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チートがほしかった。

髪陶工です。

前が見えねえ。

ただいま俺、正義は顔をへこませながらホワイトボードの汚れを取っていた。

くっそなんでマジックで書きやがった。専用のペンで書かないと後が残るに決まってんだろうが。

しかも、俺にそうさせた犯人は今も悠々とソファに座りながらくつろいでやがる。

「そういえば、君どんな力がほしい?」

「なんだよいきなり、今仕事中で忙しいんだが。」

「それじゃあ、その仕事適当なところで切り上げてくれない?」

お前がやれって言ったんだろうが・・

しかしそういわれたので、すぐに仕事をやめソファの前に座った。

「で、力が欲しいってどういうことだ。」

「正直に言うと今から君についてきてほしい場所は、危なすぎる。初期レベルで魔王を倒しに行くようなものだ。死んだばっかりの君に言うのもなんだけど、このままだとただの自殺行為だ。だから君に、何か力をあげようと思ってね。なにかほしいものはある?」

そういきなり聞かれても困る。だがこれは、今から行く世界で危険に対処するために絶対必要なものだ。だからじっくり考えなくては。












そう思って、いったいどれくらいの時間がたったのだろうか。

「ねーーまだーー暇なんですけどー」

おっと、時間をかけすぎた。でも今から言うものだったら。きちんと危険に対処できるだろう。

「もう決まったぞ。」

「ちょっと考えるの長すぎない?まあいいや。君はどんな力が欲しいんだい。」

俺が欲しい力それは・・・

「絶対安全領域から一方的に相手を攻撃できるやつ。」

「却下。」

なんでだ・・・・

いいじゃないか、俺は命の取り合いとか一度もやったことのないパンピーだぞ。

それぐらいサービスしてくれたっていいじゃないか。人間だもの まさを

「君、私のおもちゃだってこと忘れてない?なんでそんな一瞬で終わるような力を与えなくちゃならないの。今どきのチート主人公だってもっと謙虚だよ。そもそもそんな力与えるぐらいだったら一人でやるよ。」

あーあー聞こえなーい。俺、都合の悪いこと全部聞こえなーい。

「最低だな君は!」

ナチュラルに人の心を読むな。


「もう適当に力与えちゃうね。」

そう彼女が言うと。いきなり近づいてきて

「チクッとしますよー。」

スーツからナース服に変身して、おいちょっとまった。それは子供のころ嫌っていたもの。

病院での恐怖。鋭い痛みが腕にきて、泣いてしまったことが何度もあったもの。

そう注射器だ。普通の注射器なら怖くない。だが今見えるそれは明らかに大きすぎる。軽く二メートル近くある。それを彼女は振り回しながら、思いっきり頭に「まった、待ったそれ大きすぎアーーーー」

ぶっ刺した。

イッタこれすごくイッタ、すげえ頭がジンジンする。しかしそれと同時に体の奥底から何かが湧き出るような感じと、腕にすごい熱さが来た。

「聞こえてるー生きてるー?あっもう死んでるか。今君に与えた力はとりあえず身体強化だよ。まず動いてみて。」

そういわれて素直に俺はそこから走ってみた。全力で、

すっげー全然違う。三十分以上走ってるが疲れが全く来ない。

「ひたすらその場でぐるぐる回り続けておもしろい?」

おう。

「それともう一つ君に与えた力があるんだ。ちょっと右腕伸ばして。」

こうか?

「そうそう、次に右手首を左手でつかんで」

それで次は

「最後に思いっきり力を込めてこう叫ぶんだ。」

彼女は息を吸い込み大声で言った。

「ウイルスバスターってね!」

だせぇそうついつい思って顔に出してしまった。だがしかたがないのでそうつぶやいた。

「ウイルスバスター」

すると右手のひらから赤い光が飛び出してきた。

くっそ反動が思ったよりも強くて右手がいてえ。

「ねえ、そんなに名前がいやだった?」

明らかに不満そうに言ってくる。

「ああ、だせえ」

すると彼女は何かの板を取り出して。

「じゃあ、何がいいの?今からいう名前で技を固定させるから。」

そういわれたから、俺は右手を彼女のほうに伸ばし、左手で手首につかませて、思いっきり言った。

「くたばりやがれ!“!」

手のひらから赤い光が出てきて、彼女に思いっきり命中した。

あっすんごいとんだ。


この後ぼっこぼこにされました。

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