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252季 学食コンテスト、後夜祭


「ということで、初めまして。宋高大学料理サークル長の豊川沙恵と申します。」

「同じく宋高大学の大淀桃です。」

「こんばんわ。浜中大学の神崎飛翔です。まさか打ち上げに来てしまうとは思わなかったなぁ…」

「やっぱりそうですよね!」

「飛翔!それと宋高大学の方ですか!お世話になります。浜中大学の学食サークル長の倉田真音です。」

「同じく、浜中大学の蟹江京子です。」

「水窪…さくら…です…」

「あ…えっと…」

「本日はお疲れさまでした。ではまたあとで。」

「…あの子たちは可哀想だったわ。まさか身内でこうなるとはね。」


この話は学食コンテストの後夜祭である。いわゆる打ち上げなので、流す感覚でどうぞ。


「君たちが浜大の学食サークル?」

「おいやめろってwあ、きら大の幸崎と銀水です!」

「…先ほどはお世話になりました!」

「…怒らせるつもりはなくてね…その…」

「素直になりなさい、壮。恵斗もあまり茶化さない。」

「さーせん!」

「葉子の言うとおりだ…その…君たちの料理は素晴らしかった。ダメ出しをすることもためらうぐらいにね。」

「しかも、楽しそーにやっててさ、俺たちも本気だったんだけど…いやぁ、正直いって美味しかった。特に、あの和え物がね。」

「そうだな。恵斗の言うとおりだ。しかし、味噌汁に関して…あれは打ち合わせなしだっただろう。もうちょっとそこは考えてもいい気がしたんだ。でも、理由はわかる気がするがな。」

「…そっか。となりの椋木大学に対抗したからか。あそこは楽しくなさそうだったな~」

「本当にその通りだ。料理しているときにいらないのは、叱責と文句と要望なんだよ。それなのに…あの大学は…」

「さすがは幸崎君ね。そうよ。基本ができているならそれはいらないの。でも、あの子たちが怒られたのは…基本がなってないからよ。」

「白梅さん…」

「味付けはごまかせる、忘れ物はどうにでもできる。でも、調理人が遅れてきたらどうするの?」

「…確かに。あそこはみんな遅れてた。先生はちゃんと叱っていたのに、どこか反省してないように遅かったのよ。」

「そうですね。それも怒っていたんだと思います。」

「なるほどね。それは仕方ないよ。」

「この度は申し訳ありませんでした!」

「あなたは…」

「墨染吉乃…君は可哀想だよ。とっても可哀想。持ってる技術はあるのに後輩がやらかす。だから白梅さんも許してくれると思うわ。」

「そうよ。それと、南川先生。本日はありがとうございました。後夜祭は楽しんでください。」

「ありがとうございます!やっぱり一番弟子はやるねぇ~」

「…ちょっと待って!?望愛ちゃんもしかして…」

「あれ、言ってなかったっけ?確かに浜大は初心者だけど、もともと椋木大学で教えてたの。しかも千織ちゃんは私の一番弟子よ。」


まさかの衝撃の事実。まだ夜は終わらない。

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