6章act4 夏休みなのに学校とはなかなか世知辛いっスね
6章act4です!おまたせしました。
最近ほんと寒い雪でも降るんじゃないかと思いながら物語書いてます。
北国はもう降っているみたいですね!
寒いならいっそ!いっそ!雪!降って!積もって!!なんて思います。
11月ももうすぐ終わってしまいますねぇ~。
ですけど物語は夏なんです!暑いんです!
カオルの魔法についてだ。
彼女の魔法は光と風のはずなのだが、ただ光と風であるのか。
「まぁ、聞きに来るわなそりゃ」
と葉山は言う。
「実際俺もわからないんだよなぁ。とまぁ、これ見てくれ」
と葉山はデータを見せた。
「??これって相性テスト?」
「の個人パラメータだ。一応生徒全員分まぁ脳波やらΩやら他にも健康診断がてら、取らなきゃ政府がうるさいからってことなんだが、これは桜のフレームな」
「マイナス15%、これはあの時のか」
「お前と桜がこの数値を吹き飛ばしたから気にならなかったんだがリンク率じゃなくてここ」
「魔力演算立式…?」
「難しい話すると俺達は魔法やら魔術とか使う時、何だかんだ身体とか頭使ってたりするんだよ。超能力とかいたら、そういう連中とも互角に戦えるが…例えば、超能力なら自分の能力を使うとき演算は脳で行い発動って感じか…。魔法の場合、自分の身体に流れる魔力を使い、自分の持つ魔法を放つ。魔術はこれ俺は詳しくないんだが術や式を空間状に描いて自分の魔力を流して魔法と同じような力を使うとか。この魔力が俺らの脳…みたいなだ。これ詳しくはパトリシアにでも聞いてくれ」
「にしては詳しいっすね」
「まぁ気にするな。桜の魔力演算立式をパラメータにするとだ。これなら分かるか?」
「え、こんな尖ってんの?」
カオルのパラメータはブロックグラフにしたら、盛大に一点に延びていた。
「そうバランスとかお構い無しにな」
「悪いのか?」
「一概に言えんけど、尖ったほうがいいって話もある。ともあれここまで尖って他があまり伸びがないと、ただの魔力式じゃないんだよなぁ。桁がすごいし」
「…」
「この指しているグラフには身体と脳波を表してる、いわゆる資質だ。桜はこの膨大な魔力に耐えうる身体と才能がある証だな」
「とりあえず自分の魔力で身体が壊れたりは、ないんだな」
「ないな。あったら今頃桜はもたないはずだからな。しっかしこんな魔力はなかなか珍しいのはたしかだ」
「そうか」
「最近のお前はイキイキしてるな」
「俺が?」
「ああ、ここに来る奴は大抵何か悩んでるだろ。お前もそうだ。辛いのは何も自分ばかりじゃない」
「…そうだな」
魔法の発露は、人間の心に大きく影響しているものが多い。
「お前は大人びてるようでまだ子供っぽいからなぁ。将来桜が苦労するだろうなぁ」
「んな!?」
~~
葉山のところをあとにして、俺は考える。
「とりあえずカオルの出身地とか聞いてみるか…」
「あ、巫凪さんだ!」
と、ヒュッ!と目の前に立ってきた。
手にはカメラを持っている。「あ、はじめましてッス!壁新聞部の本郷亜子と言いますッス!」
「お、ぉう」
「チーム巫凪さん!夏休みなのに学校とはなかなか世知辛いッスね」
いやお前も学校来てるじゃん。
「いやぁ、北朝鮮のミサイル失敗号外も出したいんッスけど、でも日本は今星降る夜ブームじゃないですか!是非とも何か一言!」
そういえば北朝鮮、実験失敗で大被害がとか犠牲者があったとかあってしばらくは大きな行動はできないとあったからな…。
「巫凪さん!」
「ああ、そうだなぁ。見るのは二度目だから楽しみだね」
「ありがとうございました!」
とヒュ~ッと去っていった。なんだったんだ。
「龍太」
「今度はなんだよ?ってなんだ紗奈か」
「なんだとはご挨拶ね」
「いやだって、お前がここにいるの珍しいから」
「こーくんに会いに来ただけよ。あんたも用事があったんじゃないの?」
