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265季 試験開始、最後の話


昨日のうどんも、今日のおにぎりも美味しいと言われた。俊ちゃんはお金を支払い忘れて朝のチェックアウト前に払っていた。そして今日は最終試験だ。合格発表は4日後だ。


「4日後…って31日じゃないですか!」

「そう、つまり大晦日ってことだね。」

「最終試験は何をするのですか?」

「…最終試験はね…違うな。ほぼ確定なの。」


電車に乗り、大学に向かうこの道も、学生として見るのはあとわずか。そう思うと、見慣れた車窓も少し寂しい気持ちだ。


「最終試験だ。最終試験は…例年なら面接や能力を見せるものだ。しかし、今年は不祥事が多すぎた。よって、この不祥事を止める方法をみんな出してほしい。」

「具体的な不祥事をお話しします。1次試験にて受験者同士の喧嘩により2チームが繰り上げ、1次第1試験では他チームの意見を真似したとして失格など受験者80人中10人失格、1次試験では替え玉受験により試験官一人を解雇し、受験者70人中4人を失格としました。そして残った66人中ここには33人の2次試験合格者がを呼びました。」

「ここからは、皆さんの意見を聞きたい。全員を合格にさせたいので…お願いする。」

「まずは長光大学の合格者、お願いします。」

「はい、私が長光大学のトップの神野宙夢だ。不祥事を起こさないためにはやっぱり僕を事務局長に…」

「次。」

「長光大学の本田隆です。そうですね…やっぱり何もしないのが」

「次。」

「…誰もいないのか…?じゃあ、浜中大学の皆様お願いします。」

「浜中大学の神崎飛翔です。この不祥事を繰り返さないために、まずは事務局にも学生を数人入れたり、他大学との連携をした方がいいかと。」

「…学生とは?」

「浜大には生徒会があるので、その人たちを…」

「次。」

「浜中大学の倉田真音です。不祥事については今回起こってしまったことなので仕方ないです。繰り返さないために事故の調査委員会を…」

「次。あ、大学名大丈夫だよ。」

「蟹江京子です。やはり不祥事ということなので悪いことですが、その悪いという気持ちを持つべきかと…」

「次」

「星野雪です。やっぱり運が悪かったですまさないようにしたい…」

「ごめんね。次。」

「水窪さくらです。事務局を生徒だけで運営すべきかと」

「次。」

「森中早苗です。私も、他大学の連携が重要だと考えていました。」

「そうですか。次。」

「小鳥遊葵です。質問ですが、悪いことをして罰するのはどうしてですか?」

「そこを突いてきたか…それは悪いことをしたからであって…」

「罰するよりも運営側も見直すべきではないでしょうか。」

「…分かった。次…」

「内山ひなたです。やっぱり…うぅ…やっぱり…」

「ゆっくりでいいですよ…」

「やっぱり事務局の制度を見直すべきかと!」

「次。」

「夜ノ森沙織です。まず事務局というより受験者側にも意識してみましょうか。そのあとで…」

「…ごめんなさい。ありがとう。」

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