291季 Four room、みんなと一緒に
「10時30分だ!2次会の準備はいいか!」
「おいおい…集合かけられたけど…」
「司会のテンションが高いわね…」
「今日の司会は!成田美空と!」
「水澄李衣菜だ!」
浜大の卒業式は2部構成で、2部は生徒主催の面白い感じの話に変わる。
「今年は…なんと9名ですよ!」
「だったら…あれをするしかないわね!」
「そうだね!キス大会だね。」
「何言ってるの!美空がそんな子だとは思いませんでした!」
「いいじゃん!キス大会だよ!キスをしあうの!」
「…あのね、この学校は廃校しないからさ…二人だけの特別なこともスクールアイドルもしなくていいの!」
「予備案まで…反対…!?」
「というわけで今年は…格付けチェックだよ!」
「それじゃあ早速一問目から行こう!解説お願い!」
「ルール解説を担当する小色あすなです!まぁ、料理を2つ食べてどっちがどっちかを当てる感じです。外したらどんどん服が汚れて…最終的には全裸を公開します!」
「さぁ、卒業生たち、やるの?」
「やるわけないでしょ!」
「お前たち…」
「真音さん、沙織さん、落ち着いてください…」
「さぁ、早速やってみよう!」
「第1問はサバの味噌煮です。缶詰か誰かが作ったやつです。」
「…おい、笑える。これはもうこれだろ。」
「それじゃあ…誰かが作ったやつなのはどれ!」
「Bだよ!」
「正解!ちなみに作ったのは…涼風麗奈さんです!」
「どれかに媚薬混ぜようとしたんですけど…やめました!」
「2問目は…きゅうりの浅漬けです!」
「ほう…これはどうなんだろう…」
「市販の味じゃないよね…」
「それでは…私が漬けたやつはどっち!」
「…Aだろ。」
「Bね。」
「なるほど…学食作った人たちはA、それ以外はBとね…正解は…Aです!」
「うわ…絵の具だ。」
「これ取れないわよ…」
「Bは学食の漬物でしょ。浩介が漬けてるこだわりのやつ!お値段550モイの!」
「確かにあれは美味しいですけど…Aが分かりにくいです。」
「塩気と味は完璧なんだ。でも、使ってる塩が違う。市販の塩の感触があるんだ。」
「なるほど…」
「次は…コロッケ!ソースなしでお願いします。」
「…ふむ。これはそうね…」
「それではスーパーのはどっち?」
「Aで」
「…B!」
「さくらさんはB、他はAでいいですね?」
「はい!」
「正解は…Aです!」
「ひゃ!まだ絵の具です…」
「次の問題に行くよ?」
「問題の主題者を交代するね!」
「あすな。お疲れ。」
「…学食サークルは強敵だからね。」
「任せて…どうも!ここからは松岸みのりのターンだよ!」
「私たちが勝ち取りますわ!」
「4問目は肉じゃがよ!」
「…ぶっふぁ!」
「何これ…誰と何を競うの?」
「どっちが私の作った肉じゃが?」
「これさぁ…分からん。」
「Bで…」
「Aで…」
「なるほど、飛翔さんや京子さんはA、真音さんや雪さんはBと…」
「正解は?」
「A…!」
「嘘っ!ここからジュース!?」
「…というかなんでAと分かったの!?」
「あのね…簡単だよ!Aは飯がまずいんじゃなくてふざけたやつ、Bは本当にまずい奴。」
「みのりさんは料理下手の噂を聞いたことないです。」
「だからA。」
「なるほど…飛翔、京子、葵、沙織にはバレるんだね…」
「それじゃあ次に行こう!」