「まあな。もう済んだけど」
「そうなの?」
「おぅ」
「そういえばカオルちゃんの魔法見た?」
「ああ、今だってそれを調べてた」
「そっか。あれを大勢が見たのは間違いない。どのくらいやばいとかわかんないけどあたしも何かあれば手伝うからね。友達だから」
「助かるよ」
と俺は返して紗奈も歩いていった。
~~
カオルは出身は東北だと言っていた。東北にはかつて大きな地震があり、かなりの被害になった。
ちょっと調べてみるか。
図書室に行くと「巫凪くん?」
と会長とあと二人がいた。
「あなたが噂の…。どうも結城早苗です生徒会四番です。噂は聞いています」
髪が明るい碧の色をしただけでどこにでもいそうな女の子だ。特徴なのは、誰にでも敬語な部分があるとことか?。そしてもう一人。
「…こんにちは。"久しぶり"巫凪くん。この前の図書の手伝い、チームで手伝ってくれてありがとう…」
と眼鏡をかけたこの地味な人は図書委員で生徒会12番を務める遠近千咲だ。
「ども、生徒会が三人って珍しいっすね」
「勉強だよ~」と会長が言った。
「月島さん、成績いいじゃないですか~」と結城が言う。
二人は他愛ない話をしているが、
「…巫凪くん、今日はどうしたの?彼女は…?」
結城は図書委員として今日はいるのだろう。他愛ない話をしてる二人にはあまり混じっていなかった。
「カオルは今は一緒じゃないんです。夕方から会うけど。…東北について調べたいんです。あと彼女じゃないです」
「…。…わかった。でも…そんなこと彼女に聞いたほうが早いんじゃ…」
「…うん、まぁ…」
「…ごめんなさい…軽率だった」
「いえ」
たしかに聞いたほうが早い。だけど俺はそこまで踏み込む力を持ってない。
重いけど薄っぺらい。薄っぺらいけど重い。
俺はどうやらまだ…
「…まだ"境目の世界"にいるんだ…?」
「……いえ別に」
この話は正直したくない。自分のことだから。
今はまだ、いい。
ちなみに遠近には、心の声がわかる魔法が使える。
結城は陣を操るらしいのだが…、
「…あった」
「??」
「…このあたりが、そう」
「ありがとうございます」
「…うん、なにかあったら、呼んで」と言って遠近はカウンターまで戻っていった。
俺は作業に入ることにした。
どうやらあそこには津波の進行を予知した社があったとか。そしてあれには不可解な点が多い等あった。
魔法の世界の界隈では、この災害について東北冥震災、通称、"虚空震"と書かれていた。
地面が揺れるのではなく空間が歪に揺れることで被害は甚大なものとなる現象だ。
魔法という言葉が言われるようになった現象でもある。
「そもそも青の世界っていつから魔法ってあったのかしら」
「ッ!??」
俺はびくりとし声を掛けてきた人を見た。
「なに…?龍太、そんな怖い顔して」
そこにはパトリシアがいた。虚空震は魔力やら力の振動で起きるいわば反射だ。
それが自然で起きるのは異常でもある。つまりこれを引き起こした本人は…
「その表情は私にはともかくカオルには見せないことね」
「…。パトリシアはどうしてここに?」
「貴方が調べものしてるって聞いたから、珍しいと思って」
「なるほど」
「同じもの調べてるようね」
「どういうことだ?」
パトリシアは自分がなぜこの世界に来ているのかを話した。
「…それが総合調査部の仕事の一つ、か。なるほどな…もしそれがカオルならどうするんだ?」
「私としてはもしじゃなくてカオルだと思うわよ。どうもしないし、いつもどおりよ。そもそも魔法のせいであって誰一人悪い子はいないわよ」
「…カオルは自覚はあるだろうか」
「ないわね。魔力は記憶してるでしょうけど」
俺は、その言葉に言葉を失った。
いずれ思い出す日が来るかもしれない。
もしそうなったら再び冥災が来る可能性がある。
そうなったら…パトリシアはカオルを…?
