248季 誰かさんちの、コンテスト会議
「いってきます!」
そう輝く声が聞こえると、佳奈は玄関から飛び出すように歩き始めた。どうやら佳奈も結花も試験に合格した…というのは前にも話したが、手続きの関係で今日から学校のようだ。僕は一人になった部屋でお皿を洗うと、すぐに学校に行った。
「さて、今日からコンテストのためにメニューを考えるわよ。何か考えがある人!」
「私はドラゴンのしっぽの丸焼きがいいかと…」
「京子の家の近くには…メイド服を着たドラゴンでもいるのか?」
「あと学食にするにはコストが高いわよ…」
「それじゃあ…やっぱりクトゥルフの肉を…」
「まともな食材の方がいいわよ!」
「じゃあ私はパスタを折ってケチャップで味付けたものとピザにパイナップルをのっけたやつにして…」
「世界大戦が起きても知らないわよ。」
「あとピザにパイナップルは合わないです。」
「そういう真音は何かあるのさ。」
「私はわかめごはんと…そこしか考えてないわね。」
「それは給食だよ。」
「給食ですね。でも、戦うならそこを主に考える必要がありますね。」
「おかずは…そうね、飛翔やさくら、サーシャあたりにアイデアをもらいましょう!」
こうして、コンテストのメインはわかめごはんに決まった。
「というわけでおかず班隊長に任命されちゃった飛翔です。」
「そうでしたか…」
「…さぁおかずは何にしましょう!」
「ゆっくり考えよう。まずメインはわかめごはんだ。」
「…それなら和風なメニューが合いそうですね!」
「さくらちゃん、ナイスです!」
「そうだね。それなら味噌汁と魚系の焼き物、あとは和え物があれば完璧じゃない?」
「和え物は漬物でも大丈夫ですか?」
「ダメだね。少し塩分が強すぎる。」
「…味噌汁に玉ねぎは入れますか?」
「好きなのかな…?」
「そうなんです…!」
「僕はいいと思うよ。ただ、否定派がいたら悲しいね。」
「本当にそうですよ!」
「わかりました!…ところで魚はどうしますか?」
「焼いた方が味付けは多いと思います!」
「そうだね。それに煮るとなると少し時間がかかる印象があるからね。」
「…私は煮た方がいいと思います!サバの味噌煮なら時短でできると思います!」
「なるほどね。それも相談しようか。」
「はい!」
「あ、お疲れ様!」
「おつかれ!」
「おかずはどんな感じに決まりそう?」
「そもそもコンテストの詳細が知りたいんだけどさ、魚を煮込むのと焼くの、どっちの方がいいと思う?」
「なるほどね。まず魚は焼いた方がいいと思うの。これは味付けの問題ね。ただ、煮つけも問題ないと思うから、本番の食材次第で行くわ。その時はよろしくね、さくら。」
コンテストまで、あと3日。




