257季 民泊に変わる、変わる変わる季節の中で
「昨日はお楽しみでしたわね。」
「あぁ、散々だったよ…結花はどうして肌がすべすべなの?」
「それは飛翔さん…やっぱり抑えられなかったんですよ!」
解説なんてしない。秋の日は寂しくなるから添い寝したんだろう。それだけだ。中秋の名月を見れなかったが、それよりきれいなものが…もういいや。
「そういえば、ハロウィンってあるじゃないですか。」
「もう過ぎましたわよ?」
「文化の日…」
「もう過ぎましたわ。」
「文化祭は終わったの!?」
「終わったんです…学食コンテストも全て終わりましたわ。」
「今日の学校は?佳奈は?」
「佳奈は残念なことに一人暮らしを始めました。学校は今日は休みなんです。」
「僕も今日は休み。このシェアハウスはどうしましょうか。」
「…そうですわね。もう住む人もいないのですよ。」
「そうだ、民泊を始めまよう。」
「民泊には旅行業法が…」
「必要ですわ?…大丈夫、僕とってきたから。」
「え!?」
「旅行業務取扱管理者でしょ?僕それとったよ。」
「…わたくしも一つ資格があるのですよ。」
「もしやそれって昨日の報告で話したかったこと?」
「そうですわね。」
「実は…調理師だけじゃなくて栄養士の資格もゲットしたんです。」
「管理栄養士って結構すごいじゃない。」
「ありがとうございます!」
「さて…ここを民泊の舞台にするとなると…」
「まずは防災設備ですね!消火器も火災報知機も問題ないですわ!」
「次にアメニティ類…あとでドンキに行こう!」
「あとは近所への周知…まず隣のアパートからですわね…」
「今から行ってくる!」
実際に行ってみた
「民泊ねぇ…いいんじゃない?苦情があるならそっちに矢文を投げればいいのよね!」
「いや普通に来いよ。」
「民泊やるんですね!宿泊客への苦情は…」
「苦情出さないように頑張ります!」
「お久しぶりやね。飛翔はん。」
「光さん!」
「まぁまぁええよ。苦情はねぎを持っていけばいい?」
「九条ネギやんけ。出さないようにします!」
「…ということで…アパートの大家にも許可もらってきました…」
「待ってください!問題しかないですわ!」
「あ…」
「そうですね。苦情は可憐にかわせればいいんですけど…」
「民泊はいいですよ。」
「強介さん!」
「朱雀さんは最近民泊ビジネスを始めたので私の方から掛け合ってみます!ちなみに神楽阪地区は宿泊施設がないので始めてみましょう!」
「そうですね。それに…設備の問題はないので受付の方の工事が終わり次第始めましょう!」
みんなの広場はみんなのための民泊施設に変わった。名前はそのままに、もっとみんなとの出会いが増える場所にしていきたいと思った今日この頃だ。