「そうなったら全部貴方に丸投げしてあげるわ。だから精々力をつけておくことね」
「…。天才魔女に言われると耳が痛い…」
言うとパトリシアは笑った。
「この話はいつか、できたらいいわね。それじゃそろそろ行くわね。このあと志郎と特訓の約束があるの」
と言ってパトリシアは図書室を後にした。
だが裏を返せばパトリシアは何があってもお前に任せると言ったのだ。恐らく害とかあれば殺害をしろとか指令だってあるはずなのに。そこは素直に任せてもらおう。
パトリシアは魔法の世界の人で、かなり人間味のあるやつだ。
あいつもここまで来るのにいろいろあったんだろうな。
なんとなしにそう思った。
~~
ちなみに俺たちもカオルと二人で特訓するのだが、
「おや?巫凪君じゃないか。君とはよく会うね」
ファルシと姫野がいた。
「特訓相手の説はありがとうございました」
「いやなに、構わないさ。魔法はどんどん発展していくものだからね。ついさっきまでは桃と星降る夜の話をしていてね」
「桃が最後に見たのは数年前の夏…」
「そう、あれも魔法に関連があってね。数百年前にもヨーロッパで星は降った。そこからきっかけのように続く人類の進化。すばらしいことじゃないかな?」
「……桃もそう思う」
「だろう?僕はね。今の青の世界は行き詰まっているように感じているのさ」
「行き詰まっている?」俺はファルシの言葉に反応した。
「そうだとも。僕達は特別な力を得た。それは超能力にも等しく科学だけで統制された力でもなく、この世界と真逆な力、魔という法や術をね。でも政府からはテロや他国の政府外からの介入を防ぐために隠匿やら防衛を上手くあっちとやることばかり」
「魔法使いは海外からしたら喉から手が出るほど欲しい…道具…」
「そう。買収やら拉致は昔は無くはなかったからね。魔法使いは女の子ばかりだから、男からしたら堪える話さ。最近だと力のある魔法使いが増えてるから、介入があっても返り討ちにできたりするんだけどね?。
この間の核ミサイル国だったかな?あそこが失敗しただろ?魔法の介入の実験をさせてみたのさ。実験は成功だ。そう、この国は魔法が当たり前になる時代が来ている。それなのに手段は保護や隠匿や防衛だけ。僕はね、そろそろこの波に乗りたい。
アカシックレコード…全ての理があれば、この国を、世界を変革できる。パラダイムシフトをね」
「アカシックレコード…」
余語が前に言っていたあれか。
「話…わかる?」
姫野が俺を見て言った。
「いや壮大すぎて」
「君はそうだろうね。君は僕ほどまだ長生きをしていないから」
「ファルシ先生は長話長い…」
「たしかに桃の言うとおりだ。僕の話はつい長くなってしまうね。僕の特別だけに話すつもりが巫凪君にまで話してしまった。君は話をさせる才があるのかもしれないね。僕にとっては脅威だよ、やれやれ。では行こうか」
と言って姫野も頷きファルシと一緒に歩いていった。
~~
「あの先生、そんな話をしてたんだ」
とその話しをしカオルは、ふむふむと背伸びしながら頷く。
特訓を終え俺とカオルはのんびりしていた。
「アカシックレコードって前に志郎くんが言ってたやつ?」
「そうだ。この世界のどこかにあるらしいな志郎の話しだと」
パラダイムシフトとかどうとか言ってたけどな。
「意外とこの学校にあったりして!」
カオルがキラキラと表情を輝かし言ったー。
「んなまさかぁ」
……ありそうだわ。と一瞬でも思ってしまった。
「魔法だって最初からあったわけじゃないもんな」
「そうだね!」
「カオルは魔法いつから芽生えてたんだ?」
「わたし?なんだろ…あるって言われて初めてそうなんだ~ってなったから」
「覚えてないのか?」
「うん、多分。でも…」
「でも?」
「青色っぽいイメージがあの時から、全てを飲み込めるような蒼い…」
ドクン…と一瞬周りが唸った。瞬間、俺は咄嗟に防御を開いた。
「カオル!」
「!?」
「大丈夫か?今何をした?」
「え?あ、大丈夫、だよ?って、え?」
カオルの周囲は、枯山水みたいな模様の形みたいに地面が裂かれていた。
「これわたしが?」
「無意識に魔法を使ったんだな。あまりきにするなよ」
「うん…、龍太くん怪我は?」
「なかったよ、大丈夫だよ」
「よかった。でもこれどうしよう」
俺はうーんと悩み、とりあえず地面にプレス魔法を掛けて戻しておいた。
「おお、地面戻った!」
カオルははしゃぐ。
「これでよしだな。とりあえず戻るか。星降る夜の見る場所、校外らしいから準備しようぜ」
カオルはちょっとまだ俺が心配なのかチラッと上目遣いに俺を見て頷く。
かわいいだろうが。
こんにちはこんばんはおはようございます。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
早速いつものネタバレですが今回はカオルの魔法についてのお話と星降る夜の前を過ごす人達を書かせてもらいました。
今回三人、登場人物が出てきました。
高等部一年壁新聞部所属、本郷亜子。
高等部二年生徒会四番、結城早苗。
高等部二年生徒会十二番、遠近千咲。
この三人です。
だんだんと森宮学校が誇る生徒会が着々と登場しています。
書いていて人数多いなぁと考えたりしますがいろんな人物の魔法や話しがあるのは良いなと思ったりしています。
今回はここまでです!
次回は星降る夜当日、6章act5です!
ありがとうございました




