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そうだ、東善寺 行こう ♪(BGMはもちろん My Favorite Things ♡)

東善寺さんは、群馬県高崎市倉渕町権田にある曹洞宗のお寺で、小栗忠順公とその養嗣子・又一さまの墓所にくわえ、最後まで主君を守って戦った家臣等のお墓が建てられています。


本堂横には横須賀市から贈られたオグさまの胸像があり、そのお隣には生涯の友・栗本鋤雲(瀬兵衛)の胸像も。

ここに行けば、あの「クリクリコンビ」の雄姿を拝むことができるのでございます。

 いやいや、どうもごぶさたで~す。

 じつは左目を負傷して、しばらく独眼竜状態だったので(つーても、眼帯は刀の鍔じゃないよ! ふつーにガーゼだよ!)、長らく更新できませんでした。


 てなことで、閑話リハビリからスタートして、徐々に現場復帰していきたいと存じます。



 あー、さて、ケガを口実にすっかりダラダラしていたら、ある日、知人がドライブに誘ってくださいました。


 その行先というのが……な、なんと、権田村っ!


 権田村――いうまでもなくここは、最後の幕臣、いんや、日本史上最高の能吏・小栗上野介忠順公オグさまが理不尽な最期をむかえた佐幕派必拝の聖地でございます。


 そりゃもう参加一択っしょ。

 わーい、取材ドライブじゃ~ ♡



 で、ついに来ました、権田村っ!


 ……だが、周辺地域は思ったほど盛り上がっていないような?


 なぜだ?


 ―― ! ――


 そういえば、オグさまを実際に捕まえたのは侵略軍=東山道軍に命じられた高崎藩(藩主は知恵伊豆を出した大河内松平家。当然譜代)・安中藩(藩主は安政遠足で有名な譜代の板倉さん)・吉井藩(藩主は紀州徳川家系の鷹司松平家。親藩)の混成部隊。


 そのうえ、捕縛後は取り調べなど一切なく、烏川の水沼河原で家臣らとともに、いきなり斬首っ!


 その死刑執行人は元園部藩士・原保太郎(長州閥にすり寄って栄達し、アンフェアな方法で蓄財したクズやろー)とも、安中藩徒目付の浅田ともいわれています。


 つまり、幕府から中山道警備の使命を受けて配置されていた上州の親藩譜代藩は、徳川の、というより日本を列強の魔手から守るため奔走していた国家の大恩人たるオグさま処刑に尽力したっちゅーことですわい!


 それに、「あいつ、恭順装ってるけど、けっこうバッチリ軍備整えてまっせ」疑惑のもととなった二千人の暴徒チャチャっと制圧事件は、隣村・三ノ倉で長州浪人・金井壮助が周辺の農民ら二千人を集め、「小栗を討ち取って、徳川の隠し金ゲットだぜー!」とあおって起こしたことでした。


(んな金あったら、フランスに借金申しこんだりしねーよ!)


 ところが、オグさまはこの二千人もの敵を、たった二十人強の歩兵(フランス式調練伝授済み)で蹴散らしてしまったわけです(慶応四年四月四日)。


 この惨敗に近隣の名主たちは平身低頭わびを入れ、捕虜になった村人を引き取っていったのです。


 しかし、このあと名主どもは、

「小栗は七千の大軍(三倍以上も盛りやがって!)を撃破するほどの兵力をもっており、朝廷に反抗するつもりっすよ!」などと、東山道軍に事実無根の讒訴をおこないました。


 権田村以外の周辺村は、オグさまにあらぬ疑いをかけるべく仕組んだ薩長のワナにノリノリで乗っかって、あわよくばそのおこぼれにあずかろうとしたんでしょうな。


(なるほど、ハメた側だったんだ……そりゃ声高に「オグさま」唱えて地域活性とかできんわな。それでイマイチ盛り上がってなかったのね、ふむふむ)


 で、悪の巣窟=東山道軍にしてみれば、事前にシナリオを描いて工作員を潜伏させていたわけで、あとは会津に避難しようとしていたオグさまを、権田村の農民を人質にして逃亡を阻止し、捕縛・斬首と計画どおりサクサク進めるだけでよかったのです。



 かくして、日本の植民地化を水際で防いでくださったばかりでなく、その構想が明治政府に丸パクリされたほどの偉人&国民的英雄・小栗忠順公は、慶応四年閏四月六日(1868年5月27日)、罪なくして斬られ……、



 あー、オグさまーーーっ!


 なぜ、こんな数百年にひとりの逸材を……バカやろー!



(ええ、河原でも東善寺の墓前でも涙腺完全にぶっ壊れて、バカみたいに泣きましたともさ)



 そして、号泣後は東善寺のご住職から数々のオグさまエピソードを熱くご披露いただき、佐幕派的多幸感につつまれ、帰路についたのでした。



(でもね、佐幕派じゃなくても、東善寺は楽しめるんだよ。オグさまラブのご住職が自腹で集めた遣米使節団一行の新聞記事や、アメリカ海軍造船所で手に入れたネジ、ポーハタン号の模型とかあって、眼福の嵐ですぅ~!)

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