地球に帰る方法を探そう。それが今の私の目標だ。一生見つからなくても構わないから何か大きな目標を私は掲げていた。
時々グリーム退治はするがまぁ段々慣れてきた。
そんな巡り回る時を過ごしてた時だ。
四つの国を繋ぐ中央の塔に光を放つ巨大な穴が現れて世界は大混乱に陥った。
長きに渡る国同士の討論と口論の末、全ての国は協定だけ結んでいたがついに和平を結び、巨大な穴へ突入することを決め大勢の魔法使いが調査に行くことになった。
その中には私もいた。
そして突入した穴の先は、美しく輝く青の世界。
地球だった。
私はこの時、泣いた。
帰ってきた。帰ってこれたんだと。
綺麗な青空に、様々な香りのする風。
私は今、帰ってこれたんだ…!。
そして今_______。
キーンコーンカーンコーン。
「ほら真七!チャイム鳴ったよ!」
「あ、待って!まだカレーパン食べきってないの!」
「えー次の授業遅れるよー!」
チャイムが鳴り響き友達の声が聞こえる。
私は今、森宮学校中等部三年生です。
今はとして魔法国で過ごし地球では何森真七として暮らしている。
実家帰った時はそれはもう驚かれました。
予想はしてたけど、両親は歳を取ったなぁと思う。
祖母であるおばあちゃんにもう一度会えたことが何より嬉しく元気そうでよかった。
ただおばあちゃんはあまり見た目が変わっていないからもしかしたら魔法使いなんじゃ?と最近考えてる。
実家から学校に通いたかったけれど実家から学校は遠いから今は学校が設営しているマンションに一人で住んでいます。
お金持ってるよねぇ森宮学校。
そういえば…… 結局あの時、私を助けた魔法使いは誰だったんだろう。
もしかしたらこの学校にいるんじゃないだろうか?
ふと、そんなことを考える。
……叶うならお礼が言いたい。
あの時、助けてくれてありがとうございました、と。
「ちょっと~!ほら!グラサン女飛んでくるよーー!」
「あ!うん!今行くね!」
とりあえずこのままじゃ怖いグラサン女に捕まり指導される!
私は無理矢理食べ切り、紙パックジュースを飲み干し校内に戻り走りだす。
走り出した勢いで葉と花びらが宙を舞い踊る。
それは私の心を映すようにくるくると元気に舞っていた。
End
ここまで読んでくれてありがとうございます。
今回は異世界に視点を置いてその視点を見る主人公の物語になりました。
視点がだいぶ違うので普段の四人、巫凪龍太や桜カオル、パトリシア・ユピテル、余語志郎との主観も人生観も違うと思います。
今回この主人公として登場した何森真七の紹介をしていきたいと思います。
何森真七
通称マナ
年齢15
中等部3年生
最終覚醒魔法
世界樹の命
魔力から植物、花や樹木を生み出し支援や攻撃を作る。
といった感じですね。
では今回はここまでです。
また近々番外編をあげる予定です。お楽しみに。
ここまで読んでくれてありがとうございました。




