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【プロットタイプ】感情の起伏が激しいのだ

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


注意事項2

あ、もう良かった。本当に良かった。

本日、大安。~完~

私が気紛れなのは百も承知である。大抵八割の終わりが見えると、飽きてしまう。其れはゲームに置いても、役についても、人生に置いても。だからこそ、此処まで人格を蓄える事が出来ているのだが。


結果は分かりきっていたので、後は死刑宣告を待つだけになった。子の場所を離れる事は不安になるほど嫌だけど、悔いがある訳ではない。だから腹を括って聞いたのだ。

「大丈夫だよ〜。まだ此処でお世話になるよ〜」

そんな緩い一言で、拍子抜けした。そして物凄く安堵した。良かったと、本当に良かったと。気紛れな私の意向を運命が決めて、また遠くに放り出される事も無い。その事だけが幸いだった。

此処で振り返って今の心情を分析する。緊張した時の心の張り詰め方、それが溶けた時の安心感。そして其れをお首にも出さない様な表情筋の動かし方。

私は湿度が高い話が好きだから、今の経験はきっと何処かで役に立つ。そうして八割型分析を終えると、また別の事に思考を巡らせた。


鏡花が帰って来るなり、ベッタリとウザ絡みをされた。普段は共同生活を意識しているのか、夜に騒ぎ立てる事は少ない。だが今日は俺に抱き着き、ガヤガヤと騒ぎ立てる。

「良なったよー!! 本当に良かったよー!! もう死刑宣告受けた気持ちを持ちながら、平然と過ごすのがどれだけ大変だったか。もうストレス分、埋めるために今日は好きな事しかしなぁ〜い!!

スランプ状態の作品は今日お休み〜!!」

鼓膜が破れそうな程の絶叫をしながら、ベタベタと俺にへばりつくので、此処いらで引き離す事にした。

「うぜぇ!!」

首根っこを引き離して摘み上げると漸く大人しくなった。顔にはなんの色彩も浮かんでいない。無表情だった。間違っても先程まで駄々っ子上等に絡んできた輩とは同一と思えない。

「相変わらず感情の起伏が激しいな。何時もそうやって大人しくあれよ」

「興が冷めたからこうしているだけ。また気分上がったらダル絡みするよ。今日は自分を甘やかすって決めてるから」

鏡花は気紛れです。

一分一秒、心の形がコロコロ変わります。

無になったと思ったら、いきなりぶち上がります。

だからこそ、役の習得もそこまで苦労してません。

気紛れだから、その気分に持っていくのは、割と容易い。


其れでもその全てを表情に出してる訳じゃないんですよ。

時と場合を考えて、抑える時は抑えます。

其れこそ役者のように、仮面を被ります。


でも今回は抑えられなかったので、感情と行動が一致してます。

テンション爆高、ダル絡み。そうしないと安定しない。いぇーい!!

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