283季 This truth、この世界のヒミツ
「今日は帰りに西町に寄ったわよ。」
「どうしてですか!?」
「まぁ、私が予約していたものを受け取りたくてね。」
「そうだったんですか…」
「でも、時間あるからサイゼリヤに行こうよ。」
ここは西町。デパートとバスと路面電車の街。
「サイゼも最近できたんだよね。」
「アイレジのころはパロマ風だったのに、いつの間にかポモドーロ。」
「森のきのこのピザも廃止されたけど…代わりに真イカとアンチョビのピザが結構いけるのよ。」
「それ懐かしいわね。卓上の唐辛子フレークをつけると美味しいんだけどなぁ…」
「…私はやっぱりミラノ風ドリアで!」
「半熟卵付き?」
「チー牛じゃないですか!…それ温玉ですけど!」
「あ、普通の?」
「そうです!それと…ティラミスお願いします!」
「食後ね…」
「いえ、食前でお願いします。」
「さくら…それたぶん注文できない。」
「じゃあ、確認とりますね。」
「私決めてない…!」
「とりあえず…雪はカルボナーラ、飛翔はイカ墨、京子がたらこソースでさくらがミラノ風ドリアね。」
「違う!」
「私はカルボナーラじゃなくてパルマ風ポモドーロ!」
「僕はイカ墨じゃなくて真イカのピザ!」
「そして私はたらこソースの小エビマシマシ!」
「そして私はミラノ風ドリア2つとティラミス!」
「さくら増やしたね!?」
「じゃあ真音はどうするの?」
「こうなったらたらこソースシシリー風よ!」
「じゃあ…それで…って待って?みんな学食食べた後だよね!?」
「飛翔もでしょ。粉チーズが無料だからかけすぎないようにね!」
「はーい!」
こうして、頼んでいた料理が届いた。
「いやぁ、美味しそう。いただきます!」
「たらこスパゲッティには粉チーズをかけてなんぼでしょ。」
「かければかけるほどおいしいです!」
「あのね…みんな昼ごはんを食べた後だからね?」
「そうですよ!」
「…ドリア2つにティラミスセットなさくらには言われたくないけどな…」
「ピザは無限だけど…ちょっといらないかな。」
「女子力って何なんだろう…私たまに不安になるよ。」
「私太ってないですよ。」
「確かに、食べても食べても太らないですね。」
「この世界って実はね…能力持ってると消費が早いんだよ。」
「そうなの!?」
「能力を使う頻度は少ないよね!?」
「一説によると…一度に2万から3万カロリーを消費するとか…です…」
「…確かに。そのために食べまくれるのか…」
「そうだ、俺たちは引っ越すの?」
「あー…あの話ね。私たちは拒否よ。絶対に。」
「飛翔さんも反対ですよね。」
「というか、反対しないと結花さんが泣いちゃうぞ?」
「実はこの話、天使会の時に出ててさ。だから反対だよ。」
「それなら…来週の日曜日に魔王の家に行きませんか!?」




