280季 Two room、天使たちの歓迎会
~♪
テレビから朝の番組が流れている。
「おはようございます!今日は2月最初の日…」
「はぁ…今日は天使会…」
「そうだな。2月名物人事異動…と言いたいところなのだが…実は本日はそれも兼ねてお話をしようと思う。」
「どうしたのでしょうか?」
「飛翔がいない。」
「あぁ、飛翔さんですか?今魅華子とコンビニでお菓子買ってますわ?」
「あ、そういえばそうだったわ。」
「今帰ってきました!」
「魅華子はどうしてセグウェイしかないんだよ…」
「車をビックリモーターに頼んだからよ…」
「あー…ってそんなところに出したの!?」
「だって車検場が遠いんだもん。」
「中町の車検場が閉鎖したから今は石森ですし…」
「そう、だから早くしてもらおうとしたら…ボディーがボコボコでエンジンが水没してたわ。」
「警察には通報した?」
「通報したわ。店長は捕まったわ。」
「なら問題ないのでは?」
「新車の補填はまだなのよ…」
「だからセグウェイだけだったのですね…」
「そうなの!」
「ところで新年最初の天使会だけど…やっぱり遥希と美白は遅刻だなぁ!」
「罰則でも作った方がいいのではないでしょうか?」
「…実を言うと美白からは連絡があって…ちょっと遅れるそうだ。」
「そうなんですよ。」
「あ、本人!?」
「そう、飛翔に伝言なの!」
「美白…それ本当?」
「うん!飛翔、この手紙を受け取って!」
「…なんだ?私も見るぞ。」
手紙の送り主は現魔王の神川さんからだった。
「…召集令状?」
「うん。これはこの春から始まる制度なんだよ。」
「これで…どうするの?」
「それはわからない。いちおう3月に召集があるからお伝えしておくね。ところで、人事異動はどうしますか?」
「ないよ!」
「ないの!?」
「ないんだけど…天使に引き込みたい人が二人いるんだ。」
「え!?」
「その教育は…飛翔と結花で一人。私と魅華子で一人としたい。」
「え!?いいんですか?」
「大丈夫だ、問題ない。では、どうぞ。」
「遥希遅れてたわけじゃないの?」
「ごめん、連れてきた。」
「そして言うの忘れてた。」
「じゃあ罰則は無くなるのですね!」
「そうだよ!あ、自己紹介お願いします。」
「月雪理世です。」
「黒羽千成です。」
「この二人…ですか…」
「何か問題でしょうか?」
「…読み方が分かりにくいかも。確認だけど…りせ?ちせ?」
「確かにわかりにくいですが…」
「この方たちはわたくしの同級生ですわ。問題ないですわ。」
「…流石結花。人を見る目がある。」
「それなら問題ないわね。」
「…それと飛翔さん、あなた引っ越しかもしれないわ。」
「それはないですわ。そうはさせませんわ。」
一体どういうことなのだろうか。




