十一話のようだ。
「ヤッパリか~~~~~~~!!!!!!」
「なんで二回言ったのでしょう?」
「俺がそれだけ叫びたかったということだ」
まあ、確かに悪魔と人間を一緒の常識で考えてはいけなかったな。
相手は悪魔だ。
そういえば悪魔だつた気がする程度なのだが…
悪魔だった。
殺しても………………ハッ!!
なんて物騒なことを考えてしまったんだ…
これも悪魔の影響か…
いや、俺の知り合いの影響か?
俺の知り合い(笑)は……まあ、不良だ。
そいつは自称正義の味方である。
まあ、つまりは中二病である。
うん?
俺の知り合い中二病多すぎじゃね?
俺は……今日まともじゃなくなったかも…
「そんなことを考えても仕方ないか」
ちなみに、お好み焼き作っている途中。
「どうかしましたか?」
「お前のせいでいろいろと面倒くさいことになったということだ」
「ご、ごめんなさい…」
「まあ、もういいさ。諦めた」
「すいません…」
「もう、いいって」
「はい…」
もうそろそろひっくり返すか。
「よっ…」
「おお…!これがお好み焼きというやつですか…」
「悪魔は食べないのか?と、いうか作らないのか?」
「はい。そもそも食材が違い過ぎます」
「ほう…。どんなものがあるんだ?」
「例えば小麦粉は緑色です」
……………………………
「へ、へえ~。そ、そうなんだな…」
「はい。そういえばキャベツは黒いですよ?」
…………………………
緑色のお好み焼き、見えるキャベツは黒い…
正直食べたく無い。
「俺は魔界の食材は食べれそうにない」
「え?そうですか?
あ、食わず嫌いはいけませんよ?」
「いや、そういうことじゃ無いんだが…」
「??」
「いや、まあ…
お前(悪魔)には分からないことさ…」
「?…まあ、いいです」
「お、そろそろいいかな?」
なんとなく嬉しそうなのが伝わってくる。
表情とかないが…
そんなことより、青ノリあったっけ?
ソースとマヨネーズはしっかりとあったはずだ。
《ピンポーン》
誰だこんな時間に…
そんなことを思いながら玄関に行く。