261季 聖なる夜の秘め事、矢文と九条ネギ
雨は夜更け過ぎに雪へと変わったが、クリスマスは試験でつぶれてしまった。聖なる夜な今日、民泊「みんなの広場」はリニューアルオープン…という名のオープンをした。
「おかえりなさい!…なんだ飛翔さんですか…そこの2人は?」
「涼風麗奈と申しますわ。」
「内山ひなたです!」
「え…涼風さん!?もしかしてお姉さまって…」
「青葉姉さまですか?それともみどり姉さまですか?」
「あぁ…お金を取るべきか迷いますわ~」
「お金なら払いますわよ?明日2次試験ですし。」
「結花さん…どうしたの?」
「涼風みどりさんは…わたくしの師匠です…」
「…もしもし初音さん。涼風麗奈さんがうちの民泊に…」
「あぁ、事態は把握した。大変なことになった。そちらに行きたいが、今日は無理だ。今度涼風みどりさんと会食するから、その時に伝えておく。じゃあの。」
「…とりあえず、101号室にお願いします。」
「あ、私も泊まるわ。」
「ひなたさんと麗奈さんは101号室、真音さんは102号室にお願いします。それと、夕飯は19時から23時の間で、朝食は6時から8時の間でお願いします。宿泊代は一人10000モイでお願いします。」
「わかりましたわ。」
「…まぁいいわ。私一人部屋なのね…」
「…この部屋、いいですわね。清潔感と言い、雰囲気といい素晴らしいですわ。」
「麗奈さん…!」
「それじゃあ早速…くんずほぐれつでも…」
「麗奈さん!?」
「実は今…わたくしとってもムラムラするんですよ。」
「…それを言うならムシムシするじゃないですか?」
「いいえ、女の子の“自主規制”をわたくしが“にゃーお!”して…あなたの“…卵みたいな♪”顔を見ながら今度はわたくしの“ちょっと京子さん…このあとの自主規制音がないんだけど…あ、そう”…」
「や…やめて!…んぁ…」
「それにしても、この部屋綺麗だわ。シェアハウスが基になったとはいえ、少しだけ手をかけるとこんなに変わるのか…なんで隣の部屋から喘ぎ声が聞こえるのよ!こうなったら…!」
「…あ、矢文だ。本当に来るなんて。それにしても何があったんだ…って、真音!?」
「これを101号室に投げたいんだけど、許可してもいい?」
「…それは結花さんに…ってどうして!?」
「…ダメよ、この映像はまるで新手のAVよ!」
「…投げることをさぁ…許可できない僕を殴りたいよ。」
「心中お察しするわ。結花さん、お休み。そして晩御飯は私が作るわ。飛翔も手伝うでしょ?」
「そうだね。」
そして完成したのは…
「チキンのピザソース焼き、魚の香草パン粉焼き、野菜焼きそば、あとはこんな感じでいいの?」
「ありがとう。結花さんがレシピ残してくれて助かった!」
「おはようございますわ…ご飯作りありがとうございます…101号室さん、夕ご飯ができましたわよ…おい。これはなんですか?」
「結花さんが怒るの初めて見るわ。」
「僕もここまで怒るのを見るのは初めてだわ。」
「ふざけたことしないでください?ひねり潰しますわよ?」
「申し訳ないですわ!あ、ひなたちゃんは気絶しましたわ。なんででしょうね。」
「おめぇのせいだよ!」